【テクノポップユニット】Perfume 1440【DVD絶賛予約中♪】

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114ファンクラブ会員番号774
筋肉痛が和らいできた。これが消えたら、俺のツアーは本当に終わるんだな。
その前に、もう少しだけ余韻に浸らせてくれ。
千秋楽翌日、円楽さん死去でスポーツ紙の報道が壊滅状態だったんで、
俺が勝手にスポーツ新聞風な記事を書いてみた。
長文だし、キモいと思ったら読み飛ばしてね。

 3人組テクノポップユニットPerfumeが30日、神奈川・横浜アリーナ
で追加公演最終日を行い、全国ツアーを打ち上げた。
7月にオリコンチャート1位を獲得した最新アルバム「凵iトライアングル)」
を引っさげ、代表曲「ポリリズム」など全22曲を披露。
あ〜ちゃん(西脇綾香=20)は「ツアーは感謝の気持ちで回ろうと思った」
と涙ながらに語った。
11都市、19公演のツアーは計10万人以上を動員し、成功に終わった。


 なかなか切り出せなかった。全22曲を披露し、迎えた最後の瞬間。
名残を惜しむ3人は、超満員のスタンドをいつまでも見渡していた。
意を決したあ〜ちゃんが、ついに最後の言葉を口にする。
「それでは、Perfumeでした。ありがとうございました!」。
顔をタオルで覆う者に、声を上げて泣く者。
約3カ月にわたるツアーは、涙で終わりを告げた。

 衝撃、感動、そして笑い。秋の夜の3時間が、至極のショータイムと化した。
オープニング曲「Take off」が流れる中、ステージを覆う白い幕を破って
3人が登場すると、会場の熱気は早くも最高潮に達した。
畳み掛けるように「NIGHT FLIGHT」、「エレクトロ・ワールド」
と、縦ノリの人気ナンバーが続く。後半の1曲目「edge(凵|mix)」
では、会場の空気を四つ打ちのリズムで震わせ、緑色のレーザーで鮮やかに切り裂いた。

 曲がひと段落すると、定評のあるMCタイムで場を和ませた。
シースルーの衣装を着たかしゆか(樫野有香=20)が、
Tシャツの肩口を切った女性に「露出に気をつけて!」と声を掛ける。
すると、あ〜ちゃんからすかさず「あんたが言っても説得力ないじゃろ」
と突っ込みが入る。小さなライブハウスを埋められなかった不遇の時代に培った話術。
今では1万2000人をとりこにする魅力を放っている。

 ツアー前は決して順風満帆ではなかった。
6月にはのっち(大本彩乃=21)、かしゆかが写真週刊誌に続けて熱愛を報じられた。
さらにあ〜ちゃんが新アルバムの印象を語った音楽専門誌の記事が、
音楽プロデューサーの中田ヤスタカを批判する内容と曲解される騒動も起きた。
それでも、7月に発売されたアルバムは週間1位を獲得。
あ〜ちゃんはファンの支持の高さを実感した。
「一瞬でもみんなを信じられなかったことが申し訳ない。
ツアーは感謝の気持ちで回ろうと思った。笑ってやり切ろうって」。
荒波を乗り越えた3人は、吹っ切れたように全国で笑顔を振りまいた。

 ツアーの舞台は、2000人規模のホールに始まり、後半は1万人を超える
アリーナへ移っていった。日程が進むにつれ、スタッフの数も増えた。
最終日のリハーサル後には、スタッフ全員で記念撮影をしたという。
「スタッフさんがどんどん増えてきて、こんなに増えたんだなって…。泣かないよっ!」。
目を潤ませ、顔をくしゃくしゃにしながら、あ〜ちゃんが強がった。

 千秋楽公演では特別に、人気曲「Dream Fighter」に乗せ、
全スタッフを紹介するエンドロールが流された。
歌なしの曲に合わせ、客席からは自然発生的に歌声が上がった。
「最高を求めて 終わりのない旅をするのは きっと僕らが生きている証拠だから」。
Perfumeは12月にツアー写真集、来年1月にライブDVDの発売が決定。
春にはファンクラブ会員限定のツアーも行う。
歌詞を地で行く3人は、これからも終わりのない旅を続けていく。