201 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :
【 第二話 出版業界(自己紹介板)の闇 売れる(レス貰える)記事の秘訣とは 】
202 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/24(金) 21:43:06 ID:e8qxMiH+0
「あ?^^;お前今なんつった?おい・・・?^^;」
『ハイヤー出版』の編集長、ハイヤーが部下の『りぉ』にドスを利かせている。
203 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/24(金) 21:46:55 ID:e8qxMiH+0
「また『雪』のグラビア(うp)を使うのに反対だって言ったんですよ!!!」
編集長のハイヤーに盾突くこの若き男の名は『りぉ』。
『手抜き記事』だけで既に一定の購買層を獲得している『ハイヤー出版』に置いて、
唯一記事に妥協を許さない熱き男だ。
「あーあ・・・あの若造、また逆らってるよw適当に書けば良いのに・・・
どうせ読者(名無し)なんて馬鹿なんだからw」
他の社員はその様子を横目にニヤニヤしながら見物している。
あ
205 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/24(金) 21:53:58 ID:e8qxMiH+0
「あのなぁ、りぉ?
雑誌はお前の同人誌か?あ?^^;」
ハイヤーはそう凄み、煙草はりぉの手に付け、グリグリした。
「『雪のグラビア』を表紙にすればそれだけで特定の購買が見込めるんだぞ?
記事に情熱だ?『文字で勝負したい』だ?
売れなかったらお前が俺の家族養ってくれるのか!??あ?」
ハイヤーの言い分はもっともである。
結局この業界に置いては、
どんなに綺麗事を並べようが、売れない(レスが貰えない)雑誌は意味が無いのである。
『まきひと出版』の様に赤字覚悟で『立ち読み客(ROM=監視)も読んでくれる客』
の様な甘い考えは正しいとは言い難いのである。
立ち読みしてたらお腹痛くなっちゃった><
あ
208 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:13:13 ID:EX53EVdl0
「一定の購買って…そんな、それじゃ編集長は、売れる記事(反応貰ったレス)=良い記事 だって言いたいんですか!?」
りぉは食い下がらず、ハイヤーに楯突く。
「その通りだ・・・この業界(自己板)では、売れる記事が良い記事なんだよ!!
数字(レス貰った数)以外どんな判断材料がある?
記事の良し悪しを決めるのは俺か?お前か?違うね・・・数字なんだよ!!」
ハイヤー編集長は、そう豪語した
209 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:16:46 ID:EX53EVdl0
「良いか、小僧?『ある男』の話をしてやろう。
お前に『現実』を教えてやるよ。」
ハイヤー編集長は、りぉの頭部を鷲づかみにし、話を続けた。
「な、なんですか・・・」
りぉは固唾を飲み込み、答えた。
「昔な、『M』って男がある記事を作ってた。」
210 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:21:02 ID:EX53EVdl0
「その男は記事に時間も情熱も掛けて取り組んでいた。」
ハイヤーは掴んでいた手を離し、更に話を続ける。
「そして、売り上げ(レス貰う数)は伸びなかった物の、立ち読み客(ROM=監視)を飛躍的に増やす事に成功したんだ」
「だ、だったら良いじゃないですか!?立ち読み(監視=ROM)だって読んでくれる客には違いないでしょ?」
りぉはそう言ったが、ハイヤーは物凄い形相でりぉを睨んだ。
211 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:26:04 ID:EX53EVdl0
「そして、ある時、廃刊(dat落ち)の危機に陥った。」
ハイヤーは視線を戻し、話を続ける。
「後一部、たった一部売れたら廃刊(dat落ち)の危機は免れたんだ。
だから『M』は町に出て街中で『何方か、ウチの雑誌を買って下さい!!』って叫んだんだ」
りぉは黙って耳を傾けている。
「そしたら、どいつもコイツも見て見ぬフリだよ。
その中には普段立ち読み(監視=ROM)してる奴もいたんだぜ?笑っちゃうだろ?」
212 :
夏誕こだま ◆hB0/J9muFY :2007/08/27(月) 12:27:29 ID:Rh2vAUA30
自分の金で買えば良かったじゃん
213 :
夏誕こだま ◆hB0/J9muFY :2007/08/27(月) 12:31:50 ID:Rh2vAUA30
>うん、基本的に黙ってオナニーしてますけど、時々何処かの馬鹿が『そのやり方は違うだろ!?』
>って食い付いてくれるから嬉しいですよ。
って言うから嬉しがられにきたZE!
214 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:32:07 ID:EX53EVdl0
「記事に時間掛ける?情熱掛ける?
はい、記事に10時間掛けました、情熱に5リットル掛けました。
所が一部も売れませんでした(レス貰えませんでした)。はい、『悪い記事』です。」
ハイヤーは淡々とそう述べ、さらに続ける。
「はい、撮ります、載せます(うp)。一分も掛かりません、手抜きです。
一杯売れました(レス貰った)。はい、『良い記事』です」
ハイヤーはそう言い終え、煙草を取り出し火を付ける。
はい、ボルヴィック1リットル買いました(*^_^*)
アフリカに10リットル安全な水がうまれる予定です(*^_^*)
はい、いいことしました(*^_^*)
216 :
まきひと ◆IuTqvUGzL. :2007/08/27(月) 12:36:12 ID:EX53EVdl0
「そんな・・・そんな・・・」
りぉは落胆し、何かを呟いている。
「分かったか、小僧?これがこの業界(自己板)の掟だよ?」
機械的編集人『りぉ』の誕生であった。