■新型ワクチン接種、副反応は0.009%―重篤例は0.0007%
厚生労働省は10月28日の記者会見で、新型インフルエンザワクチン接種による
副反応の頻度は0.009%で、うち重篤症例は0.0007%とする暫定値を発表した。
厚労省の担当者は、報告頻度が例年の季節性インフルエンザワクチンより高いと
考えられるため、単純に比較できるデータはないとしながらも、「今すぐ接種を
やめなければいけないような、大きな問題を示すデータではない」との見方を示した。
19−23日に受託医療機関で接種した人について、26日夜までの副反応報告を
基に計算した。報告数は重篤な副反応が6例、非重篤の副反応が75例の計81例で、
接種者数は医療機関納入数と同じ85万人と推定した。
厚労省の担当者は、実際の接種者数が納入数を下回る可能性があるため、
「あくまでも暫定値だ」としながらも、医療機関から納入量を上回る入荷希望があった
ことなどを踏まえ、「大きな変動はないだろう」としている。
厚労省は、正確な接種者数を1か月ごとに集計し、それに基づく副反応の頻度を
順次公表する方針だ。
更新:2009/10/28 20:35 キャリアブレイン
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