びっくりくん ◆NewsGaLoo. 映画大好き。

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87びっくりくん ◆NewsGaLoo.
★DOLBY SURROUNDとは?

 DOLBY SURROUNDは、家庭用の「DOLBY STEREO」です。

 DOLBY STEREOというのは、1977年公開「スターウォーズ」に採用された映画音声技術。最近の
5.1ch音声が1995年に登場するまで実に20年近く、映画界を制覇した立体音声技術です。
 ビデオレンタルで15年くらい前の洋画(VHS)を借りてきてください。バックトゥザ・フューチャー2
なんかがいいですかね。エンドロールに「DOLBY STEREO」って出てきてます。そしてパッケージ
には「DOLBY SURROUND」と書いてあります。この2つは同じモノで、映画館などのプロ用では
DOLBY STEREOという名前で使われ、家庭用の機器はDOLBY SURROUNDと呼ばれました。

 さてこのドルビーサラウンドなんですが、なんと左右2chの音源に、前後あわせて4ch分の
音声が収録されてます。どうやってそんなムチャをしてるんだ?とお思いでしょう。
そのカラクリはこんな感じ。

 ドルビーステレオはその名の通りステレオ音声なんですが、

 左右音声:
  そのまんま、普通に収録されてます。

 センター音声:
  左右チャンネルに同位相、同レベルの音を収録されてます。
  デコーダは左右チャンネルに同位相の音を発見するとセンターチャンネルから再生します。
  デコーダが無い場合、自然に左右ステレオの真ん中から聞こえます。

 リアサラウンド音声:
  左右チャンネルに逆位相、同レベルの音を収録する。
  デコーダは左右チャンネルに逆位相の音を発見すると、リアサラウンドから再生します。
  デコーダが無い場合、逆位相なのでうち消されます。
88びっくりくん ◆NewsGaLoo. :04/03/05 18:23 ID:???
 映画館ではDOLBY SETEREOに対応したデコーダでこれらのチャンネルを展開し、
立体音声を生み出していました。その時のイメージ図はこんな感じ。

【DOLBY STEREO】※家庭用はDOLBY SURROUNDという名前。

 前3ch、後ろ1ch

■.□■□.■   左 センター 右

   座席
■     ■     サラウンド
. ■■■■
89びっくりくん ◆NewsGaLoo. :04/03/05 18:33 ID:???
 じゃあ家庭用でこのDOLBY SURROUNDを楽しむ方法はないの!?と思った人
いませんか?ジャジャジャーン。あるんですね〜、家庭で楽しむ方法!家庭でも
これらの昔のVHSテープを立体音声で楽しめるんです。
 それは、今話題の「ホームシアターセット」です!かつては異常に高価だった
シアターセットも、今じゃ2万円程度で買えるものすらあります。
 ※例:http://www.bidders.co.jp/sitem/18042449
     http://www.bidders.co.jp/sitem/23558196

 このホームシアターセットの機能である、「DOLBY PROLOGIC II」というのを
使うことで、DOLBY SURROUNDの音声を展開し、5.1chにまで拡張してくれる
んですね。

 (DOLBY PROLOGIC IIについての説明は、めんどくさいのでここ参照
   http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/av/1078145546/65      )

 更に最近のシアターセットでは6.1chに対応したものがあるんですが、この6.1ch
対応アンプの「dts Neo:6 Cinema」を使うことで、同じようにDOLBY SURROUNDを
展開して楽しむことができますゾ。

 昔買ったVHSのテープが立体音声で再生されるのはカナリの面白さです。ビビります。
感動します。マジ。あれ?こんな映画だったっけ?なんて思うシーンも山ほどあります。
ホームシアターセットを導入したら是非一度、DOLBY SURROUNDのビデオを見てください。
90びっくりくん ◆NewsGaLoo. :04/03/05 18:41 ID:???
んで、、、
既にシアターセット(AVアンプ)を持っている人の為に、こんなもんを作ってみました。
ドアのガチャガチャいう音が部屋中をグルグル回る音声ファイルです。

「ホントにステレオ音声で後ろの音が作れるのかよ?」という疑問をお持ちの方、ぜひ体験してみてください。
ホントにステレオ音声に後ろの音を紛れ込ませることができるんです!

http://newsplus.jp/~bikkuriman/door.wav
PCM WAVEデータ 176.4秒 44.1KHz 16bit
1.32 MB (1,390,366 バイト)

ダウンロードソフトで落として、CD-Rに焼いてホームシアターで再生してみて下さい。
※プロロジック2よりもdtsNEO6の方がサラウンドバック音声がわかりやすいと思います。

まずはステレオ音声。
左、真ん中、右、真ん中、左、真ん中、右… と、順番にドアが「ガチャガチャ」いうだけ。

次にプロロジック2等のデコード音声。
左、前、右、後ろ、左、真ん中、前、右… と、ドアの「ガチャガチャ」が部屋の四方から聞こえます。

(ただのステレオ音声なのでホームシアターを持っていない人も再生できますが、
 ドアがガチャガチャ言うだけですよん。)