外道 Part31

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309( ´`ω´) ◆BusaikuHX6
>>278-279
「処女信仰のドグマ」は、本質的には「キリスト教(特にプロテスタント)道徳」がもたらした物です。
かの宗教はじつのところ「女性蔑視」(「男尊女卑」)「肉体(性欲・性行為の)嫌悪」「反・自然(反・森の木々)」
その本質とするものです。有名な「聖人達」も過激な「男尊女卑」を連ねた文章を多く遺しています。

カルビンのピューリタン派の台頭とビクトリア朝時代以降(日本では明治以降)、「性的犯罪」「レイプ」etcが激増しました。
ウイーンでは、その性的抑圧のため女性のノイローゼ(性欲を満たせない)が広がり、すべてのものが「性の象徴」となったのは
皮肉な結果だった。これが背景となって「フロイト」が「夢判断」(夢を性的イメージと読む)をひっさげて現れた。

不幸なことに明治政府が導入したのは「ビクトリア朝時代の道徳」だったのです。
今ある「陰○の類」「オナニー」などの用語も発明され、「性(生)の抑圧」に学者連中も加担した。
明治天皇の髭をたくわえた有名な御写真も実は差し替えられたものです。「男らしさ」を強調するために。
明治以前の日本人の性の伝統・歴史は、まさに『好色』『なまめかしさ』そのものでした。
余談ですが、D.H ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」は日本では「ポルノ」扱いされましたが、
あの作品や「アポカリプス論〜現代人は愛しうるか」等はキリスト教が説く愛の思想(同時に性の問題でもある)を
完膚無きまでに批判・否定するのが本質なのです。

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1176734553/456
310( ´`ω´) ◆BusaikuHX6 :2007/05/03(木) 03:57:06 ID:??? BE:419118375-2BP(6222)
>>309
『キリスト教とセックス戦争―西洋における女性観念の構造』Armstrong, Karen
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9960611345
Armstrong, Karen、THE GOSPEL ACCORDING TO WOMAN : Christianity's Creation of the Sex War in the West

>「情欲という悪魔」を抑圧するために捻出された「魔女妄想」と「聖なる婚姻・家族」は、遠い神話となったか?
>西洋キリスト教が育成した特異な「女性恐怖」の根源をえぐる。
>「原罪」としてのエバ」「聖母マリアの処女信仰」女性はすべて処女にして魔女」という西洋キリスト教の底に流れる
>特異な〈女性恐怖〉の根源をさぐる。
>殉教者や聖者、魔女とされた女性らの生を辿りつつ、キリスト教にひそむ性的神経症の構造を解明する。

「反・自然(反・森の木々)」については、アメリカの科学史家のリン・ホワイト・Jrが何十年も前に
『われわれの生態学的危機の歴史的根源』と題した一文を『サイエンス誌』に載せた。
(もちろん「歴史的根源」とは、ユダヤ・キリスト教を指すことはいうまでもない)。

(´`ω´`)y-~~~

『歴史を理解するには、事物がいかにあるかということを知るだけではなく、
それがどのようにしてそうなったかをも知らねばならない』。フランツ・ボアズ
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