INAX上野緑工場で新たな労災隠し発覚
――05年・08年に ほぼ同様の事故・労災隠し――
http://www.janjannews.jp/archives/2164846.html ユニットバス製造大手のINAXの上野緑工場で日系ブラジル人男性(34歳)が
2008年9月12日に指2本を切断する大ケガを負ったにもかかわらず
労災の届出がなされていないとして2009年12月15日、
三重県の個人加盟制労働組合・ユニオンみえ(「連合」構成産別・全国ユニオン加盟)が
三重労働局に調査の申し入れを行なった。
INAXは当初、報道機関などに対し、
けがは「切り傷」で労基署への報告義務がない「不休災害」だと認識していたなどと
説明していた(朝日新聞名古屋版12月16日)。
しかし、その後INAXは説明を一転させ、朝日新聞の取材に対し、
本件が労基署への届け出が必要な休業をともなう労災だったと認めた(朝日新聞名古屋版12月27日)。
同工場では2005年8月12日にも、
ほぼ同様の事故が起きたにもかかわらず、
この際INAXの工場課長が下請け会社の社長に労災隠しを指示していたことが
INAXの持ち株会社である住生活グループの調査ですでに明らかになっている(中日新聞12月10日)。
ユニオンみえは1月4日、INAXに対し、
上野緑工場で繰り返される労災事故や労災隠しの真相究明及び再発防止などについての
話し合いの開催を要請した。
(以下略)