1 :
くう:
まあ頑張ってくれたまえよ
3 :
まきひと ◆zeDiWCcgGk :2007/09/05(水) 08:26:25 ID:/oE/+41B0
俺が盗作したくなるような優秀な作品を頼むw
ころたんが、何故将棋をしたがるのか。
その思い出を書いてみます。
ころたんが介護のお仕事をしていたときのことです。
施設に新しく入ってこられたおじいさんの担当になりました。
脳梗塞の後遺症で、言葉を発することができず、知能のほうにも
障害が残ったようでした。
身の回りのことが認識できない不安から、いつもウロウロされていました
怪我をさせては、担当のころたんの責任でもあります。
なにより、暗い感じがするかたでした。
自分のことが自分で出来なくなってしまった、高齢障害者のかたは
やはり、からだのお世話が大変でしたが、それ以上にこころのケアが大変で
ワーカーとしても、「手がかからなくて陰気」なひとより
「手がかかっても明るい」ひとの援助のほうがストレスがすくなかったと思います。
Kさんは、生活のどの部分にどういう程度の障害が残っているのかわかりにくいタイプの症状でした
喋れないからです。
落ち着いておられるときは、こちらの誘導が理解してもらえましたが
なにかのきっかけで緊張すると、まったく周りが認識できずにウロウロして
食事もお風呂も何もかも誘導できなくなってしまうのです。
ころたんは、担当としてKさんの心とからだのケア・プランを作成しなければなりませんでした
ケア・プランを立てて実施しなければ、介護保険が給付されません。
ころたんはアナムネーションってので、Kさんのご家族に健康だったときのKさんの趣味をモニタリングしました。
ありがちな展開ですが、Kさんの趣味は将棋でなにより将棋が好きだったそうです。
ころたんは、夜勤明けで帰宅する前に画用紙でテキトーに将棋の盤と駒をつくりました。
駒は、縦長に切った画用紙を二つに折ってただけ。
しかも、歩が二列だけでした。
ころたんは、勤務時間後にダラダラと職場に残るのは好きぢゃなかったけど、
その日はフッと思いついて将棋セットをつくってしまったので、
Kさんのところに持って行って、「はさみ将棋をしませんか?」
と声をかけました。
ところがKさんは、はさみ将棋ではなく本将棋をしよう。と、
必死の身振り手振りで訴えて来られたのです。
ころたんは仕方なく、その場はごまかして、後日将棋入門の本を図書館でかりました。
盤と駒は、後輩のケア・ワーカーたちがいつの間にか厚紙で力作を作ってくれたのですが、
紙の将棋盤と駒はかわいそうだ、とオモチャの将棋盤セットをくれたひとがいました。
Kさんは駒の動かし方を教えてくれようとしてくださったのですが、
言葉が出ないもどかしさで興奮してしまうので、ころたんは図書館で
将棋入門の本をかりたのです。
こっから後、Kさんところたん。そして他のケア・スタッフや入所者を巻き込んで
いろいろと将棋をめぐるドラマがあったのですが、きょうは省略します。
そして ..
そして。Kさんは、スタッフが「後で将棋教えてくださいね。」と声をかけると落ち着いてくれるようになりました。
棋力は、その時々の体調でバラバラだったようでした。
将棋を通してスタッフとの信頼関係が多少できたので、施設入所という
新しい環境に慣れるのに介護支援計画が成功したとも言えました。
が、
ある日のことです。
Kさんは食欲がない様子で、昼食のお箸がなかなか進まないみたいでした。
わたしは軽い気持ちで ..
「 K田さん3分の1食べれたら、あした必ず将棋しましょう ♪
わたしが忙しかったら誰かほかのスタッフに必ず頼みますよ。 」
と、言ってしまったのです。
そのころ将棋はマンネリムードでした。
「将棋は時間がかかるし、Kさんも施設に慣れてくれたし ..」
と、どのスタッフにもKさんに将棋で掴まるのを逃げる気持ちがありました。
Kさんの、『誰かと将棋がしたい。』という熱い思いがうとましくなっていたのです。
その日Kさんは、ほんとうに一生懸命必死にお昼を食べてくれました。
全部。完食されたのです。
ころたんは、「頑張って召し上がってくださって、ありがとうございます。」といいました。
Kさんは右手の指を二本揃えて、「将棋!将棋!」という仕草をされました。
この日のころたんは早出で、翌日は遅出でした。
ころたんが翌日出勤した時、Kさんは緊急入院で隣接する病院に転院していました。
「 誤飲性肺炎 」で手遅れになっていました。
Kさんには時々誤飲の傾向がありましたが、高齢者には誰でもあるし
Kさんの場合はわかりにくかった。
だとしても
介護福祉のプロとして、完全にころたんの過ちでした。
わたしの不用意な言葉がKさんを死に至らしめたことを知るひとは誰もいません。
自分の担当入所者が隣接の病院に転院しても、お見舞いに行ってはいけない規則になっていましたし、
わたしもこの方針に賛成でした。
でも、わたしはKさんを見舞わずにはいられませんでした。
Kさんはわずか4日の入院で亡くなられましたが、意識がはっきりしている間
ほんとうに苦しそうでした。
それまで、あまり大きなミスをしたこともなかったから、慢心していたし
人が「物」に見えてしまっている部分もありました。
Kさんのことは、すべて実話です。
わたしが、ちょっと介護のキャリアを積んだ程度で慢心して
人を「 物 」として見てしまう部分があったから ..
どんなに批判されてもしかたありません。
このころの、わたしの反省、落ち込みはここに書けるものではありませんが
いくら反省しても、Kさんが生き返ったり安楽な「死」をやり直せるわけでもなく、
まして苦しい臨終をなかったことにできるわけでもありません。
369 おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ sage 2007/09/05(水) 12:14:56 ID:???
巻きうんこがここの
>>6-にも名無しでいるな
結局ららが消されただけか。ららは災難だなまさに薬中の通り魔に殺されたようなもんだねw
まあ巻きうんこも信用落としたけどな。もとから信用されてないし誰からも相手にされてないしな
18 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/10(月) 00:43:51 ID:pN1hk24E0
19 :
はじめまして名無しさん: