【テクノポップユニット】Perfume 2589【特別な訓練】

このエントリーをはてなブックマークに追加
874ファンクラブ会員番号774
243 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2013/07/15(月) 12:26:06.19 ]
その時僕は道端に座って、中田ヤスタカについて語り合いながらピザ食べ、オランジーナ(美味しいオレンジジュース的なもの)を飲んでたんだけど、
列の前の方に並んでたファン達が急に立ち上がって、会場に面した通りを見ながらカフェの方に向かってダッシュしだしたんだ。
何が起こってるのか分からなかったから、僕も取りあえず死に物狂いで走ったよ。角を曲がった所で最初に目に飛び込んできたのは、
道の真ん中まで出て来たセキュリティーの人達がガーゴイルばりに周囲を威嚇してる様と、小さな黒いバンの後姿。
3人が遂に会場入り!

熱気は急上昇して、皆がメンバーの名前を叫び始めた。車が止まってから5分後、ようやく3人が車から降りてくる。
あ〜ちゃんの姿は殆ど見れなかったし、のっちは辛うじて髪の毛が見える程度、だけどかしゆかの姿ははっきり見えて、
名前を叫び続けるファン達皆に微笑みながら手を振ってくれた。遂に3人を生で見れた、という達成感は、
あんなに遠くからだったというのに、天国の光景を見たのに匹敵するほど素晴らしいものだった。
あえて言う必要もないだろうけど、そっからあと1時間は、行列で交わされる会話は「可愛かった!」のみだった。いやマジで。

4時になると、熱気は分刻みでさらに高まっていった。行列は信じられないほど長くなり、道の端まで達して、角を曲がってさらに続いていた。
列の最後尾まで歩いてみたが、列のどこを見渡しても、笑顔と熱狂的な興奮しか目につかない。友人達もどんどん列に加わって来る。
コスプレをしている人はほとんどいなかったが、沢山のファン達が、Perfumeの曲をスマホから爆音で流しながらそれに合わせて踊り、
素晴らしいスキルを見せつけていた。他の人達(僕も含む)はその間、どこからともなく取り出されたピュレグミを食べながら、
ポーズを取って写真を撮り合い、人生最高の時間を過ごしていた。
素晴らしいPerfumeファン達と一緒に列に並んで待つのは、ライブ本番と同じくらい楽しかった、
と言ってもそれは決して言い過ぎではないと思う。