【行殺16】恋とキノコとマシンガン

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50はじめまして名無しさん

"秋葉原の女王"こと桃井はるこがお届けする"究極の萌えナンバー"『WONER MOMO-i〜New recording〜』が、10月19日に登場!! これは彼女をチャッチせねば……と言うことで、さっそくインタビューを開始!桃井はるこの"今の想い"を、ぜひぜひキュキュキュ〜ンと感じてくれ!!

時代は、桃井はるこを求めてる?!

――昨年で、UNDER 17は惜しまれつつ解散。今年は、桃井はるこ自身としていろんな活動を行なってますよね。
正直今年の前半頃は、"UNDER 17 が終わり、この後どうなっちゃうのかなぁ…"と不安だったんです。

51はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:48:04 ID:46amLlKw
――えっ、そうだったんですか?
本人的には何も変わってないんですけど、ファンの人たちに"UNDER 17は好きだけど、桃井はるこ自身はあんまり"とか言われないかなと、超不安だったんですよ。それでも、"曲を作り続けるしかない"と思って…。

――実際、今年に入ってもけっこうな数を作ってますよね。
今年だけでもすでに、アニメやゲームの楽曲を10曲以上作らせていただいてるんですけど。そうこうしてることで、だんだんと自信も出てきて(笑)。さらにこの夏、イベントへ出演したときにすごい声援をもらえたので、
"これはいけそうだ、がんばるぞ〜!"…と思ってた矢先。今度は、『ワンダーモモーイ』のシングル化のお話をいただけたんです。しかも、非常に自信を持った作品として完成させることもできました。

――いろんなタイアップ話が来るくらいだから、周りも桃井さんにはさまざまな期待感を寄せてるんじゃない?
"やって欲しい"と言ってくださる方がいらっしゃるのは、ホントありがたいなと。それはファンの方々も含め、
そうやって楽しみにしてくださる人たちがいらっしゃるのなら、"がんばるぞ〜"という気持ちで、何時もいます!
52はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:48:33 ID:46amLlKw
桃井はるこにとっての、UNDER 17とは…

――話は多少さかのぼってしまうんだけど。やはりUNDER 17を演ってきたことは、桃井さんにとっても大きなことだったのかな…と言う気がするんです。
大きかったですね。『WONER MOMO-i〜New recording〜』の歌詞だって、UNDER 17を経験してなかったら書けなかった内容だし。今年作り続けてきた楽曲にしても、
昨年までのことを踏まえたうえで、今の…とても素直な気持ちの状態で書き上げることのできた作品ばかりなんです。
 UNDER 17は、"萌えソングを作ること"を目標に掲げ演ってきたわけですけど。私自身、ソロになってもUNDER 17の頃と心意気は何も変わってない…。
 と同時に世の中は、今や誰もが"萌え"の存在を知ってる時代にもなってるじゃないですか。そういう風に一般の方が「萌え」を語り始めようとしてる前に、
(萌えの象徴でもある)UNDER 17がサッと居なくなったところへ、"ロックっぽい伝説があって格好いいかなぁ" とも、じつは思ってるんです。

53はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:48:55 ID:46amLlKw
確かにとらえ方的には、そうですよね。
昨年演ったUNDER 17の解散コンサートのときに、横浜ブリッツへ集まった2000人近くの人たちはもちろんのこと。
UNDER 17と共に萌えソングの伝説を一緒に体感したり、UNDER 17のCDを買ってくれた人たちと共感し続けてきた日々。
きっとあの活動の中で生まれたパワーは、解散という結果が出たからこそ、伝説を作り得るくらいの力を生み出すことになったのかなノとも思ってしまうんです。
54はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:49:29 ID:46amLlKw
桃井はるこが語る、萌えの定義…

――桃井さん自身は、かなり早い時期から "萌え" を掲げながら表現し続けてきましたよね。
カウンターカルチャーじゃないですけど、メチャクチャ早かった気はしています。
それだって、流れを作ろうとしてじゃなく、私自身が時流に乗ることにつまらなさを覚えてしまう性格なぶん、結果的に自然とそうなっていったというのが正しい気がします。

――こちら側の視点で客観的に捉えるならば、桃井さん自身が今の "萌えソングのひな型" を作ってきた方という気もするんです。
そうだったら嬉しいんですけど。だけどそれだって、狙って演ってたわけじゃないと言うか…。
そもそも私がこういう活動を始めたきっかけだって、ネット上でウェブページ展開をしている頃に、某ゲーム雑誌の方が「うちで連載してみませんか?」と言ってくれたことが始まりでしたし、
連載を始めたら、いつしかイベントを演るようになり、気がついたらラジオ番組でしゃべってたり、アニメのオーディションを受けて声優をやったり。声優を始めたら今度は、アニメの楽曲まで手がけさせていただけるようになったり…。
ホント気がついたらそういう時流の中に自分が居たという感覚なので、狙って演ったわけじゃまったくないんです。

――なるほど〜。
シングルの『WONER MOMO-i〜New recording〜』だって、最初は PS2用ゲーム『太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル』の中へ、制作スタッフの方から
"『ワンダーモモーイ』という楽曲を歌ってみませんか?!" というお話をいただき、そのゲーム用にと作った楽曲でしたし。それを、シングル盤『WONER MOMO-i〜New recording 〜』という形で出すお話へと発展し、
今に繋がっていったことでもあるんです。

55はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:50:01 ID:46amLlKw
――この『ワンダーモモーイ』はもちろんのこと。UNDER 17の楽曲って、さっきも言った "萌えソングのひな型" という印象を、強く受けてしまうんです。
私が萌えソングのひな型ですか?? 本当にそうだとしたら、嬉しいことですよね。
最近でこそ "萌えソング" や "電波ソング" なんて言われてますけど、UNDER 17以前にはなかった言葉でしたし。曲の中へアニメの名前を入れるのだって、自分が聞き手としてモこういう歌があったらいいのにな "
ということを形にした結果として出てきた" それこそ、洗濯ネットがあったらいいなと思って洗濯ネットを作っちゃった主婦の発明と同じ感覚なんですよ。

――ほほぉ〜!!
たとえばの話ですけど、パンクロックを演ってる人は、その生きざまが自分に合ってるから演るわけじゃないですか。
黒人の人が R&Bを好むのも、そう。私が "萌えソングを歌う" のも、幼少の頃から聴いてきたルーツ・ミュージックが歌謡曲やアニメソングだからこそ、その要素が自然と出ていくんだと思うんです。
56はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:50:36 ID:46amLlKw
オタク的な視点で表現。それが桃井はるこスタイル

――と言うことは、自分が求めてる世界観を、素直に音楽という形に変え表現してるだけということだ。
そう。セリフを入れたり、曲中でタイトルを叫んだりするのって、みなさんためらいがちなことですし、音楽的にはチョットという視点もあると思うんですけど。私にとっては、それが何よりも大切だった。
言うなれば、そういうオタク的な視点で、私はズッと曲を作り続けてきたし。そうし続けていきたいんですよ。しかもそれをゴージャスなスタイルで演っているから、格好いい。
今回の楽曲を編曲してくださった manzoさんの作りあげるベースラインなんて、メチャクチャ格好いいですからね。

――間奏のアレンジは、まさしく往年のハードロックだし。
そうなんですよ。そういう遊び心が楽しいし。何よりも manzoさんが、オタク的な本質をしっかり理解してくださってるのが嬉しいんです。

――それって、大切なポイントですよね。
よく本質を知らない方は、"アニメソングの場合は掛け声を入れれば良い" "お兄ちゃんと入れれば良い" "メイドと言えば良い" など、そういう短絡的なとらえ方をしながら表現しますけど。
私は、そういうのが一番ムカつくんですよ。そうじゃなくて、私は "根底にスピリットがあるからこそ叫んだり、セリフを言う" わけだし。実際そこの矛盾点で、短絡的に考える方々と闘ったりもしてるんです(笑)。

57はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:51:03 ID:46amLlKw
『ワンダーモモーイ』はオタク精神満載の逸品!

――そう考えれば『ワンダーモモーイ』は、まさにオタクの精神を熟知したうえで完成した作品だ。
この『ワンダーモモーイ』の歌詞は、自分の素直な気持ちを綴った内容。"アニメやゲームへ夢中になってきた過去の自分へ対する感謝の想い" だったり、" 応援してくれるみんなへの恩返しの気持ち" だったり。
とくに最近は、女性の方に共感してもらえる比重が増えたのも、すごく嬉しくって…。

――やはり、同性支持って嬉しいものなんだ。
嬉しいですね。私の考える萌えソングって、"お兄ちゃんに媚びる歌" ではなく、"女の子の本音の叫び" なんですよ。UNDER 17では、けっこう生々しいことを歌ってきたんですけど。
その本音の部分へ同性の方々に共感してもらえたというのは、とても嬉しいことでした。

――だからこそみんな、"桃井はるこ=萌えソングの女王" 的な捉え方をしてるのかなって気もするんだ。
だけど萌えソングと言っても、けっしてジャンル的に確立されたものじゃないですからね。実際今回のシングル盤だって、収録した2曲ともまったく違う曲調ですし…。

58はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:51:51 ID:46amLlKw
日本の昔話こそ、萌えな元祖スタイル

――C/Wへ収録した『ONCE UPON A TIME〜Fairy story 〜』へは、どんな想いを込めたんですか??
私、日本古来から伝わる昔話やおとぎ話って、萌えのルーツだと思ってるんです。日本で一番古い物語と言われてる『竹取物語』ノつまり『かぐや姫』こそ、まさに萌えのルーツのような物語じゃないですか。

――ルーツ…ですか?!
そう。光ってる竹を切ったら、中から小さな女の子が出てくるなんて、まさに "萌え萌え" な話じゃないですか。日本で一番古い物語自体がすでに萌えなんですから、この国は昔から "萌えな国" だったんですよ。

――お〜、まさしくそうだっ!!
この『ONCE UPON A TIME〜Fairy story 〜』もまた、出会いがある反面、犯罪も起きている現在のネット社会を背景に据えた、おとぎ話なんです。

59はじめまして名無しさん:2005/11/16(水) 22:52:28 ID:46amLlKw
――もっと具体的に、聞きたいですね、そこは。
今って、ネットで出会い結婚をしたり、メッセンジャーでの会話から恋愛や結婚話に進んだり。それこそ "桃井はるこが好き" という人たちだって、ネットの中では世界中何処へ居ても繋がりあえるわけじゃないですか。
だとしたら、きっと今のネット社会の中だったら、親指姫と一寸法師も出会うことが出来たんじゃないかな…と思って。

――そのファンタジックな捉え方って、なんか素敵だなぁ。そして今後なんですが、待望のソロ・ツアーがスタートします!
今回のツアーでは、普段ではなかなか足を運べない場所にも行かせて戴けますし。どの場所でも、楽しい時間を作りあげられればなと思ってます。
同じ時代の中、同じ想いを共有したい方は、良かったら観に来てください。きっと楽しいことが待ってると思いますよ。

――ちなみにUNDER 17の楽曲を、ライブで演る予定は?
そこが難しいところですよねぇ。ファンの方々の間でも、"演って欲しい派" と "演って欲しくない派" へ真っ二つに分かれてるんですよ。私的にはどちらでもノと思いつつ。
やっぱしUNDER 17の解散ライブは、私自身にも大きな衝撃を与えてたよう。今はまだ "あのときのことは想い出のままにしておきたい" って心境と言うか、"まだUNDER 17を振り返るのは早いのかな" って気がしています。
その辺は、時期が来ればなんでしょう…。とりあえず、ラジオ番組を通し、みんなで選挙をして決めようかな(笑)