129 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :
始めは、何とも思っていなかった・・・。
むしろ、俺の一番嫌いなタイプの女。天然っつーか鈍感っつーか・・・。
ブラザーとメガネ、できすぎのまわりをちょろちょろしやがって、
はっきり言って目障りだった・・・。
単純バカのメガネなんかはああいうタイプがいいのか、なんかワーワーやってたけど、
あいつは始めからずっとできすぎ君のことしか眼中ねぇみてーで、
いつまでも報われないメガネが哀れだったり・・・それを見て面白がったりしてた。
確かにできすぎはカッコいいし、認めたくはないが固定ハンドルのセンスもずば抜けて高い・・・。
できすぎが女固定からモテるのは男の俺から見ても納得がいく。
ただ、女固定ってだけでチヤホヤされてるヤツは他にもいっぱいいるのに、
どうしてあいつのことだけこんなに目障りに思うのか、自分でもよくわからねぇから余計苛々してた・・・。
130 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:24:01 ID:IGooyv2S0
>>129 ずっと、怖い人だなって思ってた・・・。
苦手なタイプの人と言うか・・・。
以前、馴れ合い厨出会い厨をぶっ潰すって、問題を起こした・・・。
そんな人がハニさんや小林さん、ダメガネと仲良しなんて・・・最初ほんとは怖かった。
だけど今では、あの人は自己板には欠かすことのできない存在だと気付いた。
レスとwikiを見ていても結構すごいって思う・・・。
ハニさんと小林さんだってあの人のことを認めてる・・・。
でも、苦手なのは変わらなかった・・・。
元荒らしだった人だから?そうじゃない・・・。
あの人はなんだかいつも不機嫌なレスをしていて、
わたしなんかが話しかけたら気を悪くさせてしまいそうで・・・。
だから、遠くから見てるだけで満足だった・・・。
131 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:29:49 ID:IGooyv2S0
>>130 ・・・自己紹介板固定アカデミー・・・
できすぎ君は毎日講義が終わっても居残って自主練習を欠かさない。
たまたまその日は俺も少し残って煽りと叩き、固定論の練習をしてた。
一心不乱にレスを続けるできすぎを残して先に帰宅しようとする俺。
出入口、そのお定まりのポジションに、今日もあの目障りなアイツは、いた・・・。
毎日、だ。
ここまで一途だとウザいを通り越して健気にさえ思えてくるな・・・。
「毎日ご苦労さん、人気者の女固定さん」
俺は気まぐれで、通りすがりになんとなく声をかけた。
「・・・まきひと、さん・・・?」
俺に話しかけられたことに意外そうな顔をした。結構色白い。
その驚いた顔がゆっくりとふわりと、笑顔に変わる。
「は、はい・・・お疲れさまでした!」
・・・なんなんだよ、その満面の笑みは・・・。
今度は俺が意外な顔をする番だった。
「お、、おう。遅くならねぇうちに帰れよ」
普段誰にも言うことないような言葉をかけて、そばを通り過ぎた。
背後で「はい!」って返事が聞こえたけど、どういう顔をしたらいいのかわからなくて
そのまま振り返らずに『自己紹介板固定アカデミー』を後にした。
132 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:33:04 ID:IGooyv2S0
>>131 スレでレスをしているハニさん(できすぎ君)を見てるのが好き・・・。
ハニさんの姿を出来る限りたくさん目に焼き付けていたい。
だって私は・・・何時までこの自己板学園にいられるか分からないから・・・
きっと、ハニさんはわたしのことなんてなんとも思ってない。だけど、それでも良かった。
見てるだけで良かった。
だから、毎日のようにスレに書き続けるハニさんを見続けた。
最近はまきひとさんもよく残って練習をしてる。
まきひとさんのwikiって長文って、ほんと、綺麗・・・。
これだけはハニさんも勝てないだろうと思う・・・。
最近まきひとさんと少し、話すようになった。二言三言だけど。
悪い人じゃないってわかった。ちょっとぶっきらぼうっていうか不器用なんだろうなって・・・。
嫌われてるのかなって思ってたから、話しかけられた時は単純に嬉しかった。
あんまり、苦手だとは思わなくなってた。
133 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:37:12 ID:IGooyv2S0
>>132 まきひとさんが練習を終えて、出口の方に歩いてきた。
私はいつものように「お疲れさまです・・・」と声をかけた。
「まきひとさんのwikiって、ほんとキレイですよね。鳥肌立っちゃいます。」
不機嫌そうな表情が、ふっ、とやわらいだように見えた。
「ま、まあな・・・しかしおまえ毎日よく続くな。もしかして、できすぎと付き合ってんの?」
「ちっ、ちがいますよう!・・・私が勝手に見に来てるだけで・・」
恥ずかしいのと困ってしまったとで、うつむいてしまう。
「まあ、奴の頭ん中は、めざしのことしかねーって感じだけどな」
そう。ハニさんの頭の中は、いつもめざしちゃんのことでいっぱいだった。
私の入る隙間なんてないってわかってる。
まきひとさんは「ま、がんばれよ」ってわたしの背中をポンって叩いて、行ってしまった。
スレに視線を戻すと、ハニさんが、真剣な眼差しでレスをしている所だった。
134 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:40:13 ID:IGooyv2S0
>>133 あいつと言葉を交わすようになって、俺の中に不思議な感情が芽生えはじめた・・・。
なんか無性にあいつのことが気になる・・・なんでなんだ・・・。
だけど別に付き合ったりしたいわけじゃない。
だいたい女固定なんてめんどくせー。俺は常々そう思っていた。
ハイヤーみたいに女固定のことでマメになれる奴って、ある意味スゲーと思う。俺にはマネできね。
ただ、あいつのことが気になった・・・気になってしょうがない・・・。
アイツがブラザーやできすぎ、メガネと仲良くしてるとイライラする・・・何故なんだ・・・
(あーもう・・あんだってんだよ、めんどくせーな、ったく!)
自分でもどうしたいのかわからなくて、むしゃくしゃした。
できすぎとのこと「がんばれ」なんて、本当はそんなこと思ってもないくせに。
そうなったら困るくせに・・・・・・・・・・・・・。
あいつが毎日居残って練習してるできすぎを見に来るから、俺も時々残って練習する。
一つわかってたのは、できすぎのことを一生懸命見つめるように、
その目で、俺のことももっと見て欲しかった・・・、っていうことだった。
135 :
まきひと ◆uoeCB.pYtA :2008/09/30(火) 16:43:00 ID:IGooyv2S0
>>134 この頃わたし、なんか変だ・・・。
相変わらず時間があれば、ハニさんの練習しているところを見に行っていた。
まきひとさんは・・・いる時もあれば、いない時もあった。
会えないと少し物足りなかった・・・。
残念、っていうか。
たまたま会った時でもそれほど内容のあることを話すわけではなかったけど・・・。
どうしちゃったんだろ・・・私・・・