行殺1001

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966特厨非FAN ◆AntiT24WoA
葵女中「あら、姫様おはようございますw 今朝の湯沸し当番は誰でしたっけ〜!(*´ー`) 」
イテ姫「あ。えっと、今日は葵の番だね。でもいいよ。昨日葵はお腹壊してたし、今朝は漏れがやるから、葵は休んでいてね。」
葵女中「ごめんなさい〜姫様〜。 今日も葵はお腹がいたくってぇ〜。(・・`)  優しい姫様に感謝ですわぁ〜。」
イテ姫「いいっていいって、葵はいつも頑張ってくれてるからね。漏れも働かなきゃ城の皆に申し訳ないよ」
葵女中「はい。・・・ではこれにて、葵は失礼します。クスクス(この城の姫は馬鹿だから助かるわww)」
イテ姫「???」

ドカン、突然薬缶が爆発し、蒸気がイテ様のドレスを焦がす。

イテ姫「げほっげほっ、なんだこれー、びっくりしたなぁもう」
葵「クスクス。あたいの細工に気付かないなんて」
イテ姫「あれ、何か聞こえたような? 漏れの気のせいかな・・・」

昼過ぎ、お城の廊下にて・・・

行殺王「お、イテ。どこにいたんじゃ。探したんじゃぞ?」
イテ姫「どうしたの兄王」
行殺王「どうしたも、こうしたも。イテ、お前、女中達にキツ過ぎないか?」
イテ姫「え? 何のこと? 兄王?」
行殺王「昨晩はお腹を壊しているはずの女中を呼び出して、夜中に城の外壁の掃除をさせたそうじゃないか」
イテ姫「なに言ってるの? 漏れ、そんなの記憶にないよ。 葵がそう言ったの?」
行殺王「いや、葵は健気にも自分で好きでやってます。と言ったよ。でもそんな訳ないだろう。お腹壊してるのに。
     それでな、兵士達を尋問したら、その一人が、夜中、姫が葵をこっぴどく叱っているのを見ましたってな」
イテ姫「え・・・漏れやってないよ。本当だってば!」
行殺王「もういい、嘘を突き通したければそうすればいい。」
イテ姫「ちょ、ちょっと待ってよ・・・兄王」

葵女中「クスクス。馬鹿な国王だこと (´ー`)」
兵士「全くだ。俺の発言を信用しちゃってさ」
葵「あんたの名演技には関心したわw」