今コピーしているものをペーストするスレ18

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875名無しさん名無しさん
彼が生まれた時に父親から与えられ、6才まで持っていたというサンテミリオンの3000万メイユールの所領、と言うのも小国の朝の末席を汚す程度の家の私にとっては途方もない金額だが、
本来その彼が受け継ぐべきだったものはそれの何千何万倍以上だったと聞いて更に唖然とした。
「まだ君は幼くて直接領地経営は出来なかったかったからね、君の御父上は代理の者が影響力を大きくする事も嫌った。
ただし小さいながら交通の要衝を与えて、将来君が家督を継ぐ嫡男である、という事を示した。」
この私の目前の二人のやり取りは、

↑大国の現役王子(六男坊)と大国の元・王太子(同盟国で血縁関係)の会話とは未だ知らない頃。
876名無しさん名無しさん:2009/07/23(木) 15:33:35
父上は「何らかの力や才能は全ての人が持っている。そしてそれらはそれを持たざる全ての人間の為に使うべきだ」と常々言っていました。
「それ故、使い方を誤るな。」、とも。
…将来父上から大権を受け継ぐべきだった私はその時は未だ幼かったのですが、父上の教えの中では殿下にいつかお話した蝶の話と共に印象に残っています。

…当然だろう。僕はアシマスールを繁栄させ民を幸福にする為に生まれてきたのだし、それで飯を食ってる。
僕がこの力を使えるのは生まれながらの権利であり、義務だ。
以前と立っている場こそ違うがレーナリアの民とその代表たる政府に仕える外交官たる君だって同じさ。
その義務を果たせないのならば、いつでもその立場を追われる。…と、嫌な思いをさせたかな、すまなかった。
いいえ。事実ですから。