>>425 つづき
■■NHK総合テレビニュース ニューステラス関西■■
7月9日(木)18:10〜19:00 放送分
『大阪南部で再流行か?新型インフル最新情報』
レポート2
大阪府は現在までに421人が新型インフルエンザに感染(全国最多)
流行状況
5月17日〜31日 北部中心に流行
6月1日 〜22日 流行が一旦落ち着く
6月23日〜7月8日 南部を中心に感染増加
大阪府は7月に入ってからの9日間で感染者数が5月の感染報告を上回り、
感染スピードが増加している。
現在、大阪府の8つの市と町で学級・学校閉鎖。
年齢別では10代の感染が圧倒的に多い。
>>426 つづき
■■NHK総合テレビニュース ニューステラス関西■■
7月9日(木)18:10〜19:00 放送分
『大阪南部で再流行か?新型インフル最新情報』
【解説】井上幸子記者
国内感染確認は既に2,000人を越えた。
国内で重症になったという報告は無いが、今回の新型インフルエンザを
WHOは”重症度は中程度”という見方をしている。
世界では現在94,000人あまりが新型インフルエンザに感染し、
429人が死亡した。
アメリカやカナダ、オーストラリアなど、医療体制が整備された国でも
死亡者が出ている。
致死率は0.45%で国内の季節性インフルエンザの致死率0.1%以下
よりも高く、決して油断できない。
国立感染症研究所などの調査で高齢者の一部に免疫があることがわかった。
若年者にはほとんど免疫がなかったが、60代以上のグループでは約40%が
新型インフルエンザに免疫を持っていた。ただし、高齢者は感染すると重症化
しやすいので、注意が必要。
ウイルスの変異について
新型インフルエンザに感染した大阪の患者から、タミフル耐性ウイルスが
検出されている。タミフル耐性ウイルスは香港やデンマークでも見つかって
いるが、他の患者に広がったという情報はまだ無い。
今後全国の医療機関で監視を続けることにしている。
明日、桝添厚生大臣や橋下知事など、関西の知事が大阪に集まり新型インフルエンザ
対策の会合を開く。
今後の大阪府下の新型インフルエンザの流行について
大阪公衆衛生研究所 高橋一夫副所長
梅雨の湿った時期にもかかわらず、現在大阪南部で流行が拡大し
北摂でも患者が出始めている。府内で今後大きな流行になる
可能性がある。