【テクノポップユニット】Perfume 2587【チョコラBBディスコ!】

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243シベリア便
Wonder2

出発1日前に、アンディが電話してきた。「あのさ、良いニュースと悪いニュース、どっちが聞きたい?」って言われた時は、
もう即座に(なんだどうしたあ~ちゃんが風邪ひいてツアーキャンセルかそれともチケットがニセもんだったのかまじ死ねよナニコラタココラ)
みたいな感じだったんだけど、「残念ながら大聖堂には行けそうにないんだ。Perfumeに会うので忙しくなるから」だって。Σ(゚Д゚ノ)ノ

アンディがケルンでのMeet & Greet(World Tour 1stの時に間に行っていたレア企画)の参加権を賭けたクジで2枠もぎ取ったらしい。
僕らに与えられたチャンスは凄い確率のものだった(えーと、なにしろドイツ人じゃなかったしね)。だけど僕たちはそれを掴んだ。
湿っぽい水曜日の午後、その日のライブ会場となるGloria Theaterの通用門に、僕らは他の8人のファン達と集まり、
「Perfumeに会う人ですか?」なんて小声でささやき合いながら待っていた。

直ぐに彼女達の所属レーベルである、ユニバーサルの人が出て来てその日のルールを説明してくれたんだ。
サイン無し、個別写真無し、時間は30分だけ。その時は、あぁ〜、あっという間だな、と思った。
多分15分ぐらい待たされて、3人とサッサッサッとドライブスルーみたいな握手するか、ステージ上の彼女達と軽くQ&Aみたいなことやって終わりだろうなって。
レコード会社の人に案内されて、ホールの観客席と、その前に設置されたカフェの間にある廊下に連れてこられた。
ホールの入場口が開くたびに、レーザーの微かな光が見えて、ドアが開くたびに胸がドキっとして誰が出てくるのか待ちかまえていた。
5回目にドアが開いてスタッフさんが出て来た時には、横にいたドイツ人の女の子2人組が卒倒しそうになってたよ。

そうこうしてる内に、急に運営側が慌ただしくなった。メインの通訳を務めるっぽい2人がホールに入って行って、
別の側にあるドアからは効いた事のある高い声が、イベントの動きの説明を受けてた。そしてそこからは全てが夢の中かのようだった。