【テクノポップユニット】Perfume 2857【直輸入盤リリース】

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574ファンクラブ会員番号774
425 翻訳してみました。誤訳は御容赦を。


ダンス、ダンスレボリューション

ユージン・モック

日本がかつて君臨していた場所を、いまや韓国が蹂躙している。
過去10年間J−POPは、K−POPの模倣品の攻撃に、後退戦を強いられてきた。
J-popはアジアでの影響の衰えと、西欧市場への進出の失敗というダブルパンチに
見舞われていた。宇多田ヒカルのような一流の歌手であっても、ピークの彼女は日本
の傑出したミュージカルタレントであったのだが、彼女の勝利の公式をアメリカ市場
への二つの進出のために変化させた。
ある者は売り切れ状態だ、と述べた。残念ながら彼女のアルバムはそうならなかった。
R&Bの表舞台に登ることで、アメリカ本土と関係を持とうとした彼女の試みは惨めな
失敗に終わった。
だが、悪いことばかりではない。大アイドル集団であるAKB48やカワイイロッカーの
BABY METAL、キャリーパミュパミュ現象が示しているのは、グローバル市場に適応
するようにスタイルを変えなくても、海外の市場にインパクトを与えることができると
いうことである。このことによって、チャートトップのエレクトロダンスグループの
Perfumeがもたらされる。

攻撃の先頭に立つ

最近、メジャーデビュー10年目を祝ったPerfumeは、韓流に対するJ-POPの反撃の次
の波をリードしている。26歳の大本彩乃(のっち)、25歳の樫野由香(かしゆか)、西脇
綾香(あ〜ちゃん)の3人組は、基本的には彼らのプロデューサーであり、テクノポップ
の天才である中田ヤスタカの素晴らしい活動の成果である。
ヴォーカロイドやオートチューンでかなり加工された声であるにもかかわらず、彼女らの
音楽はハートで満ち溢れている。K−POPのファンは韓国のアーティストのダンスの型を
絶賛する。だが、Perfumeの振付(choreography)は本当に革新的であり、レトロで
未来的で、のかつこの世のものとはあり得ない雰囲気を醸し出す。複雑な型を入れ込ん
だ巧みな技巧が、ハイヒールを履いて行われる。
Perfumeの典型的なライブは、低音とビートの効いた音楽と革新的な光線を使った攻撃
だ。多くのアーティストもレーザーや光、ビデオを使うが、Perfumeほどダイナミック
に使うのはいない。ステージ上のスクリーンには、カラー、グラフィック、映像の連発
が映し出される。そしてそれは、3人の動きと完全にシンクロしている。
いくつかの音楽で、少女たちはまばゆいばかりの光線と切れ目なく交叉して、スクリーン
の中に入っていくイリュージョンを作り出している。Perfumeはおそらくプロジェク
ションマッピングをレパートリーに初めて取り入れたJ-POPグループだろう。
動くイメージを不規則に形作られている対象に投影するのは、唯一無二のテクニック
である。Spending All My Timeのような曲では、3人は可動部分のある、プロジェク
ションマッピングのキャンバスになる、特別にデザインされたドレスを身につける。
このようなパフォーマンスが、昨年6月、国際的な成功のターニングポイントとなった。
Perfumeはフランスのカンヌライオンズ・国際クリエイティビティ・フェスティバルに
ゲストとして招かれた。会場とYouTubeの観客を前にした8分間のパフォーマンスは、
プロジェクションマッピングの息を飲む展示場であった。
特別誂えの白いドレスをまとったあ〜ちゃん、のっち、かしゆかは、袖を伸ばし、変化
しつつある光に覆われた。
そして、それと同様に、彼女らは、なめらかな動きのアンドロイドのようなダンサーか
ら、ヒラヒラと舞う色とりどりの蝶へと変身した。
このパフォーマンスで、Perfumeは成長し、世界の観客の心に飛び込んでいった。

2014.10.22