【仕送り停止】社会の底辺アニメーター【13ヶ月目】

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41名無しさん名無しさん
神戸市で行われている、アニメーション神戸というイベントがあるのをご存じでしょうか? 
アニメーション業界に携わる人材育成(特にアニメーターの育成)を主旨として 
その年に放送、販売されたアニメ作品の中で斬新な手法や新たな試みを行った作品や 
個人に賞を贈る、日本アニメのアカデミー賞とも言えるイベントなのですが、業界外や 
オタク層には知名度の低いイベントです。 

昨日、アニメーション神戸の副イベントとも言える 
アニメーション神戸受賞作品上映会を観てきたのですが 
上映された受賞作品は、テレビ部門受賞作の厳窟王の第一話、第二話と 
トップをねらえ2!の第一話、第二話でした。 

その、アニメーション神戸実行委員会の委員長
つまり、アニメーション神戸主催者の浜野保樹と言う人は
東京大学大学院の新領域創成研究科と言う学科の教授で
視覚・映像文化の将来性について研究すると言う講義を行っているそうで
その関連で、世界各国の映画祭や日本国内の映画祭等の映像系イベントの
主催や関係者を行っていると言うことです。

そして、その浜野教授は以前より、こんな風に力説しているそうです
「アニメーターの待遇の向上を行い、日本国内に国立のアニメーター養成所を作らなければ
 日本アニメはいつか、外国アニメに品質が追い越されるだろう。」
「日本国内に国立のアニメーター養成所を作ったり、日本国内の大学で
 アニメーター養成学部を作るべきだ。」
この言葉を受けてかどうかは解りませんが、神戸市にある、神戸芸術工科大学では
来年4月より、新しく設立される学部の中の一学科としてですが、漫画家、アニメーター学科を設立するそうです。
現在この二つの学科への推薦入試が行われているそうです1月にはセンター受験等の様々な受験も含めて
この二つの学科の入試が行われる層です。

アニメーション神戸の一観客として、日本アニメを支えているアニメーターと言う職業を
素晴らしいと感じ、同時に、苛酷な環境に耐えながら日本アニメを支えている若手のアニメーターを
応援します。
42名無しさん名無しさん:2005/11/24(木) 10:51:01
また、そのアニメーション神戸実行委員長であり、東大大学院教授でもある浜野氏曰く
「その苛酷な環境のせいか、アニメーター志望の人は年々減ってきている
 日本アニメの品質の維持・及び向上の為には
 『アニメーター志望者の増加』『アニメーター養成機関の充実』『アニメーターの待遇改善』
 この三つが行われなければならない」とか。

その他、浜野氏の発言
「海外に仕事を出すということは、費用を与えて研修させているのも同然で、一方、国内では
 技能が継承されない。いま一度、技能の継承のための人材育成を行おうと、杉並区のアニメ匠塾
 といった試みも始まっているし、大学にもアニメーションの学部学科が遅ればせながらもできつつある。」
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/news/news.asp?news=3323