22 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 16:43:41 ID:YWFeEDpe0
23 :
はじめまして名無しさん:2009/03/18(水) 16:49:38 ID:wq//3ZbnP
リアルから逃げてスレからも逃げるなよニートwww
24 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 16:51:11 ID:YWFeEDpe0
2009年 ・・・ 自己紹介@2ch掲示板 ・・・
かつて、戦争がありました。
世界中の板々を巻き込み、休戦を挟みながら、ようやく、『自己紹介板国』主導の元に、終結しました。
自己板の代表、ぇり様は、自己板の主席になり、部下のhigher様と共に、自己板をお治めになり、自己板史上初の政治を完成させたのでした。
今の自己板に不満を持つ人はいません・・・。 皆、にこやかに笑いながら過ごしています。
ちょっとムシャクシャしても、higher様の「さてと^^」を聞けば、幸せな気分になれます。
ときどき、板内で「この自己板はおかしい!!狂ってる!!」と叫ぶ人を見かけますが、すぐにSPの方が連れ去って行きます。
何でも、『精神を患った可哀相な人』なんだそうです・・・。
『頑張ってる人に激励』をしてはいけないようです・・・。
『面白いと思っても褒めたら』いけないようです・・・
今は亡き方が作ったwikiを賛辞したら家族共々極刑のようです・・・
だけど、それは『異常』では無く『普通』でした、何故なら・・・誰も異常だと思っていないからです。
自己板は平和でした。 筆頭ぇり様の統治の元、板住人は皆幸せでした。
みんな、『機械的』に働いてました。 私もそう信じていました。
あの日、唯一の人間の、心をもった、あの人に出会うまでは………
まきひと・・・
「みさと、夜式、ルキ、たろ、みさとの隠れ家のみんな………。オレは、オレは、帰ってきたぞ………」
まきひと・・・
この機械化された板に・・・人間がいなくなった板に・・・「この板は何かおかしい」と思ってても何も言えない私に・・・
何の疑問も持たなかった、私の平凡な生活は、この日、終わりを迎えました・・・。
25 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 16:52:10 ID:YWFeEDpe0
>>24 機動戦士ガンダム自己紹介板
【第一話
機械だらけの板自己板
唯一の人間】
26 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 16:54:26 ID:YWFeEDpe0
>>25 自己紹介板某日夕方、事件がおきる。
これが全ての悪夢の始まりであった。この際に政府にばら撒かれた『機械化ウイルス』により自己紹介板の住人達は、
次々と『心』を消滅し機械化して行く・・・。
運営の目的は『自己紹介板の住人』を機械化し、S級危険物「まきひとwiki」を賛辞するコテを淘汰する、そして・・・他者を激励する者を排他する事だった・・・。
しかし『自己板一年生』が入学して来る前に投入されたので、一部を除いた新一年生達は機械化しなかった・・・。
27 :
はじめまして名無しさん:2009/03/18(水) 16:54:52 ID:wq//3ZbnP
お前が思ってるほど面白くないぞwwwww
お前が思ってるほど面白くないぞwwwwwWW
28 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 17:00:12 ID:YWFeEDpe0
>>26 「(。´・д・`)〜3 はあ〜・・・。後悔してもしょうがないかあー。真面目に仕事しよっと…」
今日の日差しはきつい・・・。
『義理的レス』をする時間まではまだ余裕があった。
この板では感情を殺し『義理的にレス』をし『ノルマ』を達成させ給与を得ることになっていた。
全てのコテが、いや機械が、今日もなんの疑問も無く書き込みを機械的に製造していた。
少女もまた、考えないことにしていた・・・
この板においては『考えたら負け』だからだ・・・
少しの間、休憩をとるぐらいは出来そうだ。
そう決めた少女がネタスレへと足を向けたその時、風に一枚のポスターが舞った。
「(。´・д・`) あっ・・・」
29 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 17:02:13 ID:YWFeEDpe0
>>28 そこに載っていた姿に気付き、少女は慌ててポスター拾い上げた・・・。
地面の汚れがついてないことに気付き、ほっと胸を撫で下ろす。
描かれていたのは『二人の英雄』・・・
過去二度に渡って繰り広げられた板間大戦。
そしてそれに続く昏迷期に、平和と融和の理想を高らかに挙げ、
今も『自己紹介板』の象徴として特別顧問になっている・・・。
30 :
まきひと ◆sZjCgDQbhQ :2009/03/18(水) 17:04:34 ID:YWFeEDpe0
>>29 <最強の筆頭>ぇり様。
その彼の理想の下に集った親衛隊『GES(グレートエンペラーソウリ)』を率い、
『 ZGMF-X09A ‘ジャスティス‘ガンダム 』を駆り、
数多の戦場で勝利をもたらした最強の固定ハンドル(パイロット)。
<自己板の守護神>ハイヤー様。
31 :
はじめまして名無しさん:2009/03/18(水) 17:08:48 ID:wq//3ZbnP
こうして自己板に平和が訪れまつた
めでたしめでたし^^
32 :
[―{}@{}@{}-] はじめまして名無しさん:2009/03/19(木) 20:49:04 ID:8EdtFSVtP
33 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 12:46:54 ID:xounlnDo0
34 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 12:48:42 ID:xounlnDo0
>>30 過去ログで何度も観た英雄譚・・・。
今では自己板の誰もが二人を敬愛している。
いや・・・『敬愛するようにインプット』されている・・・
もちろん彼女も例外では無かった。
拾ったポスターをどうしようかと思ったが、
そのまま放置するわけにはいかない。
少女はそれを手にしたままネタスレに向かった。
35 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 12:49:45 ID:xounlnDo0
>>34 ――今の自己紹介板に不満を持つ人はほとんどいません。
皆、にこやかに笑いながら過ごしています。
ちょっとムシャクシャしても、ハイヤー様の「さてと^^」を聞けば、幸せな気分になれます。
時々、板内で「この板はおかしい!!今の自己板は狂ってる!!早く気付け!!」と叫ぶ人を見かけますが、すぐにSPの方が連れ去って行きます・・・。
何でも、『精神を患った可哀相な人』なんだそうです・・・――
36 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 12:51:04 ID:xounlnDo0
>>35 ネタスレに足を踏み入れた少女は驚いた。
入り口付近にちょっとした人だかりができていたのだ。
目をこらすと人波の向こう、2人のSPに連行される恰幅のいい初老の男性の姿があった。
周囲の人だかりの中に知り合いの主婦を見つけて、少女は尋ねた。
いつものコテ名出せよw
38 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 13:01:42 ID:xounlnDo0
>>36 「(。´・д・`) どうしたんですか、おばさん?」
「あら…風ちゃん・・・。
あのね、あのおじいさんが、今日の式典を狙うテロリストかもしれないんだって・・・」
「(;゜□゜) え!?」
39 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 13:17:55 ID:xounlnDo0
>>38 『あの老人』と言われた老人は、風も知った顔だった。
何処にでもいる老人だ。
「確か名前は・・・ぼう・・・・・・・」
風も何度か顔を合わせており、世間話もした事もある。
声は大きいが穏やかな人だ。
とてもテロリストの様には見えない。
40 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:04:31 ID:xounlnDo0
>>39 「何でも昔は自己板のエースコテで、以前は、ぇり様やハイヤー様のお命を狙った事もあるそうよ。」
怖いわねえ、と言い残して主婦は立ち去った。
残った風は、離れる事も出来ず、ぼんやりと様子を見ていた・・・。
「ふん、こんな老いぼれさえ令状無しで拘禁するか!
ぇりとハイヤーも、余程に後ろめたいところがあると見える!あの糞コテどもらしい事だな!!
自己板の筆頭が聞いて呆れるな!!」
41 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:06:21 ID:xounlnDo0
>>40 「黙れ、このクソじじい!」
人の輪から激昂した若者が飛び出し、殴りつけた。
呻き声を上げる老人を、さらに数人が地面に引き摺り倒す。
自己板民特有の、
「みんながやってるんなら俺もやっていいんだろうw」
と言う便乗心理だった・・・。
42 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:08:00 ID:xounlnDo0
>>41 そして・・・この板の法律の一つに『困ってる人を助けたら禁止』と言う法令があるのだ・・・
リンチに参加する人間の数は、あっという間に10人近くまで膨れ上がった。
普段は過疎なのに有事になったら何処からともなく沸いて来る・・・
これも『機械の板自己板』特有の土地柄である。
43 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:10:22 ID:xounlnDo0
>>42 「(。´;д; `) ひっ」
呆然と見ていた風は、老人ぼうしの頭から流れる血に気づいて悲鳴を上げた・・・。
思わず駆け寄り、老人を蹴ろうとしていた男の背にしがみつく。
「(。´;д; `) もうやめてください! このままじゃ、おじいさんが死んじゃいます!!」
「邪魔だ!!きさま・・・人を助けたら罰則だぞわかってるのか!?」
興奮した男は聞き入れず、乱暴に風を振り払う。
「(。´;д; `) 痛っ!」
倒され尻餅をついた風の手から、
ぇりとハイヤーのポスターが離れて、ひらひらと風に舞った。
44 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:12:15 ID:xounlnDo0
>>43 頑張ってる人に激励をしてはいけないようです・・・
面白いと思ったら褒めたらいけないようです・・・
困ってる人を助けたらいけないようです・・・
『今は亡き方』が作ったwikiを賛辞したら家族共々極刑のようです・・・
だけど、それは『異常』では無く『普通』でした、
何故なら・・・誰も『異常』だと思っていないからです。
自己板は平和でした。 筆頭ぇり様の統治の元、板住人は皆幸せでした。
みんな、『機械的』に働いてました。
私もそう信じていました・・・。
この日、人間の、心をもった、あの人に出会うまでは………
45 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:13:21 ID:xounlnDo0
>>44 風に舞ったポスターは、しばしの浮遊の後に地面へと落ちた。
黒い上下を着てサングラスをかけた、20代前後とおぼしき青年の足元に・・・。
当然ながら黒衣の青年は立ち止まり、膝を曲げてポスターを拾う――。
自己板民はそう行動するように『インプット』されているのだ。
故に、そう思われたが・・・、
グシャッ。
46 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:16:21 ID:xounlnDo0
>>45 彼はそのまま、無造作にそれを踏みつけた。
この板では誰も逆らわない・・・いや、逆らえないぇり様とハイヤー様が描かれたポスターを・・・。
暫くの沈黙の後、誰かが叫ぶ。
「不敬罪だ!」
青年の行為に気づいた一人の声に、半ば暴徒化していた男達が振り返った。
新たな『獲物』を見つけた彼等は、青年へと詰め寄る。
「キサマ・・・、自分が何をしたのか分かって・・・」
が、言えたのはそこまでだった。
つかみかかったのは最初に老人を殴ったコテだが、そのまま垂直に崩れ落ちた。
青年の鮮やかな右フックが、一瞬で学生の意識を刈り取ったのだ。
47 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/20(金) 14:18:35 ID:xounlnDo0
>>46 青年は、その後しばしポスターを見下し、
少し懐かしんでる様な、悲しい目をしている・・・。
風はその目を見て不思議な感覚に陥った・・・
この板は・・・何処を見ても死んだ様な眼をしてる人達だけなのに、
青年の眼だけは・・・『生きている輝き』なのだ。
けど、おかしい・・・
みんながみんな死んでいる眼なら、それは絶対的に生きた眼になる筈なのに・・・
なんで・・・何でこの人は・・・
48 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 16:50:53 ID:xounlnDo0
>>47 「なっ!?」
予期せぬ反撃に戸惑う男たちの中に、黒衣の青年は気負いのない足取りで踏み込む。
「くそ・・・!やっちまえ!!」
「おう!!」
「この野郎!!!」
激情に囚われた暴徒が一気に挑みかかるが…
桁違いの強さだった。
49 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 16:54:32 ID:xounlnDo0
>>48 数の違いなどものともせず、黒衣の青年は無言のまま、あっという間に男達の半数を叩きのめした。
ある者は地面に付して呻き、ある者は仰向けのまま気を失っている。
ついさっきまで威勢の良かった住民達は、もはやその場を去るか、遠巻きにして『見てみぬフリ』をし事の成り行きを見守るしかなかった。
突然の乱闘。
そして終結・・・。
呆気に取られていた風は、
ようやく解放された老人の呻きで我に帰る・・・。
50 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 16:59:43 ID:xounlnDo0
>>49 「(。´・д・`) だ、大丈夫ですか?お爺さん」
しゃがみ込んで老人を助け起こした時、風は背後に気配を感じた。
いつのまにか黒衣の青年が二人のそばに立っていた。
サングラスを外しその下に隠されていた真紅の双眸で、風と老人を見下ろしていた。
何処か悲しげだけど・・・優しい眼だ・・・
老人が小さく息を呑む。
一瞬の後、青年は踵を返して何事もなかったかのような足取りでスレを跡にする。
「ま、待てっ!そこの男!止まれ!命令だ、聞こえないのか!!」
「こ、こちら『まぞっち隊』!本部、至急応答せよ・・・」
SPのうち1人が青年を追い、現場に残った1人が無線機に増援を求める。
そして、誰も聞かない、その老人の呟きを聞いたのは、風1人だった。
51 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:02:54 ID:xounlnDo0
>>50 誰も聞かない、その老人ぼうしの呟きを聞いたのは 風1人だった・・・。
「あれは・・・!!
まきひと・・・生きていたのか・・・?」
「――まき・・・ひと・・・?」
――まきひと。
ノルマを達成する為に自分を殺し機械的にレスを作り 返したくも無いレスに返し・・・
そんな、何の疑問も持たなかった私の生活は、この時、終わりを迎えました――
52 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:05:03 ID:xounlnDo0
>>51 「フリーダムガンダム・・・『自由』・・・か・・・今の自己板の現状を考えたら、皮肉な名前だ・・・」
まきひとはそう呟き、『目的地』へと向かっていた・・・
そう、かつての自分の搭乗機、『ZGMF-X10A ‘フリーダム’ガンダム』を奪取する為に・・・
53 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:07:21 ID:xounlnDo0
54 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:07:54 ID:xounlnDo0
2009年 ・・・ 自己紹介@2ch掲示板 ・・・
かつて、戦争がありました。
世界中の板々を巻き込み、休戦を挟みながら、ようやく、『自己紹介板国』主導の元に、終結しました。
自己板の代表、ぇり様は、自己板の主席になり、部下のhigher様と共に、自己板をお治めになり、自己板史上初の政治を完成させたのでした。
今の自己板に不満を持つ人はいません・・・。 皆、にこやかに笑いながら過ごしています。
ちょっとムシャクシャしても、higher様の「さてと^^」を聞けば、幸せな気分になれます。
ときどき、板内で「この自己板はおかしい!!狂ってる!!」と叫ぶ人を見かけますが、すぐにSPの方が連れ去って行きます。
何でも、『精神を患った可哀相な人』なんだそうです・・・。
『頑張ってる人に激励』をしてはいけないようです・・・。
『面白いと思っても褒めたら』いけないようです・・・
今は亡き方が作ったwikiを賛辞したら家族共々極刑のようです・・・
だけど、それは『異常』では無く『普通』でした、何故なら・・・誰も異常だと思っていないからです。
自己板は平和でした。 筆頭ぇり様の統治の元、板住人は皆幸せでした。
みんな、『機械的』に働いてました。 私もそう信じていました。
あの日、唯一の人間の、心をもった、あの人に出会うまでは………
まきひと・・・
「みさと、夜式、ルキ、たろ、みさとの隠れ家のみんな………。オレは、オレは、帰ってきたぞ………」
まきひと・・・
この機械化された板に・・・人間がいなくなった板に・・・「この板は何かおかしい」と思ってても何も言えない私に・・・
何の疑問も持たなかった、私の平凡な生活は、この日、終わりを迎えました・・・。
55 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:11:10 ID:xounlnDo0
機動戦士ガンダム自己紹介板
【第二話 シュウルとボス】
56 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:13:45 ID:xounlnDo0
>>55 ・・・風とまきひとが出会う少し前・・・
「貴様・・・!?自分が何を言ったのか分かってるのか!?」
自己紹介板固定アカデミーの講師りぉが生徒に対し憤慨している。
57 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:18:02 ID:xounlnDo0
>>56 「だっておかしいじゃないですか?この『まきひとwiki』っての・・・面白いですよ?
なんで面白いと思った対象に面白いって言っちゃいけないんですか?」
講師りぉに歯向かっているのはここの生徒、この前二年生になったばかりのシュウル。
機械化ウイルスが投与された後に自己板に入学したので、
講師達はなんとか『洗脳教育』をしようとしている。
「…まぁいい、聞かなかった事にしてやる、ただし…もし今度そのWikiを賛美してみろ!家族共々極刑だからな!お前にももう、後輩コテがいるんだからな…」
チャイムと共に講師りぉはシュウルにそう言い渡し、教卓から去って行った。
「(後輩コテ・・・か・・・厳密には、後輩機械・・・だがな・・・)」
りぉのその呟きは誰にも届かなかった・・・
58 :
◆MAKIDHnr.6 :2009/03/20(金) 17:20:50 ID:xounlnDo0
>>57 「シュウル、また先生に逆らったんだ´`」
少し細身の美少女ねじこが恐る恐るシュウルに話し掛ける。
「だってさ、ねじこ・・・変だろ?なんで先生達は俺達から本音を遮るんだ?」
「わかんないけど…仕方ないんじゃないの?先生達から何度も言われてるじゃん・・・
納得行かない事があっても『自己板だから仕方ない』で納得する事にしろってさ・・・」
ねじこは行動派のシュウルと違いかなり保身的だ。
59 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:38:45 ID:lIw92Fu00
>>57 「シュウルちゃん、また先生に逆らったんだ´`」
少し細身の美少女ねじこが恐る恐るシュウルに話し掛ける。
「だってさ、ねじこ・・・変だろ?なんで先生達は俺達から本音を遮るんだ?」
「わかんないけど…仕方ないんじゃないの?先生達から何度も言われてるじゃん・・・
納得行かない事があっても『自己板だから仕方ない』で納得する事にしろってさ・・・」
ねじこは行動派のシュウルと違いかなり保身的だ。
60 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:41:19 ID:lIw92Fu00
>>59 「だからそれがそもそも納得行かないんだけど・・・って、まあいいか・・・
にしても・・・Wiki作ったまきひとさんって・・・どんな人なんだろ・・・」
言いかけた所をねじこが遮った。
「シュウルちゃん・・・!まきひとさんの名前出すのは禁止されてるでしょ・・・?
バレたら、オバさん達も、シュウルの大好きなお姉さんも殺されちゃうんだよ・・・?」
61 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:43:55 ID:lIw92Fu00
>>60 「まきひとまきひとまきひとまきひとまきひと。」
そう連呼し、二人の傍に体格のいい男子がやって来た。
「ボスはん!やめてよ・・・本当に心臓に悪いんだから・・・」
ねじこはハラハラしながら周囲を見渡しボスを制止した。
62 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:47:59 ID:lIw92Fu00
>>61 「ウッセーなー、シュウル、ねじこ、今度の式典見に行くんだろ?一緒に行こうぜ」
「ああ。」
そこでシュウルは突然一つ思い出した。
「そう言えば・・・今度の自己板新一年達との合同練習・・・本物の『ザクウォーリア』使うって本当か?」
『自己板固定アカデミー』と言う名の『機械製造所』では、
その学年で優秀な五人の生徒が男女問わず、
『五人のパイロット候補生』に選ばれ、二年のパイロット候補生でもあるシュウルは、同じく候補生であるボスにそう尋ねた。
63 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:52:05 ID:lIw92Fu00
>>62 「本当らしいぜ…^^!」
ボスは嬉しそうに答え、更に嬉々として続けた。
「しかもな、今年の一年パイロット候補生は全員女コテらしい・・・」
そう言ってシュウルに資料を提出するボス・・・
「穂・・・果央・・・えみ・・・テンコ・・・ミキコ・・・」
シュウルはそこに書かれている『一年パイロット候補生』の五人の名前を読み上げた・・・
64 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:54:46 ID:lIw92Fu00
>>63 「へー・・・哀れだな・・・その五人も俺達みたいに崩壊しちゃうんだ・・・」
近づいて来てそのやり取りに割り込んだのは、ボスとシュウルと同じく二年の五人のパイロット候補生のゴルゴ。
「ま、女だろうが男だろうが・・・どうせ単なる『消耗品』だし単なる『識別記号』・・・だろ?」
シュウルは、先程講師りぉに食い付いていた時と違い、
少し納得行かなそうに何かを諦めた様に、淡々とそう述べた・・・
65 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 15:56:36 ID:lIw92Fu00
>>64 ーーー単なる消耗品だし単なる識別記号だろーーー
シュウルのその台詞の意味を、ボスもゴルゴも痛いほど理解していた・・・
いや、理解させられてしまったのだ・・・
そう、機械の板自己板で過ごす内に・・・
66 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 16:01:46 ID:lIw92Fu00
>>65 この前、三年の五人のパイロット候補生の『工藤はちぞう』と『しねよん』が死んだらしい・・・
いや、殺されてしまった・・・
その理由は・・・、『正直過ぎたから』本音を言い過ぎた・・・人を思いやっていたから、らしい・・・
この板では、定期的に運営・・・『グレートエンペラーソウリ』により、
各識別記号にへの、様々な器具による思考調査が行われる・・・
その調査で運営が満たした『規定値』を満たしていないコテ・・・いや機械は、容赦無く破壊される・・・
67 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 16:05:03 ID:lIw92Fu00
>>66 調査の仕組みや機能は不明なのだが、
要するに『その調査を上手く欺ける機械(コテ)』が生き残るのだ・・・
けど、本音って?正直って・・・???
面白い対象に面白いと言うのも言わないのも、
困ってる人を助けるのも見てみぬフリするのも、ある意味では正直の筈・・・
一時期はシュウルもボスもゴルゴも、そんな疑問を抱いていた・・・
しかし、この板において『考える事が無駄』というのに気付くまでに・・・
それ程時間は掛からなかった・・・
68 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/03/21(土) 16:14:23 ID:lIw92Fu00
>>67 ・・・運営・・・グレートエンペラーソウリ本部・・・
「まきひとが・・・?間違いないのか・・・?」
伝説の英雄、『ジャスティスガンダム』のパイロットハイヤーが部下にそう尋ねた。
「はい・・・どうしましょう・・・?」
部下は恐る恐る尋ねた。
「マズいな・・・もう少しで完全洗脳に成功するのに・・・一年や二年がまきひとに接触したら、この板の異常性に気付いてしまう恐れがある・・・」
彼にもまた正義があった・・・そして気付いていた・・・。
しかしこの板全体を機械化し、ある目的を達成させる・・・それが彼の理想だった・・・
面白いなぁ
70 :
◆sZjCgDQbhQ :2009/04/01(水) 17:03:38 ID:NCYWWX+r0
まきひとwiki - 機動戦士ガンダム自己紹介板
h●
ttp://www●33.atwik●i.jp/introi●ntro/pages●/5005.html
運子ちゃんとメガネがイラスト描いてくれました・・・
・風
・まきひと
・ハイヤー
・ぇり
・シュウル
・ボス
・ゴルゴ
って・・・これいいのか?
美化し過ぎ・・・
ありがとうございました・・・
違う板でやれ