25 名前:OFFOCIAL FANBOOK より(1/3) [sage] 投稿日:2005/05/03(火) 01:03:26 ID:???0
------アニメ化にあたって、どういう点にこだわろうと思いましたか?
「あ、いきなりそこにきたかぁ(笑)。困った……。
原作が絵的にもすごくアニメっぽい作品で、ついそっちへ引っ張られそうになるのですが、
31人出てくる女の子たちを深く描くことができればいいなと考えています。アニメでは
せっかく声をもらって、動きがつくのですから女の子たちの心情をもっとあらわすことが
できればいいですね。」
------週1回の打ち合わせがあるそうですが、どれくらいの時間がかかるんですか?
「半日かかる時もありますよ。脚本、監督、演出、そこから製作サイドの意見もあります
から。」
------現場では各回ごとに演出家のこだわりやテーマがあり、それを監督が神の如く高み
から見てるという感じでしょうか?
「神じゃない、神じゃない(笑)。
各回ごとの演出さんのテイストはあっていいんですが、2クール全26話と長いので、その
全体を通してやはり『ネギま!』でなくちゃいけない。そこで、全体がバラバラだったり
ちぐはぐにならないように管理というか調整するというか、そんな仕事ですね。」
------毎回、ストーリーごとのテーマは決めてるんですか?
「たとえば前回暗い話だったので、今回は明るいテイストでいこうというのはありますが、
それでもやはり最初に決めた『ネギま!』の流れ方向からは外れないようにしています。」
26 名前:OFFOCIAL FANBOOK より(2/3) [sage] 投稿日:2005/05/03(火) 01:06:55 ID:???0
------原作を最初に読んだとき、どういう印象でしたか?
「最初はわからなかった(笑)。でもやっていくうちに、いっぱい裸も出てくるけど安心
して読める原作のテイストが感じられるようになりました。
私はやっていくうちに中身を読み込んでいくというかそういうタイプなので、最初にイメ
ージを限定してしまうことはしないでおこうと考えました。
それでもはじめは、『ネギま!』は裸が多くなきゃダメという意見には反発してました。
それもあるだろうけれどもっと深い部分も掘り下げて、アニメというストーリーをつくり
あげていくのが私の役割なんでしょうね、きっと。」
------女の子のエッチなシーンがある原作のアニメ化で、監督が女性というのはよくある
ことですか?
「よくあるかどうかわからないけどないことはないでしょうね。裸のシーンを男性が見て
感じるのと女性の感じ方は違うと思います。ただ、『ネギま!』は裸だけが売りではない
ですからね。
私も女としてみて、裸のカットが別に死ぬほどキライというわけではない(笑)。
ただ、アニメの中でキャラクターの女の子たちに接していると、裸のカットなんかはドキ
ドキはしないけどかわいいと思えるようになってきた(笑)。
裸になる女の子たちが別のところでしっかり生きている、そんな描き方ができればいい
なと思っています。それでもスタッフさんに“なんでこんなに裸が多いの?”と聞くこと
はありますけどね。すると“ここは裸でなくちゃいけないんです”と答えが返ってくる。
“へーそんなもんか、わかりました”と(笑)。」
28 名前:OFFOCIAL FANBOOK より(3/3) [sage] 投稿日:2005/05/03(火) 01:14:39 ID:???0
------苦労されていることは?
「私って魔法がわからない人なのです(笑)。また、バトルものも苦手……。ですから、
今回はそれよりも人間ドラマというか、さっきも言ったように人間としての女の子たちの
様子が伝えられればいいなと思ってますね。」(※)
------そうなると作品により厚みがでますね
「最終的にそうなればいいですね。苦手な部分はみなさんにフォローしていただきつつ、
アニメ版独自のおもしろさが出せたらと思って、頑張っているところです。」
(※引用者注:宮崎は少年誌原作のアクションアニメの原画なども過去に手がけており、
バトルものに全く無縁というわけではない)
OFFOCIAL FANBOOK 大月プロデューサーインタビューより抜粋
「TVアニメ版は女性の監督なのですが、“女の子のバンチラなんて何も感じない”と
いわれるんですね。感じる方がおかしいのだけど(笑)。そんなアニメがおもしろいとは
思わないと。基本的に美少女ラブコメであっても。原作のお色気は残しつつ、細かい心理
描写や女の子たちの日常の描き方などとてもリアルなんですよ。」(大月)
(※監督の発言は下のそれと同時期と推測される
>「それでもはじめは、『ネギま!』は裸が多くなきゃダメという意見には反発してました。
>それもあるだろうけれどもっと深い部分も掘り下げて、アニメというストーリーをつくり
>あげていくのが私の役割なんでしょうね、きっと。」)