【テクノポップユニット】Perfume 2417【9月までは夏】

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649ファンクラブ会員番号774
>>644
俺もあの再開後のステージには色んな意味で救われた。

止む気配も見せない土砂降りの雨とそれを上回る勢いで轟く稲光の乱舞。避難所に溢れる不安の声。これからどうなる、そしてどうする?

Perfumeに限っても、再開の目処も見えず、翌日の東京の予定もあれば他のアーティストの予定もあるだろうしと観客の誰もが落胆してたと思う

帰るか・・・

そんな気持ちが芽生え始めたとき、オーシャンステージで声がするのが聴こえた。
声がする。それに合わせて歓声が聴こえる。甲高い声があ〜ちゃんだと認識する前に、俺は、いや誰もがグッチャグチャの道を駆け出していた。
誰もが全身ずぶ濡れ泥まみれだった。慌てすぎてすっ転んでる奴もいる。でもすげえ笑顔ですぐ立ち上がって走り出す。俺も笑顔。というか、声出してみんな笑ってる。
オーシャンステージに辿り着いた時、すでにグラウンドの半分以上が再び埋まろうとしているところだった。
「チョコレイトディスコーー!!」

地面なんて水たまりのレベルじゃない。
泥のチョコレイトディスコ状態。
それでも黄シャツ姿はもちろん、タトゥだらけのムキムキ兄ちゃんもお化粧バリバリのギャルも腕を突き上げてすごい笑顔。踊る、踊る!躍る!!
俺はなんか嬉し泣きしそうになったのをごまかしながら踊っていた。
なんかいいよねこういうのも。