新型インフルエンザのニュースを淡々と貼るスレ6

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70名無しさん@お腹いっぱい。
How Flu Damages Lung Tissue
ScienceDaily (July 17, 2009)
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/07/090717150302.htm

インフルエンザが肺組織にダメージを与える仕組み解明
ScienceDaily誌(2009年7月17日)
  バーミンガム州立アラバマ大学(UAB)と南部諸州研究学会の
最近の研究によって、インフルエンザウイルスが増殖し肺上皮細胞の
損傷を助けるタンパク質が肺の分泌液の増加を引き起こしていることが判った。
実験生物学アメリカ連邦協会誌の7月13日週号のオンライン誌上で
研究者は、この発見がインフルエンザがどの様に肺を攻撃し、また
どの様に新しい治療目標を提供すればいいかの洞察を与えると述べた。
  インフルエンザの重症例では、肺に分泌液が蓄積され、呼吸困難となり、
循環血液中に酸素を届けることを妨げる。研究者はインフルエンザウイルスの
M2タンパク質が、細胞の中のフリーラジカルや酸化体(オキシダント)の
量を増加させることで肺から分泌液を取り除く仕事を行っているタンパク質を
壊すことを報告した。オキシダントは本来の細胞機能にとって必要であるが、
量が制御され無い場合は細胞にとって有害である。
「正常な状態では、オキシダントは細胞の中の病原体を破壊するという重要な
役割を担っています。しかし、私たちの発見によればオキシダントの量を
少なくしたり、増加を妨げることで、M2タンパク質による肺へのダメージを
妨げることが示唆されました。」とバーミンガム州立アラバマ大学の研究所の
副所長、麻酔学教授でこの研究の主席研究者のSadis Matalon博士は述べています。
研究者たちは、最近のH1N1インフルエンザの発生と世界中での急速な
広がりは、このウイルスがどの様に肺にダメージを与えるかをよく理解する
必要性と新しい治療法を見つける緊急性を両方とも浮かび上がらせていると
述べています。インフルエンザは合衆国だけで、毎年20万人が入院治療を
受け、3万6千人が死亡する伝染病です。
Matalon博士とUABの共同研究者、Ahmed Lazrak博士、Karen E. Iles博士、
そして、南部諸州研究学会のJames W. Noah博士、Diana L. Noah博士は
M2タンパク質と分泌液の除去に関係している肺のタンパク質をカエルの卵に
注入しました。分子生物学の技術を使って、彼らは肺の障害の原因となっている
部分を分離するまでインフルエンザのタンパク質の一部を取り除きました。
「私たちはインフルエンザのタンパク質の長さが短くなったときに、肺から
分泌液を取り除く働きのある肺タンパク質を傷つけないことを発見しました。」
とDiana Noahは話ました。「これはM2インフルエンザタンパク質が正常に
機能することを妨げ、インフルエンザの感染からより早く回復させることが
できる有望な薬を私たちが設計することを可能にする重要な情報です。」
別の実験ではオキシダント(酸化体)を取り除いた作用物質と共に加工されていない
完全な形のインフルエンザタンパク質とそれの標的となる肺タンパク質が
カエルの卵に注入された。この研究による発見はこの処置を施された肺タンパク
質はもはやインフルエンザウイルスによる損傷を受けないということだった。
研究者のチームは人間の肺から取り出した細胞で同様の実験を繰り返し行い、
同様の結果が得られた。「私たちはカエルの卵で見つけ、人間の肺細胞で確認
されたインフルエンザが単純な方法で肺の重要な部分を傷つける基礎的なメカ
ニズムを理解することが出来た。」とMatalon博士は述べた。
研究者たちはこれらの結果がビタミンCのようなシンプルな酸化防止剤がイン
フルエンザ(の感染を)妨げたり、(症状を)最小限にすることを示している
と言うのをためらっている。「この問題は非常に込み入っていて、私たちは
まだ簡単に答えることが出来ない。」とJames Noahは言う。「予防接種が
インフルエンザに対する一番の予防策です。そして、場合によっては効果的な
抗ウイルス薬も私たちは持っています。しかし、インフルエンザウイルスは
ワクチンや薬の効果を弱める並外れた変異能力を持っています。新しい潜在的な
介入対象を持つことが、インフルエンザウイルスと戦うまったく新しい方法を
切り開くのです。」