新聞雑誌でアニメ・漫画特集が載ったら集まるスレ5

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朝日新聞 2010年10月27日(水) マイタウン神奈川
横浜オタク文化発信計画

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)を11月に控え、各国の要人を迎える準備が着々と進む横浜市で、静かに進行している計画があった。
横浜オタク文化発信計画――。市内では数少ないメード喫茶を経営する平沢雄介さん(31)が旗振り役になって、大学とタッグを組み、
横浜の「オタク系」ショップの地図を作成したり、「オタク学」のトークショーを企画したりと意気盛んだ。
 元衆院議員秘書の平沢さんは、東京・秋葉原で流行していたメード喫茶を視察。
ビジネスとしての可能性を感じて2006年に横浜市内でメード喫茶「Honey Honey(ハニー・ハニー)」を立ち上げた。
 メード喫茶を営業するうちに、同人誌やトレーディングカード、フィギュアといったオタク系ショップが市内に散在していることを知った。
「横浜駅周辺には40軒近いショップがあるが、雑居ビルの上層階にあることが多く、目立ちにくい。
横浜には370万人が住み、当然需要はあるはず。秋葉原に行く人たちの目を少しでも地元に向けさせられないか」
 秋葉原で配られているショップの地図を念頭に、横浜でも同じようなものを作りたいと考えるように。
それで今春創刊したのが「ヨコハマヲタクガイド」。夏に2号を作って各掲載店に2万部配布した。費用はすべて持ち出しだ。
知人に紹介してもらってサブカルチャーについて研究する東京都市大学の上野直樹教授のゼミと協力し、WEB版(ttp://hamaota.com)も作成した。
現在、市内にはAPECの告知ポスターが目立つ。第3弾はそれをヒントに、ポスター版を作ろうとしている。
 9月には市内で、メード姿の女性や声優が登場し、アニメソングを歌うイベント「はまおたナイト」を開催し、大盛況だったという。
APEC開催直前の11月2日には、勢いを借りて新たなイベントをぶつける計画を立てた。
大阪芸術大学客員教授でオタク学の権威、岡田斗司夫さんのトークライブだ。
 「外国人にも人気の日本の『オタク文化』。APECで横浜に来る人たちに、ささやかでもアピールできれば」と平沢さんは不敵に笑う。