ちょりーっす
スレを乗っ取らせてもらいますよっと^^
作・2時間、校正なしです
ここはとある焼肉屋さん
4人のコテたちがOFF会を楽しんでいた。
まきひと、特厨非FAN、イテ殺、つむりんだ。
ひとりで焼肉屋に入れないまきひとがOFF会を提案した。
「おう、90分間食い放題だから、じゃんじゃん食え」
まきひとがまるでオーナーかのようにふるまう。
この焼肉屋さんはバイキング形式ではなく、注文した肉を
90分間食べ放題という形式だった。
店の中は薄暗く、客はなぜかこの4人しかいなかった。
閑古鳥が鳴いているだけあってアルバイト店員を雇う必要も
ないらしく、店長が直々に注文を聞きに来たり
肉を運んできたりした。
「ここの肉どう?」
イテ殺がサラッと聞く
「んー、可も不可もなくって感じかな
まぁ、中の下レベルはクリアできてるんじゃないかな?」
年に一度、家族と一緒にしか焼肉屋に来れないまきひとが
見栄を張ってまるでプロかのように焼肉を評価した。
「でも、30を呼ばなくて本当によかったね」
そう言うのはつむりんだ。
「うん、30は粘着質だからね(*^_^*)」
「イテ様は僕が守るよ」
すかさずひーふぁんがフォローを入れた。
株を上げようと必死だ。
「はいよ、牛肉2人前ー」
店長が肉を運んできた。
「よーし、じゃんじゃん焼くぜ〜」
まきひとのテンションがどんどん上がる。
同様に30の悪口大会もヒートアップした。
「だいたい、30は昔のことをグチグチ言い過ぎなんだよ」
「イテ様の人気に嫉妬してるんだよ」
「30は俺と同じ匂いがするぜ」
「つむりんは勉強もせずに焼肉屋なんか来てていいの?(^_^;)」
「いいんだよ、最近、世の中のすべての事象に虚無感を覚え始めた」
つむりんは無職期間が長すぎて自暴自棄になりかけていた。
「漏れもまきひとの焼肉スレに小説を投下したよ(*^_^*)」
ひーふぁんが口に含んでいたビールを噴きだす。
「え?え?姫、もしかして…30の悪口小説を書いちゃった?」
「悪い?自己紹介殺人事件やオカルト板のゾンビスレで
漏れをトイレで頃したんだし、これくらいなんてことないよ(*^_^*)」
ひーふぁんは苦虫をかみつぶしたような顔をして考え込んだ。
というのも、ひーふぁんは30に
『他のコテを中傷誹謗するような小説は書くべきではない』と
くぎを刺したばかりだった。イテがそれをやらかしたせいで
30が今後自由にイテを中傷できるような文章が書ける
「大義名分」を作ってしまったことになる。
ひーふぁんは爪を噛みながら思った
この馬鹿はほんと救いようがないな…
元々、ひーふぁんはイテ殺があまり好きではなかった。
自己紹介板では相思相愛だと思われがちだが
当初は敵対関係として扱われていた。
ひーふぁんは「長い物には巻かれよ」の事大主義者であったが
人を見る目がなく、結局「短い物」つまり、マイノリティ派に
ついてしまった。
ここまでくると引くに引けず、ひーふぁんはイテ殺の騎士をすることになってしまった。。
だが、ここでひーふぁんには別の感情が生まれてきた。
愛?友情?
そうではなかった。
ひーふぁんが抱いた感情。それは『ナルシズム』であった。
ひーふぁんは「姫を守る自分」に酔ってしまったのだ。
特に、安定してイテを叩いてくれる30を内心では重宝した。
だが、そんなひーふぁんに誤算が出た。
30が和解協定に応じてきたのである。
もっとも、イテを叩く人はほかにもたくさんいるので
30が叩かなくなってもどうにかなるとは思ったが
イテ叩きの筆頭である30がイテを叩かなくなるというのは痛いことに思えた。
ブボーブリブリブリブリ
焼き肉が焼けるジューと言う音とは別に
何か妙な音がした
「ちょっと、漏れトイレに行って来るブボボ(`;ω;´)モワッ」
そういうと、イテ殺はトイレに駆け込んでいった。
つむりんは顔をゆがめながら
「きたねぇなぁ」とつぶやいた。
「月から来たお姫様か。プ」
まきひとも笑いを我慢しているような妙な表情をした。
―まったく、あんな汚物が姫とはな…
ひーふぁんが脳内でイテ殺の事を毒づく
自己板の建前上、まきひとやつむりんのまえでイテ殺の批難はできなかった。
「まぁ…だれでもお腹を壊すことはありますし^^;」
建前だけのフォローをする。
「さすが、イテ様の騎士だねぇ」
つむりんはそういった。
30との和解協定は「俺が姫の世話をする。だから30はイテを叩くな」というものであった。
約束通り、30はイテを叩かなくなってしまった。
イテにとっては安息の幸せな時間が流れた。
だが、ひーふぁんにとっては違った。
敵もいないのに漏れ漏れほざく電波姫と一緒になれあいごっこをするのはごめんだった。
ひーふぁんは適当な理由を作ると、自己紹介板に来る回数を減らした。
イテ殺はイテ殺で別の病気にかかっていた。
イテ殺は究極の構ってちゃんだった。
高校をいじめで中退したイテ殺にとって自己板は自分のすべてであった。
唯一、自分を認識してくれる場所であった。
2ちゃんねるがなくなったら自殺しようとすら思っていた。
そういう意味では、意味のない資格勉強をして親に負担をかけている
うんこ製造機のつむりん以下であるといえたが根本的な面においては
2人はよく似ていた。
イテ殺にとっても30はいいカモだった
プライドの高い30は少し煽ると絶対、自分のことを構ってくれた。
ひーふぁんがいなくなって寂しくなったイテは30を煽ることで
自己を保とうとした。
不憫に思った30はストレス解消も兼ねてイテをたたくことにしてあげた。
こうして、イテVS30の図式が復活して同じく復活してきたのがひーふぁんだった。
ひーふぁんは「イテを守る。世話をする」と言う条約を自分が先に破った癖に
30を責め立てて30を攻撃した。
ひーふぁんナルシズムが復活した瞬間であった。
ひーふぁんは保険をかけることにした。
イテを守るという名目で火に油を注ぐ作戦に出た。
つまり、イテの悪口を少し言った。あるいはイテに反目するような行動をとった
それだけの行動で謝罪を求め粘着しそのコテがイテを嫌いイテを叩くように
仕向けたのだった。これはひーふぁんにとっては別の意味でも好都合だった。
たとえば、名無し潜伏などの工作活動でイテを叩くように仕向けたら
たとえ、それがばれなくても自分の「姫を守る」というナルシズムには
反する。言ってしまえば「部屋を掃除したいから部屋を散らかす」ようなものだ。
だが、イテを守るという作業の上でわざと火を大きくするのであれば
それには当たらない。「部屋をかたずけようと思ったけど余計に散らかった」だけだ。
こうして、いまの自己紹介板の状態はできたといえる。
その分、ひーふぁんは30のことが苦手であった。
30はひーふぁんの思惑に気付いている上に、条約を破ったことを責められると
申し開きできないからだ。30はOFF会には出席しない主義なので実際に
あったことはないが、ひーふぁんにはとてつもなく怖い存在に思えてならなかった。
「お待たせしました。豚肉7人前です」
「おい?誰か豚肉なんか頼んだか?」
まきひとの言葉につむりんとひーふぁんが首を振る。
「イテが頼んだのかな?まぁいいか。食べ放題だし、そこに置いといてください」
「かしこまりました」
店長は肉がたらふく入った皿をテーブルに置くとキッチンへと戻って行った。
「しかし、7人分って…誰が食うんだ?」
「豚殺が頼んだんだ。一人で食うだろ」
イテに友好的なつむりんが豚殺などと言う言葉を使ったのに
ひーふぁんは驚いた。どうやらこの男も少なからず
仮面をかぶっているようだ。ひーふぁんはそう思った。
訂正
ひーふぁんは保険をかけることにした。
イテを守るという名目で火に油を注ぐ作戦に出た。
つまり、イテの悪口を少し言った。あるいはイテに反目するような行動をとった
それだけの行動で謝罪を求め粘着しそのコテがイテを嫌いイテを叩くように
仕向けたのだった。これはひーふぁんにとっては別の意味でも好都合だった。
たとえば、名無し潜伏などの工作活動でイテを叩くように仕向けたら
たとえ、それがばれなくても自分の「姫を守る」というナルシズムには
反する。言ってしまえば「部屋を掃除したいから部屋を散らかす」ようなものだ。
だが、イテを守るという作業の上でわざと火を大きくするのであれば
それには当たらない。「部屋を片付けようと思ったけど余計に散らかった」だけだ。
こうして、いまの自己紹介板の状態はできたといえる。
その分、ひーふぁんは30のことが苦手であった。
30はひーふぁんの思惑に気付いている上に、条約を破ったことを責められると
申し開きできないからだ。30はOFF会には出席しない主義なので実際に
あったことはないが、ひーふぁんにはとてつもなく怖い存在に思えてならなかった。
ひーふぁんにとって第2の誤算は「イテちゃんねる」の存在であった。
イテ殺はイテちゃんねるに籠るようになってしまった。
そこで、ひーふぁんは30がやったかのように見せかけてVIPPERに頼み
イテちゃんねるを炎上させた。もちろん、自分のナルシズムを
満たすのもぬかりはなかった。
ひーふぁんはVIPPERに「遊びに来てください」と誘導したのだ。
これでイテちゃんねるが荒らされても自分のせいではない。
自分勝手な理屈をひーファンは展開させていた。
それに、この件はすべて30の責任になるはずだった。
本当は30をVIPに誘導して「ネットカフェからIDを変えてる」だの言って
30をハメようとしたが、幸か不幸か30はVIPに行かなかった。
それが逆に30が犯人であるかのような印象をみんなに与えた。
事実、イテ殺を含め、イテちゃんねる炎上の犯人は30だとみんな疑いもしなかった。
イテは再び2ちゃんねるの世界へと戻ってきた。
「ブッハ。なんじゃ?こりゃ」
つむりんが焼肉を吐きだす
「この豚肉。便所みたいな味がするぞ!?」
ひーふぁんは便所の味とはどんな味かわからなかったが
まずいことは推測がついた。
「おい!店長!店長はいないか?」
まだ若い店長が慌てて駆けつけてくる。
言われなければバイトと間違えそうなほど店長は若かった。
「どうかなさいましたか?」
「どうかなさいましたか?じゃねーよ
なんだ?この豚肉、ウンコみたいな味がするぞ」
「申し訳ございません…さきほど仕入れたばかりなのですが…」
そういえば、イテの帰りが遅い
ひーふぁんはトイレのほうをちらっと見た。
「申し訳ございませんで済んだらケーサツいらねーんだよ」
「申し訳ございませんとしか…」
「料金ただにしろよな」
まきひとが調子に乗って料金を踏み倒そうとする
「えぇ…半額でしたら…」
「ウンコ肉食わせて半額だぁ!?笑わせる」
大便だとしてもあまりに遅いように思えた。
ひーふぁんはトイレまで様子を見に行こうと思った。
「わかりました…料金はただにします」
「やりぃ。話わかるじゃん」
ひーふぁんは店長に言った。
「あのー、友達がトイレから戻ってこないんです
倒れてるかも知れないので女子トイレの中まで見てきていいですかね?」
店長は一言こういった。
「ちゃーっす、遊びに来ましたよっと^^」