ポン中作家 倉地明美

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1名無しさん@_@:2009/01/08(木) 17:33:51 ID:n2iIa5f30
銀座「女の戦い」ウラ話
http://www.amazon.co.jp/%E9%8A%80%E5%BA%A7%E3%80%8C%E5%A5%B3%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84%E3%80%8D%E3%82%A6%E3%83%A9%E8%A9%B1-%E5%80%89%E5%9C%B0-%E6%98%8E%E7%BE%8E/dp/4765271552/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1231403353&sr=8-1

倉知ブログ http://ameblo.jp/greeeen-1223/


銀座「女の戦い」ウラ話〜倉地明美著書より〜

P143 毎日、シンナー三昧だった。

P144 16歳のころ、あたしは22歳年上のヤクザと同棲を始めた。
   自分より、はるか年上のおじさんたちに「姐さん」と呼ばれていた

P145 親には見捨てられるし、あたしの人生、こんなんでいいやと開き直っていた。
   好奇心から相手がしていた覚せい剤に手を出した。
   そして、『人間やめますか?』と言う覚せい剤撲滅のタイトルのようにとことん堕ちて行った。
    来る日も、来る日も、白い粉のことしか考えられなくなった。一年後には骨と皮になっていた。
   一人で食事もできないくらい、痩せ細った。その自分の姿を美しいとさえ思っていた。

P147 その後、覚せい剤の後遺症との猛烈な戦いが始まった。夜中になるとわめき出す。
   幻覚、幻聴。砂糖でも、塩でも、小麦粉でも白い粉なら何でも覚せい剤に見えた。何でもかまわないから打ちたくなった。

P148 「出せー、出せー。クスリ、クスリ出せー」
   わめき散らす私を、母が背後からしっかりと抱きとめた。
    子どもっぽすぎる甘えだったと、今ならわかる。だけど、たしかにこれが10代のあたしの現実だった。
   母の愛の支えがなかったら、父の勇気がなかったなら、その後のあたしの人生はなかっただろう。


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