じゃあオタクや頭のいい人は、こんなくだらないことをしないのか?
そうじゃない。人間は同じなんだ。一度受けた屈辱が忘れられないから、今度は「やる側」になって同じ事を繰り返す。
たとえば僕と同じか、僕より少し下の世代の人たちが2ちゃんねるを見るとみんな驚くんだよ。
良質な人もいるんだけど、悪意だけに満ちた発言も多い。
知能指数の高そうな知的な書き込みをしてる人も、その能力のかなりを傾けてなんとか人を引きずり下ろすことに熱中し
ている。というよりサバイバル戦略として選択してる、かな?
そう、これが「評価経済社会」の負の側面だ。
評価経済社会は「やがて来る」んじゃない。 すでに来ている。
では、来るべき評価経済社会の欠点とは?
「他人の評価を下げるしか楽しみがない人であふれる」だ。
評価を上げるためには、人に感謝され認められることをすればいいんだけど、話はそんなに簡単じゃない。
絶対に「人の評価を下げることだけ」を生き甲斐にする人が現れる。そして、その十倍の数の「ターゲットにされないために、評価を下げる側に廻ろうとする人」が続出するんだ。
リアルな世界で生まれたそのような「多層な貧富差」は、ネットにより解消される、と言われた時代もあった。でも違った。ネットは
「場」となってあらゆる人を飲み込み、それぞれが「居心地のいい場所」を見つけると同時に、そこは「閉じこめられた場所」になる。
誰かに閉じこめられるんじゃない。自分で「閉じこもる」んだ。そこが一番居心地がいいからね。
すると「退屈しのぎの暴力」が発生しはじめる。よく観察すると、ブログでも2ちゃんねるでも「誰かを引き落としてる場」にいるのは同
じような人たちばかり。開かれているようで実は「閉じこめられている」。
当たり前だよね。新参者がそんな発言ばっかり読んだらドン引きだよ。システムとしては開かれてるはずなのに、「閉じこめられてる」というのはそういう理由なんだ。
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2010/04/free-9db0.html