247 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 00:26:53 ID:vBN8rzlm0
機械たちはいきなりふぅたんに襲い掛かってきた。
〔若き神固定よ。御神精の力を借りずして
5体の機械たちを倒して見せよ。〕
≪機械を倒せたのなら真の神固定と認めよう≫
<さぁ戦え己の力を我らに見せよ>
3つの声はふぅたんに戦いをするよう告げた。
「まさか機械と戦うことになるなんてね・・・」
ふぅたんは攻撃をかわしながら剣を抜き戦闘の構えに入った。
248 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 00:28:18 ID:vBN8rzlm0
「水よ・・・。我が力となれ!」
左手を宙にふぅたんが翳すと、左手に水が集まり形を変え剣になった。
「水の剣:水龍・・・!」
そう言うと2つの剣を使って攻撃をかわしながら機械に向かって行く。
249 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 00:29:30 ID:vBN8rzlm0
「水の二刀流奥義:一次解放水煙斬!!」
そう言ってふぅたんが飛んで宙から宙を切ると、
剣から水が刃ごとく表れ煙のように周りを包んだ。
その水の煙の中では、機械たちが刃で切られているのがわかる。
250 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 00:34:15 ID:vBN8rzlm0
「二次解放水龍演舞・・・!!」
水の煙の中にふぅたんは飛び込み龍のごとく中に閉じ込められている機械を切った。
煙が消えると機械はバラバラになっていた。
コアも壊されもう動くことはなさそうだ。
251 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:23:01 ID:vBN8rzlm0
「ごめんなさい・・・機械たち・・・。」
そう言ってふぅたんは手を合わせ再び水晶の元に歩いていった。
252 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:24:02 ID:vBN8rzlm0
〔ほぉあの機械たちを意図も簡単に倒すとは・・・〕
<確かに・・・ほんの10分ほどで>
≪この神固定は、他の神固定以上の才能を秘めているのか?≫
《危ないな・・・。この者は自分の強さに気付いておらぬ様だ》
[そうだろうな。だが実力がこれほどあれば問題はなかろう?]
他の御神精たちの話に割って入ってきたのは紛れも無いハイヤーの声だった。
253 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:29:35 ID:vBN8rzlm0
[ふぅたんは、我らの創造主の血を同じとする者。
他の神固定より力があっておかしくはない。]
〔だがな、ハイヤーよ。他の神固定も創造主と同じ血の者なのだぞ?〕
[そうだな。しかしふぅたんは、創造主の直系の者。
この神固定を認めるべきであろう?神固定は強き者の方がいいであろう]
254 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:35:00 ID:vBN8rzlm0
≪それではこの神固定の賛否を取ろう。≫
御神精側は何やらもめている様だったが、
結果はふぅたんを真の神固定として認めることとなった。
255 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:53:21 ID:vBN8rzlm0
神固定として認められてから1週間が経った。
そろそろ神固定として旅に出ることにしたふぅたんは荷物をまとめていた。
はちぞうも着いて行くことにしたらしく荷物整理をしている。
≪神固定よ、これよりそなたを真の神固定と認定する。
そして1週間後、『月の祠』を目指して旅に出よ。≫
[もちろん私も動向するぞ、ふぅたんよ。]
こう言われてから一週間、ふぅたんはこの町にもう未練はなかった。
256 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/16(日) 23:56:07 ID:vBN8rzlm0
「お、おーい・・・!!待て・・・待ってくれ・・・」
町の入り口に旅支度をした、30が走って来た。
「30・・・?どうしたんだ・・・?」
はちぞうは尋ねた。
「俺も・・・俺も連れてってくれ!!」
30には以前の虐めっ子だった頃の面影は消えている。
「ええー・・・ど、どうする、ふぅたん?」
はちぞうは少し困惑しながら、ふぅたんに尋ねた。
257 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/17(月) 00:01:19 ID:vBN8rzlm0
「うーん・・・ハイヤー、どう思う?」
ふぅたんはハイヤーに尋ねた。
〔ふっ・・・この旅のリーダーはお前だぞ。
これから先、大事な選択はお前が決めるのだよ、ふぅたん・・・〕
ハイヤーはそう答えた。
「・・・わかった・・・でも30、これは遊びじゃないのよ・・・?
分かってる・・・?」
ふぅたんは30に向かってそう尋ねた。
「ああ・・・分かってる・・・!!」
30はそう豪語した。
「(あの子、イテ殺って言ったよな・・・はちぞう達に付いていけば、もう一度会えるかも・・・)」
258 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/17(月) 00:02:38 ID:w5xOj/Di0
「さぁ行くよ、はちぞう、30!」
「わかった!!」
こうして、ふぅたんとはちぞうの長き旅の物語が幕を開ける。
目的地は、月の祠のあるフローネルの森の中にある月光の湖・・・・。
〜第一部・完〜
259 :
はじめまして名無しさん:2007/09/17(月) 18:54:34 ID:awu7FaXS0
260 :
はじめまして名無しさん:2007/09/18(火) 11:01:49 ID:12QLHy7E0
261 :
はじめまして名無しさん:2007/09/19(水) 06:55:27 ID:1fVmwgx30
262 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/19(水) 23:16:54 ID:amtgz9OM0
【神固定たち】
@ふぅたん
この物語の主人公(?)。
女ながらに「水の神固定」に選ばれたことが、自己紹介町の男集の怒りを買ってよく虐められり、辛い「悪戯」をされたりした。
また、命を非常に重んじり、相手が機械だろうが壊す事には躊躇する。
A工藤はちぞう
この物語の主人公(?)。
剣術を自由自在に扱い、「ふぅたんは僕が守る」と使命感を燃やす少年。
また「シスコン」と言う揶揄に非常に敏感で、言われたら暴走する。
姉のふぅたんが「神固定」で自身はただの剣士で在る事をもどかしく感じてる節も垣間見えるが、
higher曰く実は彼も「神固定(炎)の資質を持っている」らしいのだが、
みおとの決戦時に、ふぅたんを守りたい一心で勝ち目の無いみおを相手にした際の本人をして
「大事な人を守りたいと思う心が神固定なんだ・・・!!」と、本当の意味での神固定と成った。
263 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/19(水) 23:18:37 ID:amtgz9OM0
Bみお
小麦により「ふぅたん討伐」を命じられるのだが、「俺一人で十分ですよ」と豪語する程の自信家。
しかしそれは、愛するイテ殺を危険な目に合わせたくない配慮でもあった。
軍団内でもかなりの実力者で、その槍術は工藤はちぞうを圧倒した。
しかしウォッチャーには完敗し、自信家の彼の中で何かが変わろうとしていた・・・。
その後、ふぅたん討伐作戦失敗の責任を取らせる為に遣って来た666とプリンスと交戦するが、防戦一方で苦戦を強いられる。
工藤の言葉を思い出し自身も「大事なイテ殺を守りたい」と決意し、
その思いが彼を「風の神固定」へと覚醒させた(何故急に彼が風の神固定になったのか、現時点では謎)。
Cオタル
反行殺組織のリーダー。
本人曰く「炎の神固定」らしいのだが、実はその正体は英雄願望の強い一介の腕自慢の剣士。
騒ぎに応じ、「炎の神固定」に成り済まし、
自身の才能に微塵の疑いも持たずに過信し、自分さえいれば行殺軍を倒せると思い込んでいる。
264 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/19(水) 23:29:08 ID:amtgz9OM0
D城島
「土の神固定」。行殺軍団の圧政に対して単独で反旗を翻そうとするが、
紅茶きなこの駐屯地に向かう最中に出会った「御神精」の運子に「今のままじゃ勝てない」と戒められ、
運子に師事し、稽古を付けて貰う事に。
Eさつき
「木の神固定」。
小麦の手中により「植物状態」にされ監禁されていたが、
みおが風の神固定と言う事実に手を打つ為、刺客として送り込まれる事に。
265 :
はじめまして名無しさん:2007/09/20(木) 18:35:28 ID:dZekIkvH0
266 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/21(金) 16:25:26 ID:/+0euByh0
【神固定】
270 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/09/26(水) 12:31:41 ID:8N5uwDa+0
ふぅたん「あ、はちぞう・・・駄目よ・・・私たち姉弟よ・・・」
工藤はちぞう「ふぅたん、俺が神固定として覚醒するにはふぅたんとエッチするしかないんだ、そうだよね、ハイヤー!?」
ハイヤー「うむ・・・」
271 :
はじめまして名無しさん:2007/09/27(木) 18:30:54 ID:iRy1Mu4W0
272 :
はじめまして名無しさん:2007/09/28(金) 09:15:22 ID:3sOKMI7P0
275 :
◆vN.GA73K1g :2007/10/03(水) 03:47:51 ID:SeZkJrzx0
(ノД`)
296 :
はじめまして名無しさん:
0000000000