【テクノポップユニット】Perfume 2339【The JPN Times】

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もちろん、ハードワークと世界を揺らす曲だけでは、世界市場に風穴を開けるには充分ではない。
Perfumeは現在、海外での活動の枷となるかも知れない言語の壁に直面している。また、海外でのプッシュには時間とソースの投資が求められる。
日本のエージェントの殆どが積極的でない投資が。海外でのiTune Storeでの配信は正しいステップだが、
その後に別のステップがなければ、Perfumeの海外探索は早く終わってしまうかも知れない。

ユニバーサルジャパンの海外部門責任者である加藤公隆は、それらの落とし穴は百も承知だと言う。

「日本のアーティストで、海外で本当に成功したアーティストはあまりいません。」と彼は認め、
Perfumeの海外戦略は未だに日本チームの手中にあり、海外のユニバーサルオフィスにはない、と説明する。
「我々は海外でPerfumeを売り出せるような画期的なアイデアを考え中です。彼女達は英語を話せませんが、彼女達のダンスと踊りは、世界的な成功が出来ると思っています。」

「Perfumeの根本的なクリエィティブな部分を変えるつもりはありません。」と彼は言う。
後々は海外のプロデューサーを起用してみたいという思いはあるが、現時点では中田のパッケージングを変えるつもりはない。
「彼女達の持つ『日本らしさ』を失って欲しくないんです。」

韓国について考えてみよう。日本や西洋において注目を集めるK-POPは、海外の文化に適合するような試みをする事により、日本や西洋で成功を掴んだ。
世界的に有名なプロデューサーと組み、日本語や英語で歌うことにより、Kara、少女時代、BigBangなどが人気を得てレコードを売ることに成功した。
−しかし、これはもはや韓国らしく聞こえないことにはならないか?−

―あ〜ちゃんはそうは考えていないようだ。―

「韓国語ってかっこよく聞こえるんです。K-POPのアーティストさんたちは一つの言葉を何回も何回も繰り返すんですけど、それがイイんです。」とあ〜ちゃん。
「日本語についても、そんな感じじゃないかと思ってるんです。カワイくて、女性らしい音があるんで。世界中の人に私たちの音楽をアジアンな感じの音楽の一つとして聴いて貰えれば。」

かしゆかは、世界市場での成功について、K-POPアーティストに学ぶところが沢山あると感じているようだ。

「韓国のアーティストの方々が日本に来たときは、皆さん日本語を話しますよね(ファンやメディアに向けて)」と彼女は言う。
「自分の言葉でコミュニケーションが取れるのってすごく嬉しいことで、自分の気持ちを表すのも簡単になりますよね。
自分達が英語で歌ったり出来るかは分からないけど、もし海外に行くなら少しでもその国の言葉を勉強したいですね。」