ま ど か

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271はじめまして名無しさん
我々は1が何故このようなスレッドを立てたのかという
疑問を解決するため、1の故郷である冥王星に向かった。
「まだ太陽系にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと
咎められた。

小人が住むような小さな居住モジュール、ツギハギだらけの
宇宙服を着る農夫たち、
そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
惑星改造だの、外宇宙進出だの、恒星間移民だので浮かれていた
我々は改めて冥王星の現状を噛み締めていた。

ボロ屑のような居住モジュールに居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「息子が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。

我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、冥王星の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰った合成蛋白質を手に、
打ちひしがれながら地球へと帰路についた。