アニメーター志望者が動画を練習するスレ 3

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882名無しさん名無しさん
脚本 Dパートより抜粋…
(前略)

―夕方の御色町
走って逃げる双葉を追いかける和己、公園の中央で追いつく
和己「待ってよ双葉ちゃん!」
声に反応して振り返る双葉に声をかける和己。
和己「梨々ちゃんのことは僕が悪かったよ、だから・・・」
目に涙をいっぱいにためながら返事をする双葉
双葉「だから別に…別にアニキのせいじゃねーよ」
和己「でも…」
双葉「むしろアニキのそうやってナヨナヨした態度がむかつくんだよっ」
走り去る双葉に声をかけることが出来ない和己。いつのまにか隣にガーゴイルが座っている。
ガーゴイル「我は人の感情に疎い、が――今ここで和己殿が謝罪する必要は無いのではないかと感じるのだが」
和己「何故・・・?」
ガーゴイル「むしろ、この場合双葉は逆を期待しているのではないだろうか」
言葉を返せない和己
ガーゴイル「今朝の件は、本当に怒っているわけでもなく、八つ当たりと言うのも間違っている――我はそう思えてならない」
883名無しさん名無しさん:2007/11/15(木) 01:55:44

―橋の欄干によりかかって川を見つめる双葉の独白。
あたりは人通りも車も無い。
双葉「なにやってんだろ…イラつく相手間違ってるのに…」
しばらくの間その姿勢のままじっと川を眺める双葉。通りかかった石田が声をかける。
石田「よっ、なにやってんだそんなとこで。魚釣りの下見でもしてんのか?」
双葉「えっ!?」
双葉驚いて振り返るが、その瞬間涙がこぼれる。それを隠すためあわてて向き直る
双葉「何でもねーよ」
それを見た石田、こりゃ何かあったなと感じ肩をすくめ
石田「ふーん…  ここ今の時期は釣れないぜ」
双葉は黙ったまま。
石田「でもそこで焦らないのがコツだ、もう少し寒くなればよく釣れるようになるんだぜ〜ここ。時々オヤジと来るんだ」
双葉「なあ」
石田「ん?」
双葉「…やっぱ良い」
石田「まあ良いけどさ、その…悩みとか、そういうのがなんかあったら俺に言ってくれて良いからな」
双葉「誰がお前なんかに相談するかよ」
双葉の振りに乗らず踵を返す石田。振り返らずに
石田「今日は止めとこうぜ」
と言って去る。
言い様の無い不安感に襲われる双葉。肩を震わせながら
双葉「やっぱあいつバカだわ…ちくしょう…」
ただ一人橋に取り残される双葉

(後略)



…プロっぽい脚本の書き方とか知らないんですけど