…自己紹介@2ch掲示板。
「自己板のカリスマ」と呼ばれる固定ハンドル、ぼうし。
彼は大阪のヤンキー達の間でも「カリスマ」だった。
だがある休日、敵対してるグループ数人に絡まれる。
「仲間だった筈」の奴等は見て見ぬフリだ……。
「はっ、見て見ぬフリするのは何も自己板民だけじゃ無いって事かっ!!」
彼はそう叫び、意を決して勝ち目の無い戦いに挑んだ。
相手は数十人、せめて数人だけでも倒そうと思っていた。その時だった。
「多勢に無勢ってのは感心しねぇな……助太刀させて貰うぜ!!」
なんと、そこらの人は勿論、仲間だった筈の奴等まで見て見ぬフリしてるのに、
見知らずの青年が助太刀してくれたのだ。なんと「熱い」男なのだ……。
今のご時世にこんな奴がいるとは……と、ぼうしは思った。
そしてなんとか不良グループを撃退する。
「何故だ、何故助けてくれた?」とぼうしは尋ねる。男は、ぼうしが持っている買い物袋を指差す。
「俺と同じセーラームーンファンを、見過ごせるかよ!!」
そう断言した彼が、自己板で随一、いや唯一熱い、自己板で随一、いや唯一人の心があるコテ「ブラザースラッシュ」だった。
ぼうしとブラザー……自己板の二大好漢の初絡みであった。