【アニメーター】小森高博【取締役】

安請け合いしちゃったけど、テキストおこし面倒くセーw
この調子で全部やると10レスくらい使いそう。まだ、これだけしか出来てません。続きはまたいつか。

DTB3巻ブックレット
ーー小森さんはアニメアール出身なんですよね。しかも８０年代のアニメアールと言えば錚々たる
アニメーターが揃っていた。どういう経緯でアニメーターになったんでしょう？

小森　それを話すには、まず高校時代に遡るのです（笑）。中学校の頃の自分は漫画家になりたく
て、漫研のある高校に行こうと思ってました。大阪の同じ市内にある公立高校には漫画アニメ研究
部というのがあるということで、そこに入ったんです。そうしたら、同じ漫研の一学年先輩に、今
アニメーターをやってる柳沢まさひでという先輩がいたんです。さらにその一年上で、自分の高校
に慢研がないからといって、隣の高校から遊びに来て一緒にアニメ作ってたのが、今ＩＧにいる黄
瀬氏なんですね。

ーーなるほど、それは面白いですね。

小森　ええ。それで一緒にアニメ作ったりしてまして、高校を出たら将来アニメーターになろう、
みたいに話しあってたんです。ちょうどその頃に放映されてたボトムズを見ると、師匠の谷口作監
の回がすごいかっこいい。

ーーキリコの顔とかね。

小森　そうです。「ああもう、ここに行くしかない！」みたいな感じ（笑）。でもその時はアール
が大阪に有るって知らなかったんですよ。東京に出てアールに入るぞぐらいの意気込みで（笑）。
自分が高二になった頃には黄瀬氏はもう高校を出てまして、一度専門学校に行ったけれどつまらな
いってすぐやめたりしてたんですね。ちょうどその頃アニメ雑誌に「アニメアールは大阪にある」
みたいな記事が載っていた。「ああ！」って驚いて、そのまま電話帳を調べたら「本当だ！大阪に
ある！」。そして黄瀬氏はアールに電話してそのまま入っちゃったんですよ。その次の年には柳沢
が「俺もアールに行く」と言い出して、その１年後には当然「もちろん俺も」みたいな感じでして
（笑）。

ーーなるほど、小森さんがアールに入った時にはもう沖浦さんと逢坂さんはいらっしゃったんですね？