フライデー事件で離脱しかけのPerfumeファン Part41

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600ファンクラブ会員番号774
>>>379
>Perfumeが広い年齢層に受け入れられてる
>>385
>クールジャパン
時(世代)空(国境)両軸における越境・浸透性はPerfumeの特異性を語る上で外せないね。
要するにPerfumeとは、「アイドル」という既存フォーマットと「高質な音楽」と「個性的な
ダンス」と「(広義の)物語性」が偶発的に織り成した希少性の高いケミストリーだと思う。

素養ある職人肌の作曲家による高い音楽性 → 強い嗜好性と購買欲(力)を併せ持つ壮年世代(と海外)
メンバー自身のカリスマに由来する(浪花節的)物語性や黒髪・低頭に象徴される身持ちの固さ → 老年世代
野心的な振付師によるキッチュだが、ゆえに訴求力あるダンス → 孫世代と海外(肉体言語の普遍性)

ざっくり分類しても三世代各々(+海外)へのアピールを備えてる。今にして思えばここ一年半、一ファンとしてPerfumeに
携わることで自分が得てきた、たかがアイドルファンが享受すべき当量を遥かに超えたあの名状しがたい昂揚感は
「3人の資質×様々な幸運」という得難い自然現象、ケミストリーがPerfumeという新星の直径を一体どこまで大きくするのか
という漠然とした期待感に他ならず、いつしかPerfumeという存在はある種自然遺産的な価値、公共性を帯びるようになった。
それは「たかがアイドル」の世界に分け入った自分にとって予想もしない展開だったし、SPEEDをその出自とする3人にとっても
(名誉ながらも)手に余る公共事業だったことだろう。己の一挙一投足に原発作業員並みのデリカシーが求められるんだから。
実際、3人の資質を大きく超えた「身持ちが固い」というパブリックイメージは3人の私生活に不自由を強いただろうし
その面を境に「新星Perfumeの無限の膨張」を夢見る自分のようなファンと3人の間に潜在的な綱引きが生じるようになった。

だからフライデー事件の眼目は処女性云々ではない。彼女たちがそれ相応の覚悟でもってスイッチを押したのなら
こちらも粛々と荷物をまとめて去ればいい。そこに信義則の違反はない。恐いのは彼女たちに原発作業員としての自覚が
そもそもあったのかという疑念だ。これは後から背筋がゾゾッと来るコミュニケーションの断絶だ。ブラックジョークにもならないw