なぜアニメーターは組合を作ろうとしないのか 2

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3名無しさん名無しさん
【広告代理店とTV局による8割もの中間搾取】
 スポンサー→5000万→広告代理店→4000万→放送局→800万→元請けプロダクション 実際に製作に係る経費は1000〜1300万円程度
 マクロスの時代よりむしろ悪くなっている・・・
◆アニメーション産業の現状と課題 経済産業省文化情報関連産業課
 http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/kobetsugenjyokadai/anime200306.pdf#search=%22anime200306.pdf%22
◆鴇羽色 『アニメDVDに日本語字幕を』 その2 http://homepage3.nifty.com/ibis/co/jimaku3.htm

4名無しさん名無しさん:2007/02/21(水) 02:40:52
>>3 続き
【日本アニメーター賃金がいかに低いものなのか?】
 『アメリカの組合(TheAnimation Guild, Local 839 IATSE)の最低賃金と比較』
 ▽動画(inbetweener)…「最初の6ヶ月」は時給なら23.089ドル、週給なら「5日で40時間」で923.56ドル、「ベテラン」で時給24.674ドル、週給で986.96ドル
 →ハリウッドでは動画の新人の時給約2500円で、日本の組合の要望額、月額124,960円を割ると50時間となり、『アメリカでの週給がほとんど日本の月給となっている。』
▽日本のアニメーター
 労働時間は1日平均10.2時間、月間労働時間は推計250時間
 平均年収は100万円未満が26.8%、 100万円以上200万円未満が19.6%、 200万円以上300万円未満が18.6%
→年収300万以下が65%
▽動画マン
 出来高払いが8割で、1枚あたりの報酬は平均186.9円、年収は100万円未満が73.7%である。
5名無しさん名無しさん:2007/02/21(水) 02:42:04
>>4 続き
【テレビアニメーション制作(≠製作)に関する改善要望】
 映画演劇関連産業労組共闘会議が2004年11月10日、社団法人日本民間放送連盟に提出した「要望書」より
・放送局は、テレビアニメ番組の制作現場から『労働基準法違反をなくすよう努力』をすること。
・放送局は、私たちが提案する「テレビアニメ制作の雇用基準」に賛同すること。
・放送局は、テレビアニメシリーズ30分の製作費を、『一本2300万円以上』にすること。
・放送局は、アニメ番組の『制作発注を放送開始日の8ヶ月前』にすること。

6名無しさん名無しさん:2007/02/21(水) 03:00:53
>>5 続き
【テレビアニメ制作の雇用基準改善要望】
 映画演劇関連産業労組共闘会議が2004年11月10日、社団法人日本民間放送連盟に提出した「要望書」より
1 賃金について
■(1) 新人アニメーターの最低(保障)賃金
 (時間額710円×8時間)×22日営業 =月額124,960円
 ▼710円は、東京都の「地域最低賃金」。22日営業は普通のサラリーマンの営業日数
 →『因みに共産党はEU並に労働者の最低時給賃金を1000円にするよう政策提言している。(民主党案は共産党の政策をパクっただけ。)』
 ▼『人材育成には月額保障が欠かせません。』
■(2) アニメーターのモデル賃金
 ▼原画モデル: 1カット3500円×月40カット +月保障7万円 =月額210,000円
 ▼動画モデル: 動画一枚250円×月450枚 +月保障5万円 =月額162,500円
 ▼このモデルは、アニメ業界で圧倒的多数の出来高制賃金を前提としています。
 ▼『出来高賃金+月額固定給』方式は、
『労働基準法 27条 「出来高払制その他の請負制度で使用する労働者については、使用者は、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない」に基づく。』 ←知らない人が多いですよね、この規定。