26 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :
・・・オフ板工業・・・
もうすぐ自己板との全面戦争が始まるな・・・
あのまきひとって奴は厄介だ・・・
そこでオフ板工業は、まきひとを骨抜きにする為に、
女忍者『赤い悪魔』を送り込んだ。
27 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:31:03 ID:vuwvUICZ0
>>26 ・・・自己板工業、放課後・・・
「おい・・・すっげー可愛い子がいるぞ・・・^^;誰を待ってるんだろうな?」
自己板工業の100人切り恋愛マスターキングことハイヤーは親友のまきひとにそう言って来た。
「まあ俺達じゃ無いのは確かだろ・・・」
まきひとは俯瞰したようにそう返した。
「いや、多分また俺のファンだぜ?^^」
自信満々にそう豪語するハイヤー。
そして近づいて来る謎の美少女。
28 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:33:28 ID:vuwvUICZ0
>>27 「あの・・・まきひとさんですよね・・・?」
美少女は恐る恐るそう尋ねて来た。
「そ、そうですけど・・・何か?」
まきひとは少し警戒しつつ返した。
「ずっと前から好きでした・・・付き合ってください・・・」
!?
なんと、あのまきひとに美少女が告白?
女性にもっとも縁が無いと思われていたあの・・・
「ど、ドッキリカメラは何処だ?^^;」
ハイヤーはそう言い、周囲を見渡した。
29 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:36:46 ID:vuwvUICZ0
>>28 そして二人は付き合う事に・・・
彼女の名前は『赤い悪魔』と言うらしい。
最初はまきひとの仲間達は口をそろえて、
「ネタだ・・・ネタに決まってる・・・」と言っていたが、
どうやら彼女は本気で惚れているらしい。
それを知ったハイヤーは少し安心していた。
「遂にまきひとにも・・・理解してくれる奴が出来たか・・・」
と・・・
30 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:40:17 ID:vuwvUICZ0
>>29 二人は今や誰もが羨むカップルになっていた・・・
『あっちゃん』『まきちゃん』と呼び合う仲に・・・
「あははwでね・・・」
「おい、そのアイスクリーム、一口よこせよあっちゃん^^(パクッ)」
「あっ、まきちゃんの馬鹿ぁ><じゃあそのコーラ貰うね!!」
「コイツー^^」
と、まるで絵に描いたような熱々ぶり・・・
しかしそれを心配そうに見詰めるのは、
自己板工業の仲間・・・まきひとの随一の理解者工藤はちぞうだった・・・
「まきひと・・・ヤバイな・・・」
31 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:44:36 ID:vuwvUICZ0
>>30 工藤はちぞうはある漫画のある場面を思い出していた・・・
そう、本宮ひろ志ののあの屈指の名作漫画『男一匹ガキ大将』を・・・
主人公の『戸川万吉』はケンカを通じて次々に子分を増やしていき、
ついには日本中の不良を従える総番にまで登りつめ日本を動かす男なのだが・・・、
一時期女忍者の色仕掛けで腑抜けになってしまうエピソードがあるのだ・・・
「今のまきひとは・・・9巻辺りの戸川万吉じゃねぇか・・・」
工藤はちぞうは何かを決意した・・・
32 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/10/23(木) 18:46:32 ID:vuwvUICZ0
>>31 ・・・一方、赤い悪魔は葛藤していた・・・
最初はオフ板工業の番長に頼まれ、まきひとを腑抜けにするつもりだったのだが・・・
いつしか、本気で好きになってしまっていたのだ・・・
純粋で真っ直ぐで、自分だけを愛してくれるまきひとを・・・・・・・・・・・
「私・・・私・・・どうしたらいいの・・・まきちゃんを裏切れない・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・