高畑勲について語るスレ

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939名無しさん名無しさん:2006/06/21(水) 22:41:38
すでに最後の一本を作ったじゃないですか
940名無しさん名無しさん:2006/06/22(木) 04:58:32
>>937
治る?何のこと?
941名無しさん名無しさん:2006/06/22(木) 10:00:50
>>936
特に社会主義っぽい発言は見受けられないが?

 「垂直の単純な構造は、いまの格差社会や米国のグローバリズムにも
通じる。その一方、善玉の鳥がライオンを手なずけるのに詭弁(きべん)を
弄(ろう)する。これも現代史を鮮明にしてはいないか」

これぐらいなら右でも左でも言うでしょ。
942名無しさん名無しさん:2006/06/23(金) 16:47:40
赤旗勲
943名無しさん名無しさん:2006/06/23(金) 23:09:09
だれが上手いこと言えと
944名無しさん名無しさん:2006/06/24(土) 00:36:34
そういう主義主張、イデオロギー、などを超越したとことに高畑の演出はある。「ハイジ」や
「三千里」「赤毛のアン」を観て、彼がアカだとか共産主義者だとかいう批判があたりますか?
彼はバランス感覚の非常に優れた人よ。アカだとか何だとかで、彼の製作してきた作品の偉大さは
変わらない。
945名無しさん名無しさん:2006/06/24(土) 09:20:20
確かに。
そう言う意味では、アカの幼稚なイデオロギーを作品に出すのはパヤオの方だな。
まぁ、奴は低脳だから仕方が無い。
946名無しさん名無しさん:2006/06/24(土) 12:20:44
>民主主義や平和憲法は新鮮だった。
>それがいま再び、逆回りして社会は重苦しい
TBSの筑紫さんと同世代あたりなのかね。

>>944
>アカだとか何だとかで、彼の製作してきた作品の偉大さは変わらない。
これには全く同意だが、心の底から純粋な共産主義者ではあると思う。
ハイジ、三千里、アン、じゃりん子チエ、ほたるの墓、彼の作品は全て
良きプロレタリア芸術である、と言っても過言ではないな。
947名無しさん名無しさん:2006/06/25(日) 23:17:11
そういう意味ではホルスは確かに若書きであからさまなんだろうけど
今見るとその理想主義にある種の感動を禁じえない
948名無しさん名無しさん:2006/06/26(月) 22:32:05
しかし、これだけ乱脈になった若い子を見てると、プロレタリアっぽいのが新鮮
に見えるよ。「三千里」のマルコみたく、ビン洗いをして家計を助けるなんて子供
が今時ドコにいるの?昔は新聞配達してる小学生なんてたくさん居たけどな。
949名無しさん名無しさん:2006/06/26(月) 22:40:49
>>948
不況の10年で貧困層の家庭は増えているのだが。

948が見ている「若い子」や「子供」ってのはどこの子?
大阪では給食費すら払えない小学生が万単位でいるよ
(偽装貧乏による滞納も一部にはいるが)
働いている子供もそれなりにいる。
950名無しさん名無しさん:2006/06/27(火) 00:29:11
そうですか。それは認識不足でした。スマン事です。
951名無しさん名無しさん:2006/06/27(火) 01:46:38
今でも世界一不幸な小学生がいっぱいいるんですね
952名無しさん名無しさん:2006/06/27(火) 03:04:28
プロレタリア芸術って自分がブルジョアの立場に立つことを想定してないから不完全
953名無しさん名無しさん:2006/06/27(火) 22:58:48
19世紀のにおいがする議論をしてるスレはここですか
954名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 02:31:53
でも実際、これだけ格差が広がってるとプロレタリア・アニメーションの需要は大きいと思うけどな。
もちろん理想社会としての共産主義を描いたらアウトだけどさ。
そういう意味で高畑氏の活躍できる時代は終わっていないといえる。
955名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 03:08:59
「下流」のアニメファンたちは、美少女アニメをDVDレコーダーかパソコンで
録り溜める生活で満足している。
特に現状を変えようとしていない。
プロレタリアっぽい表現には拒否反応を示すので無理。
956名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 20:19:50
本当に貧乏で食うや食わずの家庭ってより、ギャンブルやら見当違いの贅沢やらで必要な金払わないで
行政に負担かけてる家庭のほうが多そうだから
階級闘争よりモラル闘争になりそうだ
高畑ならそこらへんエグイアニメ作れそうだけど、まあ誰も相手にはせんわな
957名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 20:22:09
>>954
需要があっても局が流そうとしないから無理。
電通に仕掛けさせるぐらいやれれば別だけど。
958名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 21:14:55
>>957
広告代理店も上層部にはけっこう全共闘世代がいるもんだけど
この歳になると一線を外れているから無理w
959名無しさん名無しさん:2006/06/28(水) 21:21:05
> ギャンブルやら見当違いの贅沢やらで必要な金払わないで
> 行政に負担かけてる家庭のほうが多そうだから

消費者金融で金を借りて多重債務に陥った人を調査した結果によると、
こういう低モラルタイプは意外と少なく2割未満。


ジブリだと、電通と博報堂と組んだ大規模な映画以外は
作れないんだよなぁ。
正直、ゴーシュやチエくらいの規模の方が高畑には合っているのに、
制作費20億(山田)クラスの作品しかジブリでは無理。
結果何も作れなくなっている。
960名無しさん名無しさん:2006/06/29(木) 06:52:07
>>956は「〜が多そう」と想像したことを書いてるだけだからマジレス不要
961名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 00:27:53
ジブリが複数の制作ラインを敷いたこともあったけど
結局うまくいかなかったみたいだし
962名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 15:29:07
>>955
>DVDレコーダーかパソコンで録り溜める生活で満足している
してねーよ。録画なんて所詮はレンタルがでるまでの一時凌ぎ。
お気に入りはレンタルをリップしてRに焼く。
焼き終わったら、RAMに録画したデータは削除してリサイクル。
963名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 17:55:23
アニメにそこまで手間かける生活って理解できないんですが。

>>962は正規販売DVDを買うかわりに時間遣って節約してるだけ。下流。
もちろんプロレタリア的なものは嫌ってるだろう。結局>>955が正しい。
964名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 21:47:15
「三千里」はイタリア、ジェノバの下流社会を描くプロレタリアアニメだけど、そこは高畑の左翼的な理想がかなり
入ってるから、アミーチスの「三千里」よりは、かなり理想化されているし、マルコの旅を助けてやろうとする貧乏人
達の姿は、東映動画の組合の仲間達との交流にかなりオーバーラップさせているんだと思う。ああいう民衆の相互扶助
みたいなのが、高畑の理想なんだろう。だけど実際には、あれだけ立派な貧乏人達は、昔はともかく今は民衆の「連帯」
っぽい感情もほとんど無くなってるから、今現在の日本の状況で、あのドラマの背景は成立しないけどね。
965名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 22:10:03
あんた、自分で「理想化」って言ってるじゃん
今はその「理想」がより切実になってるから高畑のモチーフもより切実になってる、と言えはしないか
966名無しさん名無しさん:2006/06/30(金) 22:49:02
高畑のモチーフは切実だし彼の理想も解るよ。そうでなければ高畑の作品を
繰り返し観ない。だけど今まで彼がアニメで発信してきた「理想」は一般ウケ
してこなかったし、そういう歯痒い思いを僕なんか散々してきた。どうして
「ハイジ」「三千里」「アン」をちゃんと理解しようとしないのかと。
だから半ば諦念の気持ちがあるんですよね。宮崎を評価するなら、高畑もちゃんと
評価しろよと。(誰に言ってるのかワカランが。)
967名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 00:45:25
一方的に「人間は高邁なんだ」と規定しておいて、そうじゃなかったことが
わかったからというんで勝手に逆ギレして世間から引っ込んじゃう高畑氏は
だめだと思います。彼がたどったのも、典型的なインテリが陥った罠ですよ。
そこへいくと、宮崎氏は所詮インテリぶってても根がバカだから気楽でいいよね。
いまの世間では宮崎氏のバカっぽさが求められてる。インテリはバカには勝てん。
968名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 01:40:28
そういう側面もあるけど、何ていうか高畑の作品って出てくるタイミングが悪かったなって思うんですよね。

1974年「アルプスの少女ハイジ」
1976年「母をたずねて三千里」
1978年「未来少年コナン」
1979年「赤毛のアン」

って出てきて、アニメ専門雑誌「アニメージュ」が出てきたのが、1978年。やっぱあの雑誌の影響って
大きくて、その頃宮崎は、1979年に高畑から離れ「アン」の途中で日本アニメを辞めて、東京ムービー
に行って「カリオストロの城」を作った。その当時は宮崎にはスゴイ瞬発力があったからアニメージュは宮崎
の特集を組み、「風の谷のナウシカ」を誌上連載するなど、その後のジブリ発足のきっかけを作った。

「ハイジ」とか「三千里」なんて奥にはスゴイ思想性を内在してるけど、普通に観る分にはそう難しいハナシ
ではないし、十分一般ウケする要素もあったと思うけど、悲しいかな「アニメージュ」が出る前は、いくらテレ
ビアニメで素晴らしい作品を作ろうと、しょせんはジャリアニメだと見られてちゃんと紹介して、評価するよう
な媒体が無かったと思うんですよね。「アニメージュ」なりがもう少し早く発刊して
真面目に取り上げたりしていたらもう少し違ったんじゃないかと。

結局、高畑勲って人は節目、節目のチャンスに恵まれないんですよね。
969名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 01:42:29
真面目に取り上げてくれたらもう少し違ったンじゃないかと思うんですけどね。
(途切れてスミマセン)
970ゲームセンタ−名無し:2006/07/01(土) 06:33:28
アニメシーンと照らし合わせると ホルスは早すぎる 名劇はちょっと早い ってとこですか
逆に おもひで以降は テーマ性とかがどんどん時代遅れになっていった印象だなぁ

ただ そこらへんの時系列が入れ替わったら もっと脚光を浴びたかと言うと ちょっと疑問だな
971赤い彗星の名無し:2006/07/01(土) 08:40:08
メージュが相手にしてた読者層は、今で言えば萌えアニメのファン。
子供向けの名劇やパンコパなんかの路線は、通ウケはしても読者の多数派の
好みからは外れてた。創刊してから初めて部数が伸びたのは松本零士アニメと
ガンダムに引っ張られたせいだし。
FILM 1/24みたいな路線では、大手の版元からアニメ誌を出すのは無理だったろう。
972名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 13:33:41
高畑はいわゆるインテリゲンチャだろ。プロレタリアートを啓発して指導するのがカッコイイと信じてた連中のひとり
農村回帰みたいな幻想を振り回すけど結局はバカ相手に知識や教養をひけらかしたいだけ
50年ずれてる
973名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 17:44:39
文革時代の中国都市部で暮してたら間違いなく農村に行かされたくちだろうけど
ヘタすりゃインテリを農村に行かせる政策を立案した側にいたかもね
974名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 22:13:32
すぐそういうアカっぽい論議になるけど、アニメで共産主義っぽい啓蒙をしよう
なんて考えてないだろう。もつと田園的な自然主義的なアニメを作ってますよ。
「ハイジ」にしても「三千里」にしても。アレ観て「赤旗」読まなきゃイカンと思うか?
975名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 22:18:34
>>972
高畑はある種の変人だからそのような野望はない。
東大の同級生にはあったかもしれないが、そういうのと関係なく
アニメ会社に入社しているんだから。

多少説教くさいところはあっても、啓蒙については早い段階で
断念しているはずだよ。
「啓蒙する知識人」の胡散臭さについても、了解しているはず。
976名無しさん名無しさん:2006/07/01(土) 22:23:01
そりゃそうだ。
高畑はごく狭い範囲のコミュニティの重要性を訴えてるだけだよ。
世界同時革命で人類を救うより、町内から飢え死にする人間をださないようにするほうが大事だって
よくわかってるさ。
977名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 03:03:18
>>976
その高畑が自分の作品で赤字だしまくりなわけですが・・・
978名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 05:44:12
>>975
了解していたとしても、良くないと知りつつ同じ悪行を繰り返してる。
ぽろぽろ観た時に腹が立ったよ。お前らは東京にいて電気や紙使いまくって
アニメ作ってるのに、観客に「田舎へ行って農業やれ」って説教する映画
作るのかよって。言ってることとやってることが違うじゃん。
その食い違いっぷりを指摘するには「アカっぽい」って言えば分かりやすい。
979名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 06:43:10
(゚听)イラネ
980名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 20:57:05
>>978
そそ
成田反対運動けしかけた連中と同じ臭いが
それに乗せられた農民は幸せになったのか?
そのあとほったらかしな所も似てる
981名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 22:36:23
そういう事は諦めてますよ「平成狸ぽんぽこ」観りゃ解るじゃない。あれって
結局敗北宣言でしょ。組合運動の。それを巨費を投じてやる事の矛盾もあるけどな。
982名無しさん名無しさん:2006/07/02(日) 23:07:18
「ぽんぽこ」で総括というのが遅すぎ。
983名無しさん名無しさん:2006/07/03(月) 01:34:33
ベルリンの壁が崩れた時点で終了
984名無しさん名無しさん:2006/07/03(月) 01:40:57
> ベルリンの壁が崩れた時点で終了

お前、社会主義のことも日本における左翼運動のことも
よく知らないだろう?
985名無しさん名無しさん:2006/07/03(月) 12:56:32
知らなくても生きていくのに困らないのは確かだな・・・
今から思うと共産主義も右翼も全部中二病に見える
986名無しさん名無しさん:2006/07/03(月) 20:02:27
昔から左翼小児病って言葉はあったけどね
あと、極左冒険主義
987名無しさん名無しさん:2006/07/04(火) 00:45:43
だから高畑はそういう思想は持ってるかもしれないけど、アニメでてそういう表現は、あからさまにしてまへんて。
そういう匂いのする演出はたまに見られるけど、たとえばアルプスのハイジの暮らしで日常生活を綿密に魅力的に
描き出す事とかアルプスの雄大な自然を描き出す事はその事自体で感動できる事だし、そんな局面でアカだとか、
共産主義的だとかイデオロギー的な事は考えてないでしょう。彼が唯一イデオロギーぶった事を表面に出したのは
「ぽんぽこ」位でないか?

今の観客は「千と千尋の神隠し」みたいな一見何を言いたいのか解らないアニメを観ても、それが自分達の日常に
足りないものだと直感して映画館に大挙して観にくる位成熟してるんだから、そういう観客達にあらためて「ハイジ」
とか「三千里」とかを観て欲しいですね。


988名無しさん名無しさん
そーですね