>>141 今回は間違った処置をしてしまいましたね。下痢には治療原則があります。今後の為にもメモして
おいてください。
@上部消化管症状(上部消化管とは主に胃と食道を指し、嘔気、嘔吐、上腹部痛などの症状)や下腹部痛が無い時。
脂肪、線維が多いもの、刺激物、アルコールを避けて、消化のよい食事とスポーツドリンクで様子を観ます
A上部消化管症状があり、あるいは下腹部痛がありかつ痛みが排便後も続く時。
食事も水分も極力制限します
BAの結果脱水症状を呈する時。
輸液療法をします
今回あなたの場合、腹痛があったので水やスポーツドリンクを飲んで症状を悪化させていたようです。
一般に急性の下痢は下痢止めを内服しない方が無難です。というのは、細菌性食中毒では下痢をして腸内の
細菌を下痢便と一緒に排出しようと体が必死の努力をしているのですから、それを止めると細菌を体内に閉じ
込めてしまう結果になります。急性下痢は細菌性のものなのかその他の原因なのか鑑別がつけにくいので、
念のために下痢止めは内服しないようにしましょう。