【スポニチ】武藤 ノア参戦用パートナー選定 (2004年5月28日付)
全日本の武藤敬司社長(41)が27日、ノアの7・10東京ドーム大会出場に向け、
30日開幕の次シリーズでタッグパートナーを選定する意向を明かした。ノアの
三沢光晴社長(41)は小川良成(37)=ノア=と組み、武藤&太陽ケア(28)組
を希望。これに対し武藤は「パートナーを決めるために、もう1シリーズ待って
くれ」と返答を一時保留した。
夢対決だからこそ大事にしたい。武藤はこの日、都内でサムライTVの番組
「プロレスの砦(とりで)」の収録に参加。“人間風車”ビル・ロビンソンらと
対談したあとに口を開いた。「1発目の重要さをつくづく知っているから、ノア
に負けない人材を連れて行きたい」と選定シリーズ実施を決めた。
指名された太陽とのタッグは、現状では困難だ。全日本生え抜き、そして世界
タッグ王座を獲得した元パートナーだが、正規軍の対抗勢力「RO&D」に属する。
「彼もポリシーを持ってRO&Dにいるわけだし、簡単にはいかない」と、次シリ
ーズでノア参戦の意義に賛同する選手を見極めるという。
GHCタッグ選手権の可能性は、やんわりと否定した。「勝ち負けにとらわれる
より三沢社長を味わってみたい」。王道と闘魂の遺伝子頂上対決で、極上のプロレ
スを構築するつもりだ。冷戦状態だった全日本とノア。「打ち上げ花火で終わるの
は嫌。末永くお付き合いできる関係をつくりたい」。武藤は夢対決を経て“国交正
常化”を目指す。
http://www.sponichi.co.jp/battle/kiji/2004/05/28/02.html