【テクノポップユニット】Perfume 2586【サンキューフォーユアラブ!】

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150シベリア便
>>148の続き

その2

一躍時の人となった、かしゆか、あ〜ちゃん、のっちの3人は衝撃的なイントロの為に用意された、
近未来的なプロジェクション映像を従えてステージに上がり、その勢いのままに、ライブの一曲目、2012年夏リリースのシングル、
「Spending all my time」に突入した。観客から上がった鼓膜をつんざくような絶叫は常軌を逸した音量で、
手を振り、リズムに合わせて飛び跳ねる観客達の動きに合わせて、会場中に音波を響き渡らせていた。
素晴らしいスタートを切ったライブは、すぐさま彼女達の最新シングル「Magic of Love」、2011年リリースの名曲「レーザービーム」へと続く。

この曲の際に、(ご想像の通りだろうが)空間はレーザーで埋め尽くされて圧倒的な光景を作りだし、
それを目の当たりにした会場中がまさに噴火していた。このライブ最初の1/4部分の締めくくりは、
2007年リリースのシングル、「ポリリズム」。この後歌とダンスをかなり長時間ストップさせて始まった観客と会話を楽しんだMCタイムでは、
観客にマイクを渡して通訳の手助けをしてもらうほどで、彼女達の魅力的な観客との掛け合いは、この夜の一服の清涼剤だった。
予想は出来ていたが、お決まりの「Fish & Chips」ネタの会話ですらとても可愛らしく面白かったのだから。

その次に続くのは、2012年リリースの春のアンセム、「Spring of Life」、そこからポリリズムのカップリング曲、「Seaventh Heaven」、
続けて、今回のライブにおけるスローナンバーで、テンポを落とし、体を左右に揺らすのに最適な時間を提供してくれた、2012年リリースの「スパイス」。
その後、衣装替えの時間となったが、Magic of Loveのカップリング曲、「Handy Man」のインストを、画像演出付きで流す間奏で観客を飽きさせない。
この時点で既に、彼女達の膨大な楽曲の中からいくつもの名曲を聴いており、次に何が来るのか、期待しながら待たざるを得ない。

次のブロックでは異常なほどキャッチ―な「だいじょばない」や「Electro World」等の楽曲をメインに据え、
その後には再度(楽しい楽しいQueenのWe Will Rock You合唱コーナーを含む)、MCパートが続く。
151シベリア便:2013/07/10(水) 18:17:35.58 ID:OXLQ/T96
>>150の続き

その3

そして次の曲で観客の度肝を抜き、会場の熱気は頂点に達した。心臓を揺さぶり、体を震わせる一曲、2010年のカップリング曲、
「Fake It」の爆音がスピーカーから溢れ出し、絶叫とジャンプが一階フロアから最上階のバルコニーまでの全てを揺らした。
間違いなくこの夜の最高潮だったと言えるだろう。
その後には「Dream Fighter」と、大勢のファンが待ち望んでいた一曲、元気一杯の2007年のヒット曲、「チョコレイト・ディスコ」。
そして最後の曲となったのは「My Color」、イギリス在住のJ-POPファン達にとって全ての面で完璧な夜となったライブの締めくくりに、
これ以上ない一曲だった。

3人がステージを降りた殆ど直後からアンコールを求める叫びが巻き起こり、あまり間を置かずに、最後の一曲の為に3人は再びステージに立った。
観客達にとって嬉しいことに、普通のコンサートで見るようなお決まりのアンコールとは違い、スクリーンには3曲の曲名が映し出され、
ロンドンから送る3人のお見送りの一曲にふさわしい曲をファンが決める事が出来たのだ。
2010年のシングル曲「ねぇ」、2011年リリースのカップリング曲「GLITTER」、2008年のNo.1ヒット曲「Love the World」の3曲の中から、
各々が自分の選んだ曲に半狂乱で手を振り投票する。

全会一致で「GLITTER」がアンコールの座を射止めたが、これも非常にいいチョイスだった。
3人と観客達それぞれが、持てる全てを振り絞って最後の曲を飾り、観客達が会場を去る時には、
舞台裏から興奮気味に感謝を伝えるメッセージが流れて来た。
この瞬間に、これがPerfumeと会う最後の機会にはならないであろうことを確信できた。