入院中によくあること

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227名無しさん@お腹いっぱい。
大きな病院だと必ず一人はいる超美人な看護師。
俺の入院した病院に居たのは、身長が170cmくらいで柴咲コウっぽい顔の
クールビューティーだった。
俺、大腸の病気だったんだけど、
その看護師に「次に大便が出た時は、私をトイレに呼んでください。
便を見てみますから」と涼しい顔で言われた。

普通だったら、そんな人が俺の便の入った便器を
覗き込むことなんか200%ありえない。
入院中にはよくあることかも知れないが、
その感覚に慣れていなかった俺は
当然のごとく次の排便時には看護師を呼ばず、
便を流していた。
夜、夜勤の別の看護師に変わった時にも
その夜勤の看護師も呼ばずに流していた。

何日かして、その美人の看護師は
「恥ずかしいかもしれませんが、
ちゃんと見せてくれないと 直りませんよ」
と優しくしかってくれた。

ええい! こうなりゃ チャイルドプレイじゃー!
と割り切った。
そして次の排便時にトイレのインターフォンにこう叫んだ。
「○○号室の△△です。大便が出ましたので□□さんを呼んでください!!」

数分後に小汚い男子便所に現れた彼女は、相変わらずの華やいだ雰囲気で
殺人的な臭気を放つ便器に顔を突っ込んだ。
そして数秒後、後ろを振り向き、切れ長の美しい瞳を俺に向けてこう言った。
「軟便剤が効きすぎているようですね。う○こが柔らか過ぎます。
先生に相談しますが、少し量を減らしたほうがいいですね。」
そして、軽やかな動作で水を流し、俺にすばらしい笑顔を見せて
男子便所から出て行った。

彼女の華やいだ美しさと、男子便所の小汚さのギャップがすごいのと、
見た目からは想像できない”う○こ”発言のおかげで
俺の頭の中は異次元へ旅立っていた。

まあ、今となっては入院生活の中で唯一の不思議で
楽しいできごとだったと思う。