【人ひと感染】新型インフルエンザ総合スレPart24
=マスコミ・医者も間違う用語解説=
■弱毒型・強毒型
致死率とは無関係でウイルスの繁殖部位による分類。
疾患が肺・気管支のみが弱毒型。全身の場合強毒型。
■病原性
症状の重さ。致死率により定義。
鳥が罹患後75%以上の致死率を持つ場合を高病原性と定義
(国際獣疫事務局)。人間の致死率75%以上とイコールではない。
家畜伝染病予防法での高病原性定義は異なるが、症状が重く
なるものほど病原性が高いということになる。
○一般に強毒型であれば弱毒型より病原性が強くなる。
だからと言って強毒型=高病原性ではない
○WHOが想定していたパンデミックは鳥インフルエンザ(強毒型)が
高病原性のまま広がっていくという最悪事態。
各フェーズもこれを前提に行動指針が決められていたため、
弱毒型の今回の新型インフルエンザの場合、臨機応変に対応する
必要がある。マニュアルに書いてないから。
○各国のパンデミック対策は想定条件が異なり、米国は感染率
20〜40%、致死率20%(強毒型)を、日本では感染率25%、致死率2%
(弱毒型)を想定。日本はスペイン風邪並み想定のイメージ。
想定条件が異なるのは医療水準や経済効果性を勘案してのもの。
既存のH5H1は人間で致死率50%程度。
○毎年起こる季節性インフルエンザで日本でも高齢者を中心に
1万人/年ぐらい死亡。
○スペイン風邪も弱毒型。
しかし第ニ波・第三派で病原性が強まった上、致死率は少なくとも
2.5%以上。通常のインフルエンザの致死率が日本で0.05%程度なので
病原性はかなり強かった。免疫力の強い青年層の高致死率がが特徴。
世界で30-40%が感染したが、新型で人類が免疫を持っていなかった上、
ウイルスの増殖が通常の30倍も早かったことが原因と言われている。
因みにSARSの致死率は10%。エボラ出血熱は50-80%。
○致死率が高くても感染力が高くなければパンデミックにならない。
逆に致死率2%程度でも感染力がスペイン風邪並みとなると被害は
甚大。日本で50-80万人が数年で死ぬことになる。