【テクノポップユニット】Perfume 2339【The JPN Times】

このエントリーをはてなブックマークに追加
867ファンクラブ会員番号774
しかし、加藤はPerfumeはそのような活動をする必要すらないかと考えている。

「彼女達が考えていることや感情を、別のテリトリーでも日本語で表現出来る方法を探しています。
彼女達が喋っていることをすぐに翻訳出来る技術とかを。」と彼は言う。
「それが今1番に方法を見つけるべきことだと思います。」

その言語の壁は、ジョン・ラセターにとっては全く問題とならなかったようである。ラセターはCars 2の監督であり、
J-POPの歌を(ピクサー映画として初めて)東京のシーンで使おうとした人間である。

「Polyrhythmを聞いた瞬間に、好きになったんだ。恋に落ちたような感覚だった。」
とプレミアにおいてラセターは言ったと伝えられている。

「ウチらから使って下さい。とお願いした訳じゃなくて、あちらから使ってもいいですか?と問い合わせをいただいて。」とあ〜ちゃんは言う。
「ビックリですよね。晴天の霹靂みたいな。どの歌を使うかを決めるために、日本の歌のリストを作ってらっしゃったみたいなんですけど、
ウチらの歌を聴いた瞬間にもう他の曲聞かなくてもいいや、ってなったって言って下さって。日本語の歌ですけど、言葉なんて関係ないって実感させてくれました。
カッコイイ音楽は世界のどこにいてもカッコイイんだって。」

日本国内において、アミューズは楽曲などの利用を許諾してファンベースを築きあげたり、テレビ等への露出を増やしたりすることについて、大変慎重な姿勢を取っている。
日本ではコマーシャルに対して信用性の問題が発生することは少なく、彼女たちが出られるような本物の音楽番組は少ない。
Pinoのアイスクリームからキリン飲料までの全てのCMへの出演は、人々にPerfumeを認知させる重要な役割を果たしている。

「私たちのことを聞いたこともないような人や、名前は知ってるけど曲は知らない、っていう人達までPerfumeを届ける手助けをしてくれてると思います。」とかしゆか。
「最近ライブに女の人が沢山来てくれるようになったんですけど、それは出演してるCMのおかげかなって。」

観客の参加はライブにおけるもう一つの重要な要素である。武道館は大きなステージだが、Perfumeのメンバー達にはカリスマ性がある。
集まった聴衆を見て歩き、9000人強の中からいじる人を見つけ、ステージ上から語りかける。そこには、まるでクラブにいるかのような親密な雰囲気が生まれる。

CDにおいては、彼女達の声は中田によって楽器の一つとしてブツ切りにされ、加工される。
その事がもしかすると、日本語を話さないファン達にも彼女達の曲が受け入れられやすい要因となっているのかも知れない。
だが、真にPerfumeを理解するためにはCDは必要ない、テーブルを隔てて座り質問をする必要すらない。
すべきことはライブを見に行くことだけだ。

レーザーと機械仕掛けのダンスとファンとの交流と重低音を。