赤松健漫画には作者の愛が感じられない

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719名無しさん名無しさん
[ラブひな]・・・週間少年マガジンに掲載されていたラブコメを基調としたエロ漫画。
マガジン誌上最多の同人誌数を輩出したことでもその名を知られている。
主人公一人に対しヒロインは10人近くに上るという典型的なラブコメであるが、
主人公の恋敵が一人も現れないという点から作者がそれまでいかに女性に恵まれず
数々の苦汁を舐めていたかが痛烈に反映されている。そんな己を投影した主人公に
ヒロイン達を独占させたい気持ちを悲痛なまでに訴えかけ、読者の涙を誘う。
また、単なるラブコメでけではなく途中から主人公に格闘技をさせるという恋愛漫画からは
掛け離れた奇抜なアイデアを持ち出してきたが、絵柄と格闘技との恐ろしいまでの
ミスマッチの為非常に不評だった。しかし当の作者本人は気にする様子も無く最終話まで
格闘技を引っ張る辺り、彼の漫画家根性が垣間見られる。単行本を10冊余り出し、
(多分)惜しまれつつも連載を終了した。

[ネギま!]・・・前作の温泉を舞台としたストーリーとは一変し、今作はハリーポッターを
イメージしたかのような(パクったかのような)魔法学園を舞台とした学園ラブコメである。
しかし今作も単純なラブコメではない。本来学園ラブコメと言えばさえない男子生徒と
学校のアイドル的存在の美少女生徒との絡みであるが、この漫画の主人公は何と教師である。
しかもこの教師外国から派遣されてきた若干10歳の少年だというから驚きである。
生徒と教師との恋愛、それを少年誌で掲載させてくる辺り流石の偏愛王、もとい恋愛王であるが、
相手が10歳の少年ということでそこまでディープな恋愛が展開して来るわけではなかった。
また今作は魔法が主題ということもあり魔法での戦闘シーンもまま見られ、いよいよハリーポッターである。
そして舞台の設定上、今作はヒロインの数がハンパではなく、それに比例し毎週彼女達のエロシーンが満載である。
ここでもやはり作者の趣味が遺憾無く発揮されていると言える。しかも魔法で倒せばいいものを
何故か前作と同じように主人公が格闘技を始める辺り、作者は格闘技ファンなのだろうか。
絵柄とのミスマッチも去ることながらなまじ技の名前がひねってある所が読者に
何とも言えない同情を抱かせる。現在週間少年マガジンに絶賛(たぶん)連載中である。