【テクノポップユニット】Perfume 2261【幸せの青い封筒】

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レーベルがPerfumeに世界的な成功を感じた

(ロイター)世界最大のレーベルは言う。J-Popでは獲得するのは難しい「聖杯」(世界的なチャートでの成功)を
追い求めるのとは、ちょっと違うことをしようとしているんだ。

世界を舞台とする次の大物、と喧伝された"J-Pop"のアーティストが来ては去っていく。
大抵は、アメリカ、ドイツ、イギリスのような市場でほんの小さなさざ波を起こすに過ぎない。

専門家によれば、「アジアの外にいる聴衆は曲と歌詞を単に「手に入れて」いるのではない。
そのことが問題をより難しくしているのだが。」

これまでの戦略では、日本のアーティストの音や容姿をもっと西洋風にさせること、特に英語で歌を歌わせたり、
ヒップホップやR&Bみたいなジャンルに挑戦させたりすることに焦点を当てがちだった。

現在、ユニバーサルミュージックではそれとは反対のことをしようと計画している。テクノポップグループPerfumeを、
彼女たちの「日本らしさ」を讃えながら世界で売りだそうとしているのだ。

「我々は彼女たちの今あるがままを売りたいんです」とユニバの日本部門のディレクター、キミタカ・カトーは言う。

「彼女たちがそうしたいと言わないかぎり、100%英語で歌わるつもりはないし、
西洋風に変えるつもりもまったくありません」
「Perfumeが日本の未来的なイメージを全て体現していると思います」カトーは言った。

ユニバーサルはまず手始めに、Perfumeのアルバム「JPN」を50カ国のiTunesで配信を開始したところだ。

「未来的、ロボット的、人形的」

三人(のっち、かしゆか、あ〜ちゃん)は時が経てば、海外で自分たちを表現するために
英語を身につけていくかもしれない。でも、今は「レーザーと素晴らしい振り付けを受けた、ミステリアスで、
未来的で、ロボット的で、人形的な女の子」というイメージでパフォーマンスしていくでしょう、とカトーは言った。

そして、過去のミスを避けるため、音楽スタイルはそのままで行く

「我々は日本人であり、アジア人だ。R&Bやヒップホップを歌う必要はない。
得意としているもの、我々が得意なポップ・チューンズでやっていくべきです」と彼は言った。

20代の彼女たちはよくお揃いの衣装で登場し、YouTubeでは精巧な照明、シンクロしたダンス、
巨大な映像スクリーンを備えた高い技術のショーを見せている。

Perfumeは2000年に結成され、2007年にポリリズムのヒットでブレークした。
ユニバーサルによれば、彼女たちのアルバムは日本でこれまで130万枚売れている。

ここ数カ月ヨーロッパなどに少し侵入している韓国のK-Popの成功に勇気をもらったとカトーは言った。

しかしまた、Perfumeがアメリカなどの観客にアピールできる魔法の方程式を見つける保証はない、とカトーは懸念している。

ユニバーサルはかつて、日本で記録を塗り替えながらも世界では期待に応えられなかったウタダのような挑戦をしたことがある。

このことは、Perfumeには漸進的なアプローチをし、アジアの中でプロモーションを開始し、
それから小さな「見本」ツアーをさらなる海外で行なっていく、ということを示しているのかもしれない。

「うまくいくと思う。でもうまく行かなくても他の日本のグループに辛い思いをさせたくはありません」カトーは言った。