>>132 関連
■看護師死亡 先月ワクチン接種 NHK 2009年11月25日19時15分
新型インフルエンザに感染した鹿児島県の30代の看護師の女性が、25日午前、
インフルエンザの脳症で死亡しました。この看護師は、先月下旬、優先接種の対象と
なっていた医療従事者として新型インフルエンザのワクチンを接種していました。
鹿児島県によりますと、死亡したのは鹿児島県東部の大隅半島に住む30代の
看護師の女性です。この女性は今月21日に発熱やせきの症状を訴え、近くの医療
機関を受診して治療薬のタミフルを処方されましたが、その翌日に症状が悪化し心肺
停止状態になりました。そして、24日、新型インフルエンザに感染していることが遺伝子
検査で確認され、25日午前4時ごろ、インフルエンザの脳症で死亡しました。この女性は、
先月下旬に、優先接種の対象となっていた医療従事者として新型インフルエンザのワクチンを
接種していました。女性には、脳動脈りゅうなどの持病があったということです。鹿児島県は
「ワクチンの接種による影響はわからない」と話しています。インフルエンザ脳症に詳しい
岡山大学の森島恒雄教授は「ワクチンを接種したあとに脳症で死亡するケースは、季節性の
インフルエンザでも報告されている。ワクチンは重症化を100%防げるわけではないが、
全体としては重症患者の数を減らす効果があり、接種したほうがよいことに変わりない。
そのうえで、手洗いなどで感染を予防することが大切だ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014006781000.html