【テクノポップユニット】Perfume 2585【WT2大団円】

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875ファンクラブ会員番号774
オープニングからの最初のパートの、彼女達の最新、最大のヒット曲―「Spending all my time」,「Magic of Love」,「レーザービーム」―の
集中砲火で既に天井が吹き飛び、日本最大のポップ・グループが行うスペクタクルなライブは、
例え小さな会場であろうと関係ない事を明確に示していた。
特に「レーザービーム」は圧巻で、唯でさえ素晴らしい曲が、視覚効果の助けを借りて一層引き立っていた。

オープニングの後に続くのは、長めの(この時点ではかなり観客を困惑させる)MCパートだ。
彼女達の英語は流暢とは言い難く、観客のスペイン人男性を捕まえて通訳をさせる場面さえあった。
短いライブにしては異例ともいえるほど長いMCだったが、彼女達自身をよく知らない観客(私のような)にとっては
非常に惹き付けられるひと時で、あとから考えると、唯でさえ親密なライブをさらに特別なものにしたと言えるだろう。

その後に続くのは、ファン達のお気に入りの大ヒット曲の乱れ打ち。
「Spring of Life」、「スパイス」、「Dream Fighter」、「チョコレイト・ディスコ」、「My Color」、
更には徳間時代以前の「Electro World」や「Fake It」まで(記者の勘違いと思われる)。
セットリストにあった曲の全ては知らなかった私にとって、さらに新たな曲を発掘する楽しみが増えた。
観客は殆どすべての曲に熱狂しており、一体どれが人気の曲なのかすら判断することが出来なかった。

「Dream Fighter」は特に感動的で、歌に合わせて歌詞の英語訳が後ろのスクリーンに映し出され、
彼女達の音楽がどのように日本から旅立ち、言葉の壁にも関わらず世界に届いているのか、明確に示していた。