【大坪社長発言 2005年の記事】
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0510/gyokai123.htm 「価格競争も厳しくなる。それまでに、さらにコスト競争力で負けない体質をつくらなくてはなりません。
ライフサイクルマネジメントという言い方をしていますが、なにがあっても対応できるような
体制づくりも必要です。価格下落を事前に予測して、そうした状況に陥っても収益を確保できる。
また、1つのシナリオが崩れた場合には、別のシナリオを用意して、すぐに対応できる。
こうした体制を作る考えです。」
一方で、昨年来、プラズマTVに対して厳しい評価をする風潮がありますが?
「液晶の画像はきれいだ、という人は遅れていますよ(笑)。ただ、これまでプラズマの良さをしっかりと
伝えてこなかった我々にも反省はあります。いや、その点では大反省です。社内でも、
いろんなところから、プラズマの良さをもっとアピールすべきだという声が出ています。
プラズマをビジネスとしてひっぱっていけるようなメッセージを出さなくてはいけない。
他社はこれからやることに対して話をしますが、松下はまじめだから、いまあるものだけを
きっちり訴求してきた(笑)。液晶とプラズマでは情報の時間軸に差があるものを、
そのまま比較されていた部分も結構ありました。
また、松下電器は、32型以下は液晶、37型以上はプラズマと明確に切り分けていますが、
両方をやっているだけにプラズマの良さだけを訴求しにくかった部分もあった。
それぞれのサイズにあせて特性をしっかりと訴えていきたいと考えています。
いま、量販店店頭においては、展示の関係上1,500ルクスという明るさとなっており、
これが、家の150ルクスの環境とは見え方が違うということをちゃんと訴えようとしています。
プラズマの良さと正確な情報をしっかりと伝えることに力を注いでいくことが、
これからますます重要だと捉えています。」