【テクノポップユニット】Perfume 1603【ZP Tokyo前夜祭】
あるパフュファンのブログに、アパレル業界関係者らしき人が、今回のNBBキャンペーンにPerfumeを採用したことに
関する詳細な分析が書かれていた。すごく興味深く、面白かったがそれを直接貼り付けるのは気が引けるので、
俺なりに解釈し、要約した内容を書いとくね。
・サンエーインターナショナルはアパレル業界で日本で5〜6位の大手企業である。
・アパレル業界にとってTV-CMは、訴求したいターゲットが絞れず、高い費用のわりには効果が少ない媒体。
・したがって規模が大きいアパレル企業でも、TVCMには消極的な場合が多く、雑誌のほうが訴求効果も高いため、
基本は雑誌広告がアパレルの広告媒体の中心である。
・今回のPerfumeのCMは、完全にファッションブランドのイメージ訴求型CMである。
・サンエーは、アパレル企業の中でも広告戦略が非常に強く、うまい。またその重要性を理解している企業である。
・そのサンエーが主軸ブランドで、さらにめったにやらないTVCMを含めた「大型キャンペーン」にPerfumeを選択
したこと。
・今回の「大型キャンペーン」はサンエー側もリスクを承知の上で取り組んでいることが考えられること。
・MixiのNBBコミュで否定的な書き込みが多数見られるが、顧客の初期の反応等は、サンエー側はすべて織込み済み
の可能性が高いこと。
・ファッション・アパレル業界では、大衆的なイメージの代表であるアイドル的な文化を軽視する風潮であること。
・一番最初にCMキャラクターとして外されるアイドルで、なおかつブランドのイメージとギャップが予想され、顧客
が否定的な反応を示す事が想像されるPerfumeをあえて、サンエー側は採用したこと。
・サンエー側の狙いとしてはPerfumeの起用によって、今までNBBに無関心だった 新しい顧客層への訴求と新規客の
獲得、イメージ硬直による購買意欲が 減退していた既存客に対する、イメージ刷新と購買意欲の喚起が考えられること。
・Perfume側のメリットとしては、不得意としていたF1層を中心とする女性に向けてのアプローチと、今までと違った
イメージ戦略によって生じる、メディア側のPerfumeに対する扱い方の幅の広がりなど、Perfume側のメリットのほうが
大きいことが考えられること。
・このキャンペーンの成功によって、NBBとコラボレートが長期間にわたって継続されるのであれば、過去のVIVA YOU
でのKYON2の成功例から鑑みると、このキャンペーンはPerfume側にとって大きなターニングポイントであるし、チャ
ンスでもあること。
このコメント興味深かったし、納得したなー。どうもサンエーさんも、今回のキャンペーンは相当力が入っていて、
「Perfumeと一蓮托生」的な意気込みで望んでいるのかもしれないね。長文スマンね。