ttp://www.jiji.com/jc/v2?id=20090501newtype-influ_06 ウイルス、早期に流入?
厚生労働省は6月4日、新型インフルエンザの感染が確認された神戸市の男子高校生について、
5月5日に発症していたと発表した。男子生徒に海外渡航歴はなく、同省は他人から感染したとみて追跡調査を進めている。
成田空港の検疫でカナダから帰国した大阪府の高校生らの感染が見つかった同9日が最初のケースとされていたが、
少なくともその4日前からウイルスが国内に流入していたことになる。
同省によると、男子生徒は同5日に発症し、翌日に同市内の医療機関を受診。
簡易検査でA型陽性反応が出たが、詳細な検査は行われなかった。
その後、同17日をピークに神戸市などで国内発生が相次ぎ、
医療機関側から連絡を受けた同市が残っていた男子生徒の検体を詳細検査したところ、同20日に新型感染が確認されたという。
一方、同省は患者の状況についても集計し、公表した。
4日午前11時現在の累計患者数は401人(空港の検疫で見つかった人を除く)で、
既に358人が回復。治療や経過観察を行っているのは37人(うち24人が入院中)、6人は調査中としている。