このスレで時々見る、漫画家という職業に対して過剰な期待感を持たせるようなことを書き込む
プロ漫画家じゃない誰かは、一体何を企んでいるんだ?純真な青少年を騙して
安易にプロを目指させて、それ以外の将来の可能性がつぶれていく様を見て楽しみたいのか?
ジャンプとか、一部のメジャー誌の漫画家ばかり見ていると、漫画家に一攫千金イメージを
持ってもしょうがないのかもしれないが、それはサラリーマンでも年収一億いく奴もいれば
250万の奴もいるというようなものだ。
大体、(一応言うと俺は隔週一本月刊一本連載持ってる中堅だが)雑誌で連載やってても
漫画界全体で言えば単行本を出してもらえないことの方が多い。
雑誌掲載時の原稿料は、経費と生活費でトントン。一攫千金どころか銀行の預金額はほとんど増えない。
しかも、今は原稿料アップを渋る雑誌が多いので、長年漫画家をやってもそんなに原稿料が増えるわけでもない
その割には仕事はハード。休日も無い。友達もどんどん少なくなる。
しかし仕事があればまだマシで、デビューしてから10年後には大抵の奴が漫画界から行方不明になる。
…要するに、金銭面で期待して目指すにはリスクが高すぎる職業。
少なくとも、生き残るための自分なりの戦略と漫画の実力と、どんなことになっても漫画家を目指せれば
悔いはないくらいの情熱だか無鉄砲さだかが無いと、正直悲惨なことになるよ。
漫画の仕事が無くなって、派遣で頑張っていたけど力尽きて実家に帰って以降音信普通な奴を俺も何人も見てきた。