ヤマカンこと山本寛VS30人の精鋭Part254

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20名無しさん名無しさん

2000年09月

(09.21)

 こぼれる笑顔を浮かべて、親のない少女が言いました。

 「シスター、かみさまって、ほんとにいるの?」

 私は、笑顔を返すのが精一杯でした。


 生きて、行けますか?


 高三の時から温めている企画、「聖フローレンスと夕日」、未だ形にならず。
  今日長い打ち合わせを終えて家に帰り、ふと思い出す。

 描きたいのはただ、信仰と絶望。
21名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:29:38.13

(12.08)
 <アニメ原理主義者宣言>

 ・・・とうとう懐柔策取って来やがった。
  本社にまで殴り込み掛けたらまー、慌てた慌てた。流石に効いたか?いやー、さもしいねぇ。見てて鳥肌立つよ。

 俺にどんな甘い言葉掛けても無駄ですよ。ヘタクソは徹底して信用しません。誰でも。

 私はアニメーションを宗教的営為とみなします。
 私はアニメーションと、それを含む映像・視覚表象の真の有り方を追究すべく活動します。
 私はアニメーションに内包される暴力的熱狂と悪魔的幻惑の力を信じ、それをただ「有りて、有る」真理として断固支持します。

 そして、私はアニメーションのその真理のより高位で充実した生起の為、その障害となり得る総ての夷狄に対し、
 手段を選ばず、命を顧みず「聖なる闘い」の名の下にこれを駆除し、殲滅します。
 ここに以上の事を宣言致します。

  平成十三年十二月八日 スタジオ枯山水 山本寛

 ここまで書いときゃ大丈夫だろ。これ読んでもまだやりますか?じゃあ次の手考えておきますね。うひひ。
  取り敢えず、そこまで自分のバカ晒してくれて有難う御座居ます。これでこの業界がまた更にクリアに見えるようになった。
22名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:31:04.20
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1322369947/
118 名無しさん名無しさん sage 2011/11/27(日) 15:43:43.68
三万握って突撃って何やったの?
流れが速くてついていけん

131 名無しさん名無しさん sage 2011/11/27(日) 15:52:45.04
>>118
講演行った人のレポツイート

旋風の用心棒のローテ演出のときの話。はじめコンテを描いたら監督にほぼ修正をくらってカチンときた。
が、1回目はとりあえず抑えた。しかし2回目も同じようにコンテをほとんど直されてブチ切れ。
元請けはぴえろだから全然関係ないけど木上さんに愚痴を言いに行った。
その後、社長からいきなり「直接監督に文句言いに行って来い」と3万円を渡される。京都から東京なので結構金かかる。
ぴえろでフロア一帯に響きわたるような大声で伊達監督と言い合いする。言い合いしている横で、
NARUTOのプロデューサー(と言っていたと思う)に応援される。彼も監督には思うところがあったようだ。
結局、監督の方が「もういいよ」と折れる。京アニにしっかり守られていると感じた。
23名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:31:54.20

@yamacane_0901山本寛
「妄想ノオト」読み耽る。この頃の俺に今の俺は見せられんなぁ。
11月17日



http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1321439057/594
594 名無しさん名無しさん 2011/11/18(金) 02:00:55.92
ヒットしてないだろ

けいおんの興行収入は10億もいかない

「宮崎あおいの美しさがウリの映画」に負けてるんですね

あんだけ大勢のオタク共が

よってたかって何ヶ月もシコシコ書いた二次元美少女も

現実の女優一人にすら全く歯が立たない

叶う訳がない

醜い連中の欲望なんか何千人いようが、たかがしれてる

美しい心、には勝てっこないのだ
24名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:32:27.34
>>23

2002年04月
(04.22)
 塩田明彦「害虫」@渋谷ユーロスペース。

 偉大なる指導者にして永遠のヴィーナス・宮崎あおい先生に持てる総てを捧げます。

 これは凄い。期待以上のものを見せてくれた。全篇ドキドキしっぱなしで、こんなのは「はなればなれ」以来!素晴らしい!!

  勿論素晴らしいのは宮崎あおいその人なのであるが、その宮崎のエロスを搾り出すようにして撮った塩田のテクニシャン振りに感服。
少女を撮るにはまず走らせろ、とは「お引越し」の際に書いたが、塩田はそんな事をせずとも充分少女の湿り気が表現出来る事を映画史上に証明してみせた。
ふくらはぎを撮ったのである。そう、これは正に「ふくらはぎ」の映画なのだ。初潮を迎えたばかりの少女を撮るにその紅く如何わしいエロスの匂いを感じ取れる部分はやはり少なく、顔や胸を撮っても効果は薄い。
かと言って勿論ここで性器を見せたところで、触覚的な情欲の対象になるとは言え、われわれの視覚が疼きをもって欲する芳醇なエロティシズムに到達する事は出来ない。
そこでその性器から放散せられる紅いエロスを受け止め、外気と触れ合わせて芳醇な色香を生み出す場としての「脚」が注目せられるべきなのである。
そしてその武器としての「脚」の効用を充分理解しつつ、不敵にも少し大股めにわれわれの前に立ち濃厚なエロスを振り撒く宮崎はやはり不世出のディオニュソス的な女優なのだ。
勿論ふくらはぎばかり褒めるフェティシズムでは宮崎と本作の魅力の総てを語った事にはならないだろうが、それにしてもここまで撮れる監督と女優の関係というのはもう、山中貞雄が16歳の原節子を撮り得た奇跡に近い愛の成せる技で、
それを「御前、惚れとるな」と揶揄した小津安二郎が後年の完成期にその当の原節子を「惚れ切る」事により「晩春」等数々の作品を完成させたという事実を知るわれわれは、
宮崎あおいという存在から21世紀に溢れ、広がり行くであろう日本映画史の大きな荒れ狂う流れを想起せずにはいられない。
25名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:32:59.83
>>24
2002年05月
(05.14)
 癒しに。青山真治「EUREKA」。

 だが、それにしても、本作が宮崎あおいを欠いていたなら、という”if”にどうしても思考が辿り着いてしまう。
勿論、シネスコを大胆且つ自然に使いこなし、ショットに独特の呼吸を与える青山(北野の真似とは言い過ぎ。
同系だが似て非なるもの)の演出が、この世界に満ち溢れる光の粒子を一粒も落とすまいとするかのような、触感的とさえ言える程繊細な(アルカン以上!)田村のキャメラが、はたまたやはりこのヒトは凄い、
どう切っても凛として画架に収まってしまう役所広司の存在感が、欠けてしまったらという”if”は同様に成立する。
しかしそれと宮崎あおいの存在とは最早、レヴェルが一つ違うのだ。
現に見よ、長尺である三時間三十七分を見事だれる事なく描き切ったとは言え、肝心のラスト一時間の決してツボに嵌ったとは言えない展開を埋めたのは、正に21世紀のヴィーナス、宮崎あおいの身体と、そこで戯れる光の粒子の淡いまばゆさであった筈だ。
これに疑いを持つ者も、次のように言えば誰もが納得出来よう。
本作のクライマックスは役所が自転車に宮崎将を乗せてグルグル逡巡する、長く緊張感漲る1ショットですらなく(「キッズ・リターン」はその画だけでクライマックスを築けたのだ)、
やはりラストの、貝殻をひとつ、ひとつ、決して張りのあるとは言えない声をあげながら放り捨て、役所の声に応えて振り向く宮崎あおいのクローズ・アップのそのまばゆさだったのだ(でなければあのようにハイキーで処理出来まい!)。
ファーストシーンとラストシーンを宮崎のクローズ・アップで締めたところに、本作の総てがあると言っても過言ではない。
勿論青山他が無策だったと言う訳ではない。これは宮崎の禍禍しい存在が映画そのものを食らい尽くした瞬間なのだ。
こんな女優は正に稀有。その思いを新たにした(だからどうしてカンヌは主演女優賞を彼女に与えなかったのだろう!!)。

 本当に恐ろしい女優だ。
26名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:33:30.59
>>25
2002年07月
(07.03)
 拝啓 宮崎あおい様。
  貴女は立っているだけで映画です。
  映画に貴女の居場所があるどころではない、貴女自身が絶対的に映画そのものなのです。

 前田哲「パコダテ人」@テアトル梅田。
 しかしそれと、この監督の映画作家としての「資質」とは話が違う。トホホなストーリーとそれに追随するかのようなベタベタなコンティニュイティの間から見え隠れするものは、
紛れもなく映画の「匂い」であり、それは何も、今世界でも数少ない「匂う」女優、宮崎あおいの天性ひとつに負うものではない。
何より前田のキャラクターとしての「優しさ」がフィルムをまるで羊水のように浸し、そこに宮崎が心からの安堵感で横たわっている様が、このフィルムの「匂い」を充分なまでに引き出している点はもとより、
更にそれが前田のキャラクターひとつに拠るものでさえないというところを「嗅ぎ分け」なければ、最早映画に対する「嗅覚」はないに等しいとさえ断言出来よう。
宮崎とメールのやりとりをする勝地涼の背中をすっとドリーでトラック・アップする様はタルコフスキーの「鏡」に匹敵、とまでは流石に言わないが、そこに通底する感触は誰もが絶対に感じ取らなければならないし、
同じく勝地が宮崎を追って自転車をこぐ際に巻き上がったつむじ風は、この映画が如何に「祝福された」ものであるか自明の理と証明しているも同然ではないか。

 そして極め付けは終盤、家を出て国の当局に投降する決意を固めた宮崎が銭湯をふと振り返り「さよなら・・・」と呟く長回しで、
前田は今や日本映画界を牛耳んとする「映画美学校」派、青山真治や塩田明彦すら撮り得なかった、宮崎の最高のクローズ・アップを撮る事に成功する。

 15歳の宮崎の「匂い」を余す所なくフィルムに定着させた前田の次回作は、是非ゴーマンかまし放題で観たいものである。無理か。
27名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:34:02.26
>>26

2002年12月
(12.06)
 無性に惹かれてしまって無断引用がてらチャレンジ。
  因みに元ネタは・・・この情勢だし止めとくか。

 ▼「なんだか電波を受信してるなあと思っているあなたに100の質問」
19:あなたの思い出に値段をつけるとしたらいくら?
  思い出したくないなぁ。
20:その理由は?
  せめて高校時代に彼女作っておくべきだったなぁ。
21:好きな女の子のタイプは?
  宮崎あおい。
24:いま一番欲しいものは?プレステ2以外で。
  宮崎あおい。
30:理想の女の子像を想像すればそれだけで3時間は浸れますか。
  MIYUたんとあおいたんなら何とか・・・。
57:もし一日だけ誰か好きな人に変身できるとしたら、好きなカロリーメイトの味は?
  あおい味かぁ・・・ハァハァ。
60:昨日の10時頃、あなたは何をしていましたか。
  2ちゃんねらの煽り。いや、もう少し後か。
74:家に帰ったら大好きなあの娘が裸エプロンで出てきました。さて、あなたの好きなカロリーメイトの味は?
  あおいエプロンならチョコレート味一筋。
98:明日世界が滅びるとしたら、何味のカロリーメイトを食べますか?
  あおいたんかMIYUたん。
99:最後に一言どうぞ。そして次はお約束の質問だ!
  あおいたんかMIYUたん。

81:俺こいつとなら付き合ってもいいや、と思える男性芸能人/男性キャラは?
  キムタクとタッキー。
28名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:34:36.61
>>27

2003年11月
(11.18)
 及川中「ラヴァーズ・キス」。
  全く以って宮崎御大のみを目当てに観た訳なのだが一分の望みも虚しくまたハズレ!
「害虫」「パコダテ人」が嘘のような最近の御大の不遇振りには流石に不安を隠せないのだが、まぁ同じく作品に恵まれなかった裕木某とか酒井某とかとは圧倒的に格が違うのだからそう未来を案じる事もあるまい。
確かにこの貴重な十代の咽ぶような濃厚な匂いを一フィートでも多くフィルムに焼き付けたらまずはそれでも良いのだが、それにしても仕事の選びようはないものかとヒラタオフィスの重役一同を小一時間問い詰め(ry。

  そんな中改めて驚いたのが、構成上何の効果も成し得なかった同時並行エピソードの中でわれらが宮崎御大のパートに来た瞬間、画が別物のように引き締まった(と言っても水準程度だが)事であり、これにはさしもの私の贔屓目もうろたえるしかなかった。
もうまるで彼女がアングル・フレーム・照明・カットのタイミングの総てを決定しているかのような恐ろしい程に意志的な素振り。
スタッフが彼女の立ち居振る舞いに従って撮ればそのまま映画になるという、それは正に「ユリイカ」で起こったあの出来事の再現(勿論「ユリイカ」とはかなりレヴェルに差があるが)なのだ。
いわんや他の俳優との掛け合いとなると、平山「きてきてあたしンち」綾始めこの「学生映画」を満喫する文字通りの「若者」達に優しく演技指導をしてカットを処理する余裕、
主役でない分多くの役の間を動き回って少しでも自分が映る事で「映画」として成立するカットを増やそうと努力しているようにさえ見える。その彼女に市川実日子だけが何とか拮抗し得たという有様だ。

  言っても言っても誰もが小馬鹿にしてマトモに聞いてはくれないのだが、世界三大女優とはリリアン・ギッシュ、原節子そして宮崎あおいの事であり、
そしてこの定義が例えば顔を真っ赤にしながらZONEを語ってしかも音を間違えて更に赤面するといった小っ恥ずかしい若気の至りとは全く別次元の話なのだという事を、ここに重ねて申し上げておきたい。
その為には本作は格好のサンプルになるだろうし、またそれくらいしか使い道がないのも事実だろう。
29名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:35:16.57
>>28
2004年08月
(08.16)

 とにかく忙しいし観たい映画は悉く逃して続けているし、スキップしようかとも思ったが、「御得意様」の手前もあるしやはり観とくのも仕事かなぁと。


 <なんで「イノセンス」のCMに宮崎あおいが出とんじゃぁぁぁ!!!!?惜しい死ね>
30名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:38:51.49
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1321439057/
713 名無しさん名無しさん sage 2011/11/18(金) 11:46:03.59
>>596
>「宮崎あおい」の たった一人の魂に

これ、面白いよね。何に執着しているのかが、とてもよく分かる。

フラクタルの奇妙なところは、冒険譚をうたっておいてその「冒険の舞台」の設定がグダグダなこと。
それとは対照的に、フリュネとネッサの「魂の変遷」の設定については偏執狂的に深く執着しているところ。

おそらく、ヤマカンと一般視聴者のフラクタルに対する決定的な視点の違いも、そこ。

一般視聴者はクレインやグラニッツ一家に注目して観ている。なぜなら、冒険譚だからね。
しかしヤマカンは、おそらく最初から最後までフリュネとネッサしか見えていない。ヤマカンがグラニッツ一家について熱弁したことなんてないだろう?

フラクタルという作品は、だからヤマカンにとって「美しいフリュネとかわいいネッサ」をひたすら追いかけて連れ回してもらって最後に一緒になるという作品。
あの世界の中心は、フリュネなんだよ。クレインやグラニッツ一家は、ただの平凡な取り巻き。

そうだな、B級アイドルがファンを集めて温泉バスツアーしてるようなものだ。
一般人から見たら安っぽいくだらない出来損ないツアーけれど、アイドルを神聖視してる集団には「至高の体験」だろうね。

「アイドルは物語だ」ってヤマカン言ってただろ。僧院は芸能事務所。フラクタルシステムは芸能界のシステム。ザナドゥはテレビのセット。
アニオタには理解できずに非難轟々のフラクタルも、アイドルオタのヤマカンにとっては自分の感性や生理に嘘つかないで忠実に作った「最高傑作」なんだよ。

たぶんね。
31名無しさん名無しさん:2011/11/28(月) 16:39:59.40
>>30
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1321439057/
718 名無しさん名無しさん sage 2011/11/18(金) 12:33:31.91
>>713
かんなぎから何も変わってねぇじゃんかw

727 名無しさん名無しさん sage 2011/11/18(金) 13:19:07.93
>>718
かんなぎ以前に、「神聖視された女の子と平凡な男の取り巻き」ってまんま「ハルヒときょん」だよなw

730 名無しさん名無しさん sage 2011/11/18(金) 13:23:17.52
>>727
エヴァやもののけも、だな。

ヤマカンが大学で観てこの道に入ったきっかけから、何も変わってないってことだ。

733 名無しさん名無しさん sage 2011/11/18(金) 13:30:44.46
>>730
あー、それはきっと逆。

もともとのヤマカンの人格が「巫女と凡夫と奇跡」を訴求していたところに、丁度エヴァともののけ姫がジャストフィットしたんだ。
そして、エヴァ&もののけ→ハルヒ→かんなぎ→フラクタルって延々と続いているだけ。

ドルオタだし、他の視点をなにも持つこともできない。だから、「いまのアニメ観てもどれも面白くない」のは当たり前なんだ。