【テクノポップユニット】Perfume 2654【ドーム研究LOCKS!】

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757ファンクラブ会員番号774
>>703
お待たせいたしました。グダグダ訳してたら遅くなった。申し訳ない。
記者の主観も大分入ってるので、一部直訳で無い部分もあります、ご了承下さい。
例によって誤訳御免でよろしくお願いします。

ー以下翻訳ー

Perfume ー無機質なPOP、陽気な(そうでない)ファン、恋愛事情ー

日本の国営放送局、 NHK のTV スタジオの迷路のような廊下を歩いていると、コンサート会場の舞台裏にいるかのような気がしてくる。
レギュラー番組、「Music Japan」の事前収録を行っている時などは、特にその感が強い。
この番組は、かなりの期間に渡って日本を代表するロックやポップ・アーティスト達を紹介してきた。
その番組の司会を務めるのが、この何年かで日本最大のセンセーションへと成長したグループだ。

西脇綾香、大本彩乃、樫野有香。ファン達には「あ〜ちゃん」、「のっち」、「かしゆか」の愛称で知られる、
この3人からなる J-POP ダンスユニットが Perfume である。
現在メンバー全員が20代半ばで、いつも鮮やかな衣装で着飾るこの3人がグループを結成したのは13年前、広島においてである。
キャリアの初期を秋葉原のアイドルグループとして過ごした彼女達だが、
プロデューサー中田ヤスタカの魔法のような収録機器使いにも助けられ、その後急速にエレクトロ・ダンスユニットとして台頭して行く。

彼女達のライブへの情熱と規模は成長を続け(来月には50,000人の観客を収容する東京と大阪のドームでのライブが控えている)、
それに伴って考え抜かれたダンスとダイナミックな映像、そしてハイテクを駆使した
アリーナ規模の会場でのライブのパイオニアとしての評判も高まり、世界中のファン達からも注目を集めている。
BLOUIN ARTINFO Japan は今回、 NHK のスタジオでそんな彼女達にインタビューを行い、
今年海外ツアーを行うなど急成長を続ける自身のキャリアと、そこでの新たなファン達との出会い、
そして国際的な取引の後、 Universal Music からリリースされた2年ぶりとなるニューアルバムについて話してもらった。

シミ一つない服をまとい、上品かつ礼儀正しく更衣室から出て来た3人は、ビルボードのチャートとビルの看板をにぎわせた、
自身のニューアルバムのリリースについて話すことに興奮している様子。
国内レーベルの徳間からリリースされた「JPN」から約2年、「LEVEL 3」は彼女達にとって4枚目となるスタジオ・アルバムである。

「遂に、遂に出せた!って感じです。」とあ〜ちゃん。
「ライブのスケジュールに合わせて発売日を遅らせてもらったんですけど、
カッコいい曲が沢山入ってるので、やっと皆に聞いてもらえて嬉しいです。」
作品に対する反応に敏感な3人は、自身のアルバムに対するレビューを呼んでいることを認めている。
だが、そこに書かれている内容に時々恥ずかしい思いをしている、と教えてくれた。
「書いてくださっている内容がホントに予想外の時とかあって、例えば『 Perfume がリリースしたニューアルバムが世界を席巻!』
みたいな書き方をされている時とか、ちょっと「え?」ってなったりします。でも多分、日本では世界で知られるって言うことは
もの凄く名誉なことだと思われてるんだと思うんです。日本って島国だし、海外にも出て行こう!っていうのには
凄く強い意志が必要じゃないですか。だから皆さん『海外でもやってるんでしょ?凄いじゃん!』って褒めてくださるんだと思うですよね。」
とあ〜ちゃんは語る。

それに対してのっちは、正直にニューアルバムのプロモーションにおいて自身を取り巻く状況への戸惑いを話してくれた。
「インタビュアーさん達のアルバムの捉え方とかを聞かせて貰えるのは、凄く勉強になります。
だけど何回も同じことを話さなきゃいけないから、その奥にある本当の気持ち、みたいのを忘れちゃうような感覚になることがありますね。」

現在国際的なレーベルに所属している彼女達は、常に新しいことに挑戦したい、と話しているが、
2013年の年間を通しての厳しいスケジュールに足を取られ、新たな実験を中々行えないでいる。
「音楽の芯になる部分は絶対に変わらないですけど、同じ内容のことを違う風に言うようにはしています」と、あ〜ちゃんは教えてくれる。
「でも時々上手く言えない時もあって、そんな時はストレス溜まりますね。」

(続く)
758ファンクラブ会員番号774:2013/11/13(水) 03:12:04.57 ID:I+J3Nxk2
(続き)


今年初め、3人はワールドツアーに乗り出し、イギリス、フランス、ドイツでライブを行った。
(公演の様子は「J-POPセンセーション、 Perfume がパリ強襲!」の記事で読めます)
母国日本で、熱心に曲に耳を傾ける大人しい観客達に慣れている Perfume にとって、海外のファン達のリアクションは驚きだったようだ。
「日本でのライブだと、ライブ直前に叫び声とかが聞こえ始めるんですけど、イギリスでライブした時、
お客さんが拍手しながら『 Per-fu-me !』って叫び始めて。40分前からですよ!?サッカーの試合みたいじゃ!と思いました。」と、あ〜ちゃん。

「あと、各国で10人くらいのファンの方々とお会いして写真撮影したんですけど、手首んところに Perfume ってタトゥーしとる人がおって、
かなり衝撃的でしたね。もう、全身タトゥー入っとって、『そこに刺青入れるのって痛いんでしょ?』って聞いたら『いや、別に?』みたいな感じで、
そしたら急にズボン下ろし始めて、『え、何なん?』って感じだったんですけど、
そしたら「Love the World」ってタトゥーが入ってて。海外でリリースしたアルバムの名前なんですけど、それを凄く誇らしげに見せてくれて。
タトゥーとかしたこと無いんで、それがどれくらい愛が無いと出来ないことなのか、とかよくわからないんですけど、
多分凄い事なんだと思うんですよ。あと、プレゼント持って来て下さったファンの方とかもいて。例えば和紙で作ったティッシュケースとか。
そのファンの方は『日本人の友達に貰ったものなんだけど、貴方に持っていてもらいたいんだ。』って仰ってたんですけど、
こっちは『え、これって逆輸入!?』みたいな感じでした。こういうのって日本でなら何処でも買えるものですけど、
そのファンの方にとっては本当に特別なものだと思うんですよ。だから「あ、ありがとう…。」位しか言えなかったです。」とあ〜ちゃん。

3人はさらに、欧米での Perfume のファン層が日本のもの(男女比が大体一緒位)とは異なる事に気付いたのだと言う。
「海外のファンの方達は、女性より男性の方が多かったですね、あとそうでない人も!」とはあ〜ちゃんの言。
「そうでない人のカップルがファンイベントに来てたんですけど、片方の方が『僕の『彼女』だよ。』って紹介してくれた人が、
デッカイ薔薇の花束渡してくれて『愛してるよ!』って言ってきたんです!」
「『ホントに君のことが大好きなんだ!勿論彼(紹介してくれた人)の事も好きだし恋愛対象は男なんだけど、君の事が好き過ぎて、
彼が僕が『そうでない人』だって信じてくれないんだ!僕の恋愛対象は男なんだって、彼を説得してやって欲しいんだ!』って言われて、
こっちは『どないせいっちゅーねん!』って感じでしたけど。ホント信じられないことが沢山ありました。」

Perfume は以前、自分達は音楽制作を一緒に長く働いているプロデューサーの中田ヤスタカに任せているので、
自分達はどちらかと言うとパフォーマーだ、と述べてくれた。
「多分 Perfume って他のどんなグル―プにも似てないと思うんです。」とかしゆか。
「勿論歌が最初に来るんですけど、そこにダンスとかそういういろんな要素とかテクノロジーとかを組み合わせて行って、
パフォーマンスを作っていくんです。」

Perfume のテクノロジー面の開発を担当しているのは真鍋大度と石橋素率いるRhizomatiks 。
その最新のメディア技術を駆使した仕事ぶりは芸術評論家のDarryl Jingwen Wee曰く
「想像を超えた、別世界のような輝きをステージ上の Perfume に加えるもの」だと言う。

そんな最先端な一面を持つライブを行う反面、皮肉なことだが3人自身は女性の権利拡大の分野においては時代から遅れており、
自身を他の日本の女性グループと同じ様に表現する道を選んだ。従順で素直な、お人形さんのような女性像、である。

(続く)
759ファンクラブ会員番号774:2013/11/13(水) 03:12:38.75 ID:I+J3Nxk2
(続き)

あ〜ちゃんの説明によると、ステージ上での彼女達のキャラクターは、実際のレコーディングの影響を受けているのだと言う。
「レコーディングの時は、座って歌うんですよ。中田さんのこだわりで、冷たい感じの声の方がテクノの音に合うって言うのがあって、
多分それが無機質なイメージにも影響してるのかな、と思います。
私達が日本人だからっていうのが関係するのかは分からないですけど、そういうのも大人しいイメージに繋がるのかな、と思います。」
「外国の方ってアイドルグループ(AKB48など)と私達を、『女性グループ』っていうジャンルで括ることが多いんですけど、
日本だと私達って全然違うジャンルなんです。私達はもう10年以上テクノを歌って、 Perfume として踊り続けて来て、
青春の全部をこれに費やして来て、最近やっとオトナの雑誌にも載せて貰えるようになって来たんですよ。
別に自分達の事を他のグループさんと比較するつもりは全然なくて。
どうやったらもっと面白い事が出来るのか、って言うことだけ考えています。」とあ〜ちゃん。

J-POPの様々なグループのファン達が不満に思っているのは、力を持っている芸能事務所がリスクを嫌った結果、
アーティスト達がソーシャルメディアを使ってファンと直接繋がる事に対して消極的なことである。
Perfume のライブが非常にハイテクな作品としての価値を持つにも関わらず、彼女達自身はファンとアーティストの対話方法に関しては
最新の流行に乗るつもりはない、と述べている。


「私達の曲が iTunes で買えるようになったのもつい最近の事ですからね。
最新のトレンドみたいなものに付いて行った方がいいんでしょうけど、アナログな方が好きなんですよ。
私達ってどっちかって言うと昭和的な考え方をするところがあって、ファンの方にはCDを買って頂いて、
歌詞を見ながら曲を聴いてほしいんです。」とはあ〜ちゃんの弁。
「ツイッターの仕組みとかも全然分かんないんですけど、最近やっと簡単に他人と繋がれる方法だな、って言うのが分かりました。」

一方、掲示板やツイッターでつぶやかれるファン達の心配は二重構造になっている。
多くのファン達が、彼女達に音楽制作の面でもっと、クリエイティブに、実験的になって欲しいと望んでいるが、
その一方でそのようなシナリオに沿って、個人の夢に向かって競うことで、混乱が起こってしまうかもしれないと案じているのだ。

「3人のうち誰か1人が辞めるっていうのは無理だし、誰かが新しく入って役割を引き継ぐっていうのも違うと思うんです。
だからそこは変わらないと思います。」とあ〜ちゃんは言う。

日本やアジアの他のアーティストやアイドル達と同様に、ファン達が一番心配しているのは彼女達の私生活まで踏み込んで来る事も多い、
厳しい規制の数々である。 Perfume の3人は、そのような規制をただ否定するだけではなく、それらの持つ利点についても述べてくれた。

「最近はそんなに気にならないですね」とかしゆか。
「私達がこの世界に入った時はまだ若くて、右も左も分からなかったんです。
そんな時に、色んな規制があったおかげで、安全な、しっかりした環境で本当にやりたい事に打ち込めたんだと思います。
もしあの時自由があり過ぎたら、皆自分のやりたいようにしかやらなかったと思うし、
よく分からないままやっちゃいけない事に手を出しちゃったりしたかも知れないですよね。」

「多分『恋愛禁止!』ルールがあるって言う噂のせいで騒ぎになってる、みたいな所はあると思うんですけど、
そういうルールがあるのって、アーティストさん達の中でもホントに少数だと思うんです。」とあ〜ちゃん。
「そういうイメージが求められるのってアイドルの方だと思うんです。『アイドルはトイレなんて行かない!』みたいな。
私達はこの世界もう結構長いですし、やりたい事をやらせてもらってます。恋愛だって別に禁止じゃないですし。」

ー翻訳以上ー